うちの台所道具

成田理俊さんのフライパン(18cm)

久しぶりに、そして唐突に、我が家に新しいお道具が仲間入りしました。知っている人は知っている、かの成田理俊さんのフライパン(18cm)でございます。ババーン

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 icon-camera これが噂の成田パン

成田さんは工房『studio tint』を構えて活動されている人気の鉄作家さん。特に成田さんのつくるフライパンはいろんな料理家さんやインフルエンサーの方々が愛用しているのもあって大人気、かつ入手困難な一品となっております。噂によると展示会でオーダーしても手に入れるのに今もう4、5年待ちとか?らしいよ。いやいやよく手に入ったものだ。

抽選販売、当たった!

先日、素敵なおこさま書籍ショップ「メリーゴーランド京都」のギャラリーで三人展がありましてね。成田さんの展示していたフライパン数サイズ、スプーン、サーバー、お皿などの小物類などは期間後に抽選販売とのことだったので、早速駆けつけダメもとで申し込んでみたらまさかの当選。

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 icon-camera ほぼ日TOBICHI京都の隣にあるメリーゴーランド京都

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 icon-camera 他のテナントが7割ミナペルホネンのおしゃれ建造物、壽ビルヂングにあります

成田さんのフライパン、そもそも個展ってどこでやってんのよ、買うのどう考えても無理じゃね?と思っていたので、偶然個展の情報を得て、待ち時間を全部すっ飛ばして即入手できたのは言わずもがなの大ラッキー。ご先祖さまありがとう。

でも、実は第一希望はたまご焼き器だったのでした。それは残念ながらハズれちゃった。フライパンは4サイズあったけど、20センチ台になるとちょっと重く感じたので取り回ししやすそうな18cmにしました。ちなみにお値段はこれで15000円弱となかなかのお値段でございます・・・!ほんとのほんとはオーバルの中型フライパンが欲しかったんだけど今回の展示には無かったのでいつかご縁があったら、ですね。

なるほどこれが成田パンか!

今回購入したのは初めてみる取っ手一体型の18センチフライパン。エッジは浅め、思い切ったアーチの柄、よく叩かれてゴツゴツとした地肌。重さはこのサイズだったら余裕で振れる軽さ。同じぐらいのうちのテフロンより全然軽い。

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継ぎ目なく持ち手が伸びていて端っこが引っ掛けやすくなってます。前から言ってますが吊るす収納、一見おしゃれに見えるわりに油がつきそうで否定派だったのですが、うちも段々コンロまわりにぶら下げる数が増えてきましてね・・・。使用頻度が高かったり収納しづらい形状だったりの7個ぐらいがぶら下がってます。(無印のずれないフック使用)

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さて、ちょっとどんな焼け具合なのが色々焼いてみました。一番わかりやすいのが目玉焼き!外側ガリッとしたタイプのが焼けますね。熱の入りも回りも早くて、ガッと強い熱が入るのがわかりやすく、ああ〜鉄のフライパンを使うってこういうことなのか〜って初めて思いました。

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 icon-camera カリカリタイプの目玉焼きできます

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 icon-camera 肉の表面もよく焦げる

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 icon-camera 煙が出るほど熱する、ってのがすぐ出来る

一番驚いたのは新品なのに「あんまり焦げない、ひっつかない」こと。鉄パンってもうそれだけが嫌じゃん。いつまで慣らし運転必要なの?ってぐらいなかなか慣れないじゃん。地肌はこんなにひっつきそうな見た目なのに、不思議なことに最初からよく油と馴染んでいて少々使いこなしたフライパンみたいに剥がれもいいし、ジャーっとたわしでこすればハイ、洗い終わり。なんという楽さ!飼いならした鉄パンの良さってこれかあ・・・。

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 icon-camera 初回の目玉焼き後でもこれ

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 icon-camera にらたまもあらこびりつかない

ただいま我が家のメインフライパンは主に大小のお安いテフロンで、まあ特に不自由は感じてないんですが「その成田パンってのはどういう使い勝手でそんなにちやほやされんのよ」という興味が購入の理由。鉄ってどうしても飼い慣らすのに面倒なイメージしかないのにさ。

実際、わたしは遠い昔に慣らしきれなかった柳宗理の鉄パンを錆び錆びにして葬り去ったことがあるし、リバーライト極の26cmも慣らしは不要とのことだったけどイマイチ育ちが悪くって使用頻度はかなり低め。成田パンってみんなこんな感じだったら、鉄パンに対するハードルが低めですぐに楽しくお料理できるからいいね。

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 icon-camera ちなみにこんぐらいまでは手で持てるので意外とふきんいらず

それからこの薄さもあってか熱の伝わりがダイレクトでいい。焼いてます!って感じ。これ使ったあとに普通のテフロン使うと、仕上がりも使い勝手も「モタモタした」感じがする。作家モノなので取っ手はアーティスティックでちょっと持ちづらいし、あおるにはフチの高さが足りないし、油もよく飛び散るけれども、調理自体はシンプルに出来るのが魅力かなと思います。一度使うと「あ、いいかも」ってクセになるからきっとこんなに人気なんだね。サッと手にとってジャッと使ってパッと洗って引っ掛ける、スピーディーでシンプルな調理にこれから活躍しそうです。

こうなってくると抽選にハズれてしまった卵焼き器や、前から欲しかったオーバルのもうちょっと大きなフライパン、ますます欲しい。いつかご縁が合って出会えたらいいなあ。

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