京都の花見〜醍醐寺、平野神社、嵐電夜桜電車
花見は続くよどこまでも。まだまだ満開の京都です。テレビもたくさん京都の桜特集やってるんですねえ、こんなにちょいちょいチヤホヤされる都市ないよねえ。桜おばさん、今回は有名どころをパトロール。
醍醐寺で豪華なお花見
ちょっと足を伸ばして山科方面へ。太閤秀吉が催した「醍醐の花見」で有名な桜の名所「醍醐寺」でございます。「そうだ、京都行こう」CMでは95年と2009年に取り上げられてるらしいよ。そういえばいつも品川駅で見ていた京都行こうポスターやTVCM、今年は見てないなあ(当たり前)。
入口からまっすぐ伸びる参道の両脇にも桜、脇の小路も桜のトンネル、お庭にも桜、敷地内全方位的に桜だらけ。スター桜のお寺と違ってあちこちが華やかなお花見ですね。
両脇フリマなのがちょっとアレ
ここぞとばかりに高騰するチケット
参道は両脇にタープがずらっと並んで夕方までコーヒーやらハギレやらみかんやら、よくわからないフリマになっているのが若干興ざめではございますが(パン買ったけどw)、祭り感あります。チケットは普段の倍額1500円で3ヶ所を拝観できる仕組み。
これが噂の額縁桜というやつか
日本最古の木造建築五重塔
お堂と桜のコントラスト
醍醐寺は初めてきたけれど広々とした敷地で穏やかな空気の、お散歩に向いたところねえ。桜もいいけれど醍醐のお山や、歴史ある建築物と一緒に楽しむ花見というかんじ。一番奥の五重塔も重厚でした。あとは宝物殿に展示されている仏像や扉絵や経典が充実してて、思いの外アカデミックな満足度が高い。
桜もいいけど襖絵もいい
そして庭もいい
宝物殿脇の巨木もいい
あちこちしだれ倒しています
派手さもありつつオトナの散策向きな醍醐寺、駅前からは臨時バスも出ていてアクセスもよくなっているので助かりました。やっぱりグーグルマップに桜マークが付くような有名どころだな、歴史風情たっぷりの花見でした。日本史勉強したくなった。
京都の宴会桜は平野神社
先日コメントでもいただきました京都の宴会桜の代名詞「平野神社」。場所は北野天満宮の横でございます。全然知らなかったけど、京都ではよく耳にする桜スポットなのね。
なるほど入口から桜だらけだ
境内の半分が桜苑なのですね
提灯も、お守りも、絵馬も、ぜんぶぜーんぶ桜!「うち桜ウリですので」感がすごい。桜苑の脇には紅白の屋台村が出来ていて焼肉やら串焼きやらで昼から大賑わい。京都のこういう屋台ってなんかちゃんとゴザとか席になってて赤い毛氈敷いてあって、プレハブとかパイプ椅子じゃないのが一応雅っぽくて面白いわ。
桜提灯素敵ね
丸い桜の絵馬も素敵ね
桜苑に向かう
まさに桜天井
お席代2000円!の鶏すきたけえ
焼き鳥1000円レベル
たこ焼きクレープかるめ焼き
賑やかでいいじゃない。夜はきっとこの灯りが漏れてとってもキレイなんだろうなあ。平野神社境内の桜苑はまとまって桜が咲いているので、むせかえるほどの春が味わえてフランクフルトを食べなくてもお腹いっぱいになります。これからコンサートなども舞台奉納されるみたいで、桜シーズンを満喫するのにいいスポットですね。
ちなみに梅の名所北野天満宮の桜はこんぐらいだわ
3日間限定!嵐電夜桜電車に乗ってみた
夏には子供絶叫の妖怪電車でお世話になった嵐山電鉄ですが、有名な桜のトンネルを3日間だけライトアップ&減速走行して楽しむ「夜桜電車」というのがあるときいて早速乗ってきました。
平野神社からのハシゴ
一車両だけ天井に桜の飾り付けしてあります
やっぱり乗るなら一番前(か後ろ)ということで、ホームで電車を待つ段階から何人かの行列。小さな電車だから一番前で楽しめる人って3〜4人ぐらいなのよね。ただし妖怪電車みたいに指定列車での運行ではないので、臨時ダイヤを含むすべての電車が対象になる分、次の列車を待つなどして良いポジションを狙うことはできる。わたしも一台見送りました。
こんな感じになっちゃうからね
夜桜電車は嵐電の嵐山本線ではなくて、北野白梅町〜帷子ノ辻を結ぶ支線の北野線なのだ。初めて乗ったわ。運転席真後ろはカーテンが閉まってしまうので逆サイドの二列目から撮影。「これより桜のライトアップをお楽しみください」とアナウンスが入って車内の電気が消えて、両脇に桜が走馬灯のように流れていきます。正面にいると桜をかき分けて走るようでこれまた楽しかった。
ワンマンの看板が邪魔すぎる
車内消灯ってのはいいですね
鳴滝駅〜宇多野駅間のわずか200メートルほどしか桜のトンネルないもんだから、徐行しても結構一瞬!思わず後ろのおじいちゃんと「一瞬やねえ」「ほんまやねえすぐやわ」と言葉を交わしてしまうぐらい一瞬(笑)
それではここで微妙なポジショニングでの嵐電夜桜電車をご覧ください🚃🚃#京都 #嵐電 #花見 #夜桜電車 pic.twitter.com/4Lm7wtT5E3
— 東京弁当生活。 (@tokyobentolife) 2018年3月30日
わたしはそのまま乗っていく皆さんをよそ目に鳴滝駅で降りて近くの踏切へ。当てずっぽうでグーグルマップ片手に夜の住宅街を歩いて探してみたけど、ちゃんと素敵な桜トンネル見えました!やったー!
夜桜線路発見
ガラス越しに大量の人が見えるw
踏切の脇にはたくさんの人が。ご近所さんもカメラマンも撮り鉄さんもみんなで電車が通るたびにパシャパシャ。これは降りた価値あったわ。金曜だったせいもあってか、まあせいぜい10人強ぐらいの人が入れ代わり立ち代わり写真を撮っていくような塩梅でした。土日はどうなるかしら・・・。
子供もオトナもたくさんいます
遠くから撮るおじいちゃん
京都でブルーシートはあきまへん
こうして花見観光でいろいろな桜スポットを歩いていると、いっこうにブルーシートにお目にかからないのに気づきます。代わりにゴザ。ゴザなのね。
花見にゴザ文化
祗園枝垂れ桜で有名な円山公園では畳業界の協力で無料ゴザ貸出がされているようで、今朝の桜中継空撮でもブルーシートは皆無。地面を塞ぐと桜の根っこに悪いのと、何よりやっぱり「景観保持」なんだそうですよ。いやー京都ってかんじ!ブルーシートでしか花見をしたことないような人間からは「ゴザ」ってのはなかなか衝撃的でした。
さて、今週末で花の盛りも過ぎるかな。桜が咲いている時期はなんだかずっとそわそわしますね。そわそわそわそわ
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