京都の花見〜六角堂の桜と桜蜜の琥珀流し
やあ、桜おばさん2019だよ。この時期、友人や芸能人を通じてやたらめったらTLに上がってくる目黒川の様子で東京の桜に思いを馳せているうちに、すっかり花見をしたような気になっていましたが、京都はようやくこれからが本番。しかし今年の花見は寒いですねえ。こちらは明日から暖かくなるからブワッと一気に来そうな予感です。
今年の花見はどこに行こうかな
昨年、初年度らしく気合を入れて桜の名所を散々パトロールした結果、わたし個人としての京都の花見インプレッションはこんな感じでしたが・・・
- 圧倒的に寺社仏閣の桜が多い
- 大規模花見会場が無い
- 有名なスター桜がいる
- しだれ桜多くないですか
根っからのミーハーであり、かつ都会の広域桜(とクズ花見)に慣れきったわたしは、京都で多く見られる『情緒ある寺社仏閣の片隅に密かに佇む一本桜』みたいな風情にはあまり興味がなく、『いっぱい咲いてて派手〜豪華な古い木〜イエーイ』的なわかりやすい花見を好む無粋な人間であることを改めて実感しました。ということで、今年も有名なところを通りすがりにでも再びトレースしようかと思います。ふんわりと。ただ、時間は前回と違う時に行けたらいいな。
華道発祥の地「六角堂」の御幸桜
早速の通りすがりは烏丸六角から。だいぶ京都セントラルにあるのでよく通ります「いけばな発祥の地」、隣は池坊会館。野村萬斎さん主演の映画「花戦さ」見てないんだよな、Amazonプライムで見よう。
枝垂れ桜の繊細な花びらは満開、もはや散りはじめ。境内に数本しかないけれど、大ぶりな木とアクセス便利なまちなか桜で見やすくて良いです。隣のスタバからコーヒー飲みながらガラス越しに眺めるのも良しなのだが、わたしは日本でスタバにはめったに行かないので速やかに退場。
わたしの場合、ニュースで見る早咲きの御所の桜と、よく近所を通る六角堂の桜で「あー咲いてるう」って思う。そういう『はじまりの桜』ってみんなそれぞれにあるでしょうねえ。
リアル本能寺跡の桜
かの有名な本能寺でございますが、現在の本能寺が建っている寺町アーケードの方は豊臣秀吉による移転再建後のやつで、リアル本能寺跡はもっと西にある油小路通蛸薬師なのだ。これは京都人がドヤって教えてくれそうなトリビア(笑)ここにもひっそり桜が咲いてて楽しみにしています。
この歴史的事故物件『本能寺跡』、いまはキレイな高齢者用福祉施設になっていて(暖簾に『本能』って書いてあってカッコいいんだ)、たまーに精度高めの歴女が写真を撮ってるのを見ると「おっ」と思います。ひっそり石碑があるだけなんだけど、萬平さんの大河ドラマ(明智光秀)始まったらこっちも人増えるだろうなー!
個人年間ナンバーワン!桜の琥珀流し
花より寒天。2017〜2018年にかけて網羅しました、大極殿本舗六角店「栖園(せいえん)」の月替りスイーツ「琥珀流し」。わたしの個人ランキング一位は4月の桜蜜でした。待つこと一年!ようやく!
でもほら多少記憶って美化されるじゃない、と斜に構えた気持ちで食べたけれど・・・やっぱりうめえ。桜餅が食べられない、桜茶もあんまり好きじゃない、40年以上桜風味嫌いとして生きてきたわたしの価値観を覆す絶妙な塩っぱさ、小豆の甘さ、そして美しさ。うーんやっぱり桜蜜はおすすめ。
帰り際、たまたま売り場の片隅で名物の春庭良(かすていら)切り落としを発見。袋入りで400円。本来は本店のみで売ってた切りっぱなし、改装工事中なので六角店で売るようになったのかな。薄切りが何枚か入ってるけど、わたしなんでも端っこが好きだから箱詰めされた本体よりこっちの方が美味しい気がする(笑)運良く見つけたらラッキーです。
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