京都生活

京都紅葉散歩〜「永観堂」圧巻!紅葉に酔いそうな3000本の名所

京都紅葉パトロール報告です。
つづいては、京都の紅葉ランキングとやらで栄えある第一位!という「永観堂(禅林寺)」でございます。古今和歌集にも詠まれたとかって、古すぎて逆に全然ピンとこないほどの昔から有名で『秋はもみじの永観堂』というキャッチコピーで知られる紅葉の名所。場所は哲学の道の南端です。

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門前から紅葉攻めのインパクト

遠目から見てもすぐにあそこだとわかる真っ赤な楓に囲まれた門をくぐると、これまたザーッともみじの並ぶ参道が伸びている、初っぱなから「うわー」となる強烈なインパクト。しかも赤い!こんなに揃って赤いの、見たことない!

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icon-camera お出迎えでこの赤さ

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icon-camera チケットもモミジだよ

拝観料は600円。京都屈指のスポットだけあって、とにかくバスで大量に押し寄せる観光客や外国人旅客の多いこと。それでも結構広々としているのでそこまで混雑している感じはないかな。逆にキャパがある分、瑠璃光院みたいに入場調整してないと連休土日は大変かもですね・・・。

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icon-camera 埋もれそうな入り口をくぐります

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icon-camera お守りもモミジだ可愛いな

広い境内くまなく紅葉!全部紅葉!

永観堂の境内図を見るとなかなかの敷地の広さ。順路通りにお堂や回廊を巡っていくと、途中で寺宝展なども見られるのでボリュームたっぷり。お庭を座って楽しむひとあり、着物で記念撮影の外国人あり、とにかく行く先々に楓の木があるのでそこらじゅうが撮影スポット。

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途中で御本尊の「みかえり阿弥陀像」も拝見しましたけど、グイッと左を向いたポーズがすごく特殊で見応えありますね。(撮影禁止なのでググってください)ただ、この背景となっているというストーリーがこちらなのですが

永保2年(1082)、永観50歳のころである。2月15日払暁、永観は底冷えのするお堂で、ある時は正座し、ある時は阿弥陀像のまわりを念仏して行道していた。すると突然、須弥壇に安置してある阿弥陀像が壇を下りて永観を先導し行道をはじめられた。永観は驚き、呆然と立ちつくしたという。この時、阿弥陀は左肩越しに振り返り、
「永観、おそし」
と声をかけられた。永観はその尊く慈悲深いお姿を後世に伝えたいと阿弥陀に願われ、阿弥陀如来像は今にその尊容を伝えると言われている。

ちょっと怖くない?バチが当たるかもしれないけどちょっと怖くない?そういう漫画みすぎ?・・・ともあれ、お寺の宝物や彩色や数々の仏像も順路中でいろいろ見られます。

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ひとつひとつ写真にコメントしようもないぐらいひたすら紅葉です。さすが3000本。「こりゃ名所って言われるわけだわ・・・」と納得しきるぐらいの量。そしてこの色。すごい。すごいよ。

それらしい写真もたくさん撮れます

たまにしゃがんでいる人がたくさん見られますが、そういうところにはいい具合の落ち葉や枝が転がっていて自慢のカメラを持った人たちの格好の撮影スポット。せっかくなのでわたしもiPhoneのポートレートモードでパチリ。

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インスタっぽいよね。あげないけど。

赤すぎて「もみじ酔い」してくるレベル

お堂から降りてくるとこれまた真っ赤な紅葉に包まれた放生池と極楽橋が。その隣にはこれまた猛烈に赤い紅葉の下で甘味をいただくお茶処が。さらに進むと見渡すかぎり赤いお庭と散歩道が。もみじもみじもみじもみじ・・・

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「も、もういいわ・・」歩けど歩けど目の前から無くならない赤やオレンジや黄色全開の風景に段々酔ってきて、美的感覚も麻痺して、もはや風流とか季節の名残とかどうでもよくなってくるレベルの紅葉の量。多い!赤い!そして無限!

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うう・・・もう帰ろう・・・。おそらく細かくみるともっと色々なお堂や鑑賞スポットがあると思うんですが、単純に紅葉を見にきた程度のわたしにはあまりのボリュームとクオリティ。疲弊するほどの紅葉ってすごいわホント。

さすがすぎてお腹いっぱいになる紅葉名所でした

さすが『もみじの永観堂』。京都屈指の紅葉スポットは混んでるとかそういう問題ではなく、とにかく物凄い本数の楓が押し寄せてきて軽く引くほどの圧倒的な迫力でした。時期がピークなのもあってか、色が全部赤くて余計酔うっていうね。オエってなるぐらい紅葉が見られます。ちなみに秋は夜のライトアップもやっていますが更に酔いそうなので来年にしたいと思います。

口コミ1位のベタさは伊達じゃない。紅葉狩りとしての満足度はそりゃ高いはずだわと超納得の「永観堂」でした。

つづく。

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