育児日記

不定期ダイアリー「子育て惑星」〜むーさんが年少さんになり、春

この春からむーさんが年少さんになりました。
早咲きの桜が散る中、先日2年ぶりの入園式では親がマックスで余裕を持たせたダブダブの制服の袖を折りまくって着せられ、毎日重いリュックをヨロヨロしながら背負って、なんとか登園しています。

ついこないだまでちょっとずっしりしたカンパーニュだったのに、いまではもうすっかり自己主張し、人の顔色を伺い、ズルやごまかしを覚え、「男子」へと進化しつつあります。3歳ってベビーちゃんかと思ってたけどすっかり「個人」なんだね。全国のエアおばさま、ご報告の機会を逃している間に、むーさんはこうして着々とおおきくなっておりますことをご報告申し上げます。

こんなに大きくなりました

わりとサイズ感大きめのむーさん、現在は体重15kg 身長100cmを超え、たくましい母の片手でも抱えるのはさすがに厳しくなってまいりました。年明けからは園でのお昼寝時間も無くなり、とはいえ電池は切れるので午後〜夜までいつ寝落ちするか予測がつかず、最近は思わぬ場所や時間帯にこの15kg+荷物を抱えることも多くなり母の筋トレはまだまだ続いています。

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 icon-camera むーさん近影 in天橋立

おむつは早めに卒業しました。最後の1袋の買い置きおむつ、ベビー時代の最後の思い出みたいで捨てるには忍びないものですねえ。むーさんはうんちをするときに部屋の片隅におもむろに移動し、こちらに背を向け物陰に隠れているつもりで用を足すという習性があったのですが、そのたびに「死ぬ前の象かよ・・・」と思っていたのも今では懐かしい思い出です。(野生の象は死期を悟ると群れから離脱する習性があります)

その後のいわゆるトイトレ、おむつからパンツの過渡期には、むーさんはトイレをかたくなに拒み、うんちを立ったまま部屋の中でするという公衆衛生的にかなり厳しいルーティーンを編み出してしまったため、ゴミ袋やペットシーツを買い込んで敷き詰めてステージをセッティングし、もよおすたびに彼を移動させ、隣で付き添う母の肩に顔を埋めて立ったままでリキむ人(出ない)と両者汗だくで無言の1時間半、などという冗談みたいな毎日もありました。成長過程には予想外のことがあまりにも多くてこんな面白トピックが日々量産されますが、思い出になるまでがなかなか大変です。

言葉はゆっくりタイプなのでだいぶ文章らしくなってきましたがまだまだカタコト。最近はうんちくさーいやおならプウが大好きです。男子ってこんな小さいときからおバカなのね・・・お母さんうんこちんちんがやってくるの小学生ぐらいかと思ってたよ・・・。

一方で節分以来「鬼(DEMON)」がトラウマになっている彼はベランダや暗闇を見ると「ディーモンが来る」と恐怖におののき、カーテンが風でひらめいても逃げ出すので、その辺がちょろいところはまだまだ3歳。鬼の恐怖度は絶大なのでちょいちょい最終手段として使わせてもらってます。歯磨きしないと鬼が来るし、お風呂に入らなくても鬼が来ます。わたし鬼っていうと丹古母鬼馬二が頭に浮かぶんですよね(何の話)

むーさんの好きなもの

小さいころ何が好きだったか覚えていますか?わたしは絵本が好きな小柄でおとなしい子供で、外では遊ばずに図書室や他のクラスの絵本まで読みあさる完全な陰キャでした(原点)

むーさんはベビーの頃から変わらずまだまだ図形や文字数字やアルファベットが大好き。最近は惑星や足し算引き算が気に入っています。「お母さんといっしょ」や「アンパンマン」は全く見ないけど、「ピタゴラスイッチ」と「デザインあ」は好き。車も電車も興味ないけどパズルは好き。お絵かきはしないけどひらがなの書き順は好き。彼は相変わらずこだわり強めのきっちりさんなので<型や順番やルール>のあるものが好きなのかもしれません。

ブロックは同じパーツを使って同じ工程で組み立てる順番重視、パズルは左上から攻略したいし、クレヨンは虹色の順番にしまいたい。積み木は平らな面をピシーっと揃えて片付けたいし、食事中のお皿の向きは絶対に変えたくないし、足のベルトが閉まってないと自転車を走らせるわけにはいきません。こまかい!あんたこまかいよ!誰に似たんだい!(わたし)

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 icon-camera (ヒッ!この子・・・面を揃えている・・・!)

イギリスかぶれのわたしが英BBCの子供番組をよく見せていたので(さすがによくできてて面白い!)その数字やアルファベットを模したキャラクターが大好き。ただしおもちゃを手に入れるのが難しくて、無難に顔電車にハマってたら選択肢も潤沢だったのだが・・・とも思います。ebayで英国のご家庭の中古おもちゃを1300円で落札したら関税かかって9000円になった話はもうしましたっけ(泣)

なにせ海外キャラクターは日本のかわいい幼児コンテンツと違って結構キモくてシュールな物も多く、彼の好みへの影響は微妙なところではありますが、むーさんのキッズ動画の世界は昭和生まれにはとても新鮮で面白いのでまた改めて備忘録がわりにまとめましょう。

ごっこ遊びも大好きで、シルバニアファミリーを買ってやったところ「象が怖いから動物園にはいかない」というわりに象ファミリーをチョイスして(笑)声色を変えて遊びます。ただし赤い屋根のおうちから急に飛び降りたりあちこちで用を足したり急に紙コップの宇宙船に乗っていなくなったりするので女子とは根本的に遊びの仕様が違うみたいです。赤ちゃん象さんとかその辺に転がったままでかわいそう。

自分の大好きなピザやアイスクリームのお店を開くのも好き。粘土でドーナツを作るのが好き。お料理動画を見るのも好き。砂場でゼリーやケーキを量産するのがただいまのブーム。ちなみにサイゼリヤのソーセージピザと青豆のサラダと人参ラペが大好物なので毎週のようにわたしはサイゼリヤに行っています・・・フウ。(とか言いながら昼から100円ワインを飲む母)

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 icon-camera アイスクリームにまっしぐら

歌うのが好き。3歳をすぎると水泳や体操などの習い事をはじめるお友達が多いなか、当人の希望も好き嫌いも無いしなあと申し込みもせず出足がすっかり遅れてしまった母なのですが、本人に尋ねてみたところ「I like Singing」ダンスより水泳よりも僕は歌が好き、体操はとりわけ嫌、とのこと。そうか、それなら好きなことをやったほうがいいかもね。お母さん人生で一度も跳び箱飛べたことないし(マジで)、ロクに泳げないけどここまで生きてきたからおいおいなんとかなるよ。好きなものと嫌いなものができて、それを言葉にすることができるようになってきたのはとても感慨深いですね。

歌といえば、京都駅前のヨドバシカメラのおもちゃ売り場で夏場に涼を求めて放牧しすぎた結果、すっかりヨドバシカメラの歌を覚えてしまったむーさんなのですが、高らかにビックカメラで歌い上げるのを「むーさんここはヨドバシじゃないよビックだよ」と慌てて止めたのも良い思い出です。もうちょっと差し障りのない歌を覚えていこうな。

むーさんの英語しぐさ

さて、保育園で英語を学ぶむーさん、着々と語彙力が上がっています。両親共に業界上がりの深刻なネット中毒者なため、YouTubeはプレミアム(広告ナシ)だしiPadもiPhoneも複数台あってバンバン利用してるダメなご家庭なのですが、おすすめ機能もあいまって見るものがほとんど英語。そこから海外の表現やカルチャーも学んできてしまいます。アイスクリームトラック、ペパロニ、トークン、ポプシクル、あと極めつけは「Thank you for watching! bye bye!」というセリフなのですが、最近の子はみんな「チャンネル登録してね!」って覚えちゃうのあるあるらしいので、なんとも今どきな話ですね・・・。

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 icon-camera アルファベット順ではなく美しく並べたいパターン

その影響もあってか日常会話も半分が英語。もしかしたらそれで他のお友達より日本語の習得がスローなのかもしれません。ちなみにどういう感じで英語を話すのかといいますと、自分が嫌なことは「No Thank you!」、逆にやりたいときは「Wait a second! ぼくやる」、楽しいときは「WOW!So much fun! One more time」、仲良く遊んでねというと「Yes, It's mineしないよ、share。」、怒られると「angryしないで、Happy Face」、わたしを呼ぶときは「HEY Mommy Come here」と手のひらを上に向けて手招きします。欧米か(そうです)

先日体調を崩したときに「しんどい?大丈夫?」と声をかけると「I'M SICK(キリッ)」と神妙な面もちでまっすぐに訴えてきたのは申し訳ないけど吹きました(笑)こんなような毎日ですのでわたしの方も「あのさ、むーちゃん you are too heavy だからこれ brokenしちゃう、walking walkingできる?」といった塩梅。カタコトすぎてルーみ(笑)こんな感じで少しづつ単語と単語がつながって文章になっていきます。

最近では「Mommy、AprilをいっぱいしたらMay?」と聞かれたりすることもあって、時間や日付の概念やお金のルールなど親の教え方が問われる場面もそろそろ出てきそう。それは母ちゃんの旅先英語レベルでは難しいわ〜!むーさんの英語力の無限の可能性に期待しつつ、親も英語の勉強またやらな先生まかせでは子供も身につかんなと思う今日この頃です。言語習得って日常生活に占める量と継続性なのよねえ・・・母の野望は母の努力次第、ということで結局我が身に戻ってまいります。

元気があれば何でもできる!

いやーしかし子供がだんだん人として動き出すと、親も彼の人生に並走する力を積極的に養わないとこりゃやっていけんなとつくづく感じるようになりました。

これまでは、かの「元気があれば何でもできる」理論でダーー!っとこなしてきましたが、そんなわたしももはやアラフィフ。著しい運動不足も相まって目に見えて体力が落ちておりせっかく一人時間を確保できる深夜帯にはもう何をする力も残されておりません。暗いリビングで本日最後のチカラをかき集め死んだ魚の目でTVerをわずかに消化して毎日静かに息絶えるのです(寝落ち)。あの渋谷でカラオケオールして朝五時に富士そば食べてたのとか何だったの?

体力が落ちると気力も落ちる。デジタルデバイスに頼らずにこどもと遊ぼうと思うと物理的な体力もいりますが何よりそのテンションをキープする気力(とその持続力!)が必要なんですよね、これはもう両輪。ヘトヘトで教育的な視点やしつけの意思を持ってこどもと接するのとかもうホント無理。すぐにギブでYoutube先生に保育を投げがちです。

しかしながら、ああ疲れてできなかった→へこんで反省→今日こそは→またできなかった、が毎日繰り返されると単純に気持ちの充実度も右肩下がり。SnowManの動画でリカバリーできる範囲にも限界があります(真顔)だから、もうちょっと気力体力のキャパ増量パワー底上げして願わくば健康寿命も伸ばしてかないとなのよね。まずは筋トレ・減量・定期的な運動の習慣化が今年の1番の目標。結局なんか中高年の問題のソリューションって全部筋トレに行き着くムーブあるよね・・・でもきっとそれが真ってことなんだよな・・・やっぱ「元気がないと何にもできない」ってことなんだよ。

あ、あといつかまたバックパックを背負って旅に出る夢を叶えるためでもあります。わたし、あの外国の安宿によく居るなんか知らんけど長逗留してて観光にも行かずに屋上でずっと本読んでる謎のばあさんになりたいので。

育児に飲み込まれず毎日の家事育児以外に一個人としてプラスアルファを得ようとすることは今とっても難しいけど、やりたいこと、片付けたいこと、勉強したいこと、楽しみたいことを見失わないようにしたいものです。またこれが「もっと若かったらなあ」ってわけでもないのがポイントで、日々の雑事に流されず自分の人生を構築する、というのは年齢も、子持ちか否かっていうのも関係ないですもんね。ぼんやりと時間を流さず毎日しっかりコントロールして生きていかないと、と子育てに追われるほどに実感するようになりました。人生は長いけど、見張ってないとあっという間だからね。よーし、とりあえず筋トレだ筋トレ!

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 icon-camera 子育ては終わりのないライザップ

さて、長くなりましたが不定期ダイアリー「子育て惑星」、20年のジャーニーはまだたったの片道3年半。今日もまた炎天下の砂場で日傘をさし、泥のアイスクリームを注文する淡々とした日々を過ごしながら、ちびりちびりと長旅をすすめて行く、春の終わりです。

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