今日の旅メモ(スクートで関空からホノルルへ)
なんだかいやに緊張するのだった。
慣れた羽田や成田でもなく、まず京都から関空へ行くところからすでに旅。関空発もスクートも初めてだし、ハワイも久しぶりだしで、勝手知りたるところがひとつもないのがフレッシュ!何か忘れてそうなモヤモヤした気持ちのまま京都駅からリムジンバスで関空へ。
京都駅から関空へ
京都駅八条口に京阪バス乗り場があって、そこから所要時間は80分、運賃は往復割引で4180円。待合室に座り、買ってきた志津屋のクリームパンをもぐもぐ。
バス一台にたいしておじちゃんが三人も荷物係に付いていて手助けをしてくれる手厚いおもてなしだった(空いているともいう)。おじちゃんたちは受付でも仲良くわちゃわちゃしていて、隣のコンビニ入口から「このきつねうどんとカレーの組み合わせどうっすかねー!」と一人が現物持参で呼びかけると「え、待って待ってそれは多くなーい?」と残りの全員がうふうふしながら確認に駆けつけるという平和っぷりで、遠目からみるとまるで彩色していないミニオンズのようだった。
車内にはトイレもあるし、普通に清潔なバス。指定席になっているけど、空いていたので適当な座席に荷物を置いて座った。静かなバスでぼんやりと音楽を聴いているうちにあっさりと関空着。京都からは電車で行くという手もあるけれど、よほどの渋滞が想定されない限りはこれが一番楽でよさそうだ。
はじめての関空
さて関空、なんかギュッとコンパクト。随分と風景が違うものですねえ。天井の高い出発階でさえも小狭く感じるのはきっとフロア中にうごめくアジア人のせいだ・・・!想像以上にそこは中国で、ちょっとも欧米人が見当たらない、さすがLCCナンバーワンの関空らしいゴチャゴチャした空間でした。全ベンチに一席の空きもなく誰かしらが座っているな・・・いやあすごいね、体感9割中国人と韓国人だね。
張り切って出発の四時間も前に到着してしまったせいでチェックインもできない。(ちなみにスクートのウェブチェックインは現在シンガポール空港でのみ)せっかくなのでちょっと関空探検に出てみようか。ほう、ぼてじゅうやココカラファインがありますね。BEAMSやMUJI to GOやUNIQLOはまあありますよね。おや、ダイソーと3COINSがあるのはいいですね。ふむふむ。 ショッピング階もコンパクト。
バーはどうやら2軒あるらしい。YEBISU BARと煉瓦灯路のWorldWineBar。後者に入って白ワインと赤ワインを飲んでふんわりしてからチェックイン。どの店もコンパクトで、このバーも通路の角にかろうじて数席のカウンターとテーブルがある程度。飛行場を眺めながら、みたいな飲み屋はないのかな。
出発2時間半前になったので出発階に戻ってチェックインした。リュックを頑張って軽量化してきたのに、初めて重さすら計られなくて気持ちがもんやりした。計って!規定内なの!(笑)と心で叫んでいたところ、お姉さんは冷ややかに「通路側のお席にいたしました」と若干のドヤ顔。トイレに行きやすいから通路側が好まれるのかもしれないけど、わたしは窓側の席が好きなんだなー。ま、いっか。
時間に余裕をもってそのまま出国。セキュリティでレイヤードの上着脱いで、PCやら水物ポーチやらデジタルポーチー出して、ってやるのはなかなかひと苦労だけれど、代わりにしまうときに機内で使うものをだいたいサブバッグに詰め替えた。その後出国で自動化ゲートに再登録も完了。関空で登録しても羽田や成田などでも有効なので、あと10年は最悪自動化ゲートでサクッと出入りできる。スタンプはもらえないけどね。
ナイトフライトの前に何か食べておきたいな。関空出国後のめぼしいレストランはプロントとがんこ寿司ぐらいであとはカフェテリア程度な感じの様子。出国を出たらすぐに免税店のひしめくこの感じどこだっけな、韓国だったか、アジアのどこかの国際空港で見かけた覚えのあるつくりだった。がんこ寿司はアジア民で大混雑だったので、プロントで充電しながら生パスタとハイボール。
それにしても関空は充電どころがなさすぎる。シャトルにのってゲートまで来ても充電専用ゾーンも椅子脇のコンセントも見当たらないとはこれいかに。国際線とは思えない枯渇ぶりだわ・・・!しびれを切らした欧米人が壁のコンセントを地べたに座って独占しているパターンだよ。久しぶりにみたよこれ。
スクートはB787機材も新しくとってもキレイ。そしてほぼ定刻に出発。さほど混んでいないようだったので、スチュワードくんに「今日混んでる?」と聞くと8割程度の予約だという。移動できたらしたいなーと言っておいたらあとで「もう移動しちゃっていいよ」と教えてくれた。今日はラッキーフライト。窓際の3席に私物をどさどさと並べて占領し、おやつ袋からガーナチョコレートを出して口に放り込み、PCを開く。7時間半のフライトは安らかに眠れそう。腰に優しくて・・・よかった・・・(涙目)
ハワイ便は寝た者勝ち。すぐに寝なきゃダメだ。離着陸のゴタゴタを除いたら実質5時間程度しか眠れる時間がない。タイミングを逃したらあっという間に窓の外が白んで昨日の朝日が登ってきて「身体は深夜なのに早朝の刑」が待ってるからなのである。しかしながら即座に3席に横たわるも眠れず・・・薄っすらと寝たような寝てないような時間が過ぎて、あっという間に朝になっちゃった。やべえ。これはあかんパターンだ。わざわざ酒を飲んだ意味が無かった!わー!
と、そうこうしているうちに無事ハワイに到着。マイナス19時間の時差でタイムリープして、昨日を朝からもう一度やり直します。ああ、朝日が眩しい・・・・この匂いとぬるまゆい空気と湿度が懐かしい。空港の古いカーペットと木の匂いがハワイの記憶にダイレクト。匂いで思い出す旅の記憶ってあるなあ。
さて国内線の乗り換えはどこだ、どこだ、と探していたらそのまま外に出てしまった。一回出るのね。別棟からインターアイランド路線のハワイアン航空でハワイ島へ移動します。ねむい・・・眠すぎて今晩海に入る想像もつかない。
つづく