そうだ、インド行こう

杉森のインド徒然草 / 聖なるウシ編

(番外編・インド旅行記をお送りしています)

「インドでは牛は神聖らしいよ!」と聞いたことが有る人は多いはず。
とはいえ、事前に読んだ書物によると「そのわりに結構邪険な扱いを受けている」とか「八百屋の店先でモグモグして蹴られていた」などというもっさりした普通の牛情報ばかりを目にしましたが・・・

果たして、牛は空気のような存在で街中に溶け込んでいるのでした。
最初に見たのは移動中のとあるローカルシティにて。道路際にどっさり。
角を曲がればそこに牛。
対向車線にも牛。
牛の後ろから渋滞。ザッザッザッ
気配もなくぼんやりと道路中央にたたずむ「中央分離牛」
やみくもに向かってきてヘッドライトに浮かび上がる「対抗牛」
車体すれすれでようやく体をよける「ニア牛」
など、インドの道には色々なもっさりちゃんたちが闊歩しているのでした。
牛好きの私には道で会う牛たちは基本的に「ちょーかわいい」かったのですが、
中には、夜明けの街角で荷台の生ゴミを無心にあさる
ゴムで出来た体で黒目100%の、悪魔の使いのような牛とかもいます。
みんなさして気にも留めていないし、邪険に扱われることもあるだろう。
それにしても、夜になるといつのまにかいなくなる牛たちは、いったいどこに帰っているのか・・・。そして、私はもしかしてインドの「牛」の方の生まれ変わりなのではないだろうか・・・。
ムシャムシャムシャ
 

つづく。  

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