日本旅めぐり

奈良遠征日記〜後編

さて、「鹿の舟」で白メシをおかわりして満腹になったあとは観光へ。ここからの移動にちょっとだけバイクシェアを使いました。駅を降りた瞬間からもう本当にアジア人観光客しか見てないぐらい奈良もインバウンド旅客だらけなのね!ホントにすごい数!そんな観光地ではやはりレンタサイクルも充実してます。

中国発のバイクシェア「Mobike(モバイク)」

「モバイク」は中国初のバイクシェアで関西では2018年春に初めて奈良でスタート。奈良市内20箇所の駐輪場に乗り捨てできて、アプリを通してスマホでクレカ決済とのこと。ちょうど鹿の舟の裏にも乗り場がありました。

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とにかくとっかかりが超カンタンなのがさすがチャイナ。アプリで自転車についてるQRコードを読み取ったら「ピーーー」って速攻自転車が解錠されました。はやっ!まだクレジットカードの登録とかなんもしてないのにとりあえず乗れちゃう!ちなみに、シャフトドライブとパンク防止タイヤとやらで乗り心地はよくありません。ペダル軽いけど車体重いし、タイヤが木なの?ってぐらい弾まない(笑)

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icon-camera 荷物を入れさせてもらえる気配のないカゴ

最低限の移動には良いが・・・という感じのチャイナらしいバイクシェア。ちなみに同じような仕組みでドコモのバイクシェアも奈良にはあるのですが、電動自転車でイケてる一方、有人窓口でICカードを入手するか、事前にウェブ登録か、と日本的なめんどくささだったので今回はパスしてみました。(が、この乗り心地の悪さを考えるとドコモに軍配)

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 icon-camera ドコモの方。手間はかかるがチャリが普通でいい

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icon-camera アプリの反応がまたイマイチなmobike

乗り終わったら鍵を閉めるだけでまた「ピーーー」と音がして自動的に支払い画面になります。乗った分だけ、じゃなくて150円しか使ってないのに200円コースを買わざるをえないポイント制の支払いなのも駄目だな、チャイナはやっぱり強引だけどチャイナだ。モバイクよりドコモ・バイクシェアの初回の面倒くささを取ることをオススメします。

ならまち格子の家見学

奈良町の伝統的な町家を再現した施設を見学。一番手前のお店の間には鹿の屏風が、そこから中の間、奥の間、通り庭、二階などまるごと公開しているなかなか大きいおうち。作り的には京都にもいっぱいあるザ・うなぎの寝床って感じのやつですね。

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パン屋「ノモケマナ」にも寄る

せっかくチャリ移動しているので近所の人気パン屋さんにも寄りました。「ノモケマナ」食べログ3.5だってすごいね。小さなパン屋さんでした。こういうところにチョイ寄りできるからチャリはいいよね。

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鹿の襲撃に気をつけたい奈良公園

ゴムとは思えない固さのタイヤに予想外の体力消耗を強いられながらもようやく奈良公演のステーションに到着して駐輪。降りた瞬間にフレッシュな鹿のフンを踏むという洗礼を受け、早々に凹みます。

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落ち葉の上でツイストして靴底のうんこを落としながら、こんなに鹿いたっけ〜すごいな〜鹿せんべい昔50円ぐらいじゃなかったっけなあ〜、とボンヤリ立っていたら後ろからグイッと引っ張られた。えっ?と振り返ると、背後に忍び寄ってきていた鹿がお土産の紙袋をくわえてまさに引きちぎるところ。ビリビリビリビリ!

さらに鹿はすかさず紙袋の中から物産館で買った葛うどんのパッケージをくわえて奪おうとしたので、そうはいくかと取り返そうとするわたしと引っ張り合いに。

返せ!これは!鍋に!入れるんだ!

どうにか鹿から奪い返し、ゼエゼエしながら周りをみると中国人たちに気の毒そうな顔で笑われていました・・・。という間にも、すぐそばで女子たちがコンビニ袋を襲撃されていたのでこれ以降荷物は極力見せないように近づかないように歩行。せっかくお土産屋で紙袋もらったのに、あいつマジもみじ鍋の刑だわ。鹿こわい。

30年ぶりの奈良の大仏

小学校の修学旅行なんてほとんど記憶にない。断片的に場所の風景が思い出される程度。こんなんだったかなあ、覚えてないなあと思いながら大仏殿見学。まあ当時は当時で感動したんだろうけど、今見るとなんて壮大なんでしょう。すごいねえ。

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奈良の大仏ってもっともっと巨大なものだと思っていたけど、今みるとそんなに大きく感じない。この30年でもっと巨大な建造物たくさん見てきたからかもしれないなあ。でも、大仏ってなんだか天下泰平でワールドピースな空気を持っていますね。ありがたみ。

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さて、ここでわたしは「大人になってもあの柱の穴に入れるのか」という疑問を検証したかったのですがこのスポットはやはり大変な人気。そして今一度見てみるとこれは・・・もう入れないですねきっと・・・。中国人のおじちゃんがトライして詰まっていました。

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icon-camera イケそうな気もするがひとりでは躊躇する細さ

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icon-camera おじさんが果敢にトライ

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icon-camera 詰まった

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icon-camera 細身のおじちゃんは引っ張られて成功

むかーしに来たことあるけど大人になってから行ってみるほうが楽しいところっていっぱいあるよね。大量の修学旅行生にまみれながらまた来てみるってのも悪くないものです。普段平安京がらみの物ばっかり見るので、平城京のはるか遠いロマンが新鮮。

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icon-camera おみくじは大吉でした

奈良ホテルでクラシックなティータイム

さてライブまでもう少し暇つぶし。奈良公園内のクラシックホテル「奈良ホテル」まで歩いてティーラウンジでお茶します。明治から100年続くこのホテル、あちらこちらがレトロモダン。

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icon-camera 桃山風建築とやら

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icon-camera 鹿・・・じゃないトナカイトナカイ

雰囲気的に箱根の富士屋ホテルとかに似ているなあと思っていたら、日本のクラシックホテルとしてやはり同じく選出されていました。万平ホテル(長野)やニューグランド(横浜)などと同じく歴史と伝統のあるホテルなのですねえ。

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ケーキセットは2000円もしたけど、大きなガラスの窓辺で紅葉の名残りを眺めながらゆったり過ごすのは悪くないざます。隣が素敵なバーになっていて、夜はとりわけ素敵そうでした羨ましい。クラシックホテルは華美さやスタイリッシュさには欠けるけど、このちょっと薄暗くて狭くてこじんまりしたとこが良いです。

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こちらの売店もパトロールしてみて、なぜかここでちょうどいいサイズだった中川政七商店のポーチを買ってしまいました。奈良ホテルのお土産としてはクッキーが有名らしくって駅でも販売しています。

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さて、日が沈んで開演1時間前になり優雅なホテルのティータイムも終了。なぜここを最後にしたかというと送迎バスに乗って駅まで行けるからなのだ・・・我ながら賢い動線である。バスに乗って15分、JR奈良駅に到着。ここからさらにスーパーにも寄ってからライブへ行きました。時間いっぱいまでフル活用!

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6時間で楽しむ奈良プチ観光

開演6時間前に到着して楽しむ「ついで観光」にしてはなかなかの充実度で楽しかった。ゆうても同じ関西圏なので物凄い目新しいものがあるわけではないのだけど、有名観光スポットとして随分進化してるんだなあ、と思った次第。奈良遠征もアリだな。

次は買ったものです。つづく。

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