台湾・桃園空港第一ターミナル出国前ゾーンで仮眠するときの話
安いエアチケットを買うと、必然的に成田や関空などの「遠くてしんどい方」の空港から出発せざるをえない場合が大半なように、台湾でもメトロでサクッと行ける台北松山空港じゃなくて、郊外にある桃園空港がLCCユーザーにはおなじみです。さらに今回のバニラエアのような深夜1:00着、早朝5:00出発というときに問題になるのが桃園空港での仮眠、すなわち空港野宿。
台北駅から深夜バスに乗って午前三時頃に桃園空港まで来るという手もありますけど、ホテルのチェックアウトは当日とうに済んでいるゆえにそれまで街中にいてもすることがないので、わたしは23時頃のバスで空港に向かい、チェックインの午前3時までロビーで仮眠しました。
新しい空港なので出国後はいろんな寝床ベンチがあるようですが、出国前はとても厳しい。ネットにもほとんど情報がありません。加えて、全体的に桃園空港は椅子やベンチの数が少ないように思います。充電ステーションもあちこちにボコボコあるってわけじゃなくて、広いわりにひと休みしづらい。こんなに通路広い意味、ある?もっとベンチなんでおかんかね?と、いつも思う。
この広さ、いる?
グレーのベンチが一番多い
これがわたしの昨晩の仮眠用寝床。桃園空港第一ターミナルの壁沿いにはこのタイプのベンチがポツポツと置かれています。ただ、二席ごとに手すりで分けられてるのでゴローンと寝転ぶには至らずちょっとツラい。
壁沿いにあるスタンダードタイプ
外からの入口脇のベンチだとこのように人通りのある通路に正面を向かずに済むので気持ちは楽なんだけど、変わりにドアが開くたびにクソさみいので(笑)オススメしない。深夜でもポツポツとバスで到着したり係員が通過したりで意外と落ち着かない。暗がりのベンチがベストだけどこれは早くから争奪戦。あと、地下のサブウェイ前フラットベンチ、という選択もありますがこれも同様に争奪戦ですので注意が必要です。
フラットになっているベンチは既に寝ている強者が多数。桃園第一出国前ゾーンではとても貴重な寝床なのでよほど早くから確保しておかないと厳しいと思います。ただし、このベンチの回りには充電器があるので、寝ない人もたくさんいてやかましい可能性あり。
注意しておきたいのはどのベンチも入口に近いということ。風と人が出入りするので落ち着かないし、冬はいちいち寒いです。出国前ゾーンの狭さが仇になっているというか、狭い分入口にどこも近くてどこも寒め。仮眠するならはおるものなど+一枚が必要。
ゲート前ロビーの椅子では寝れない
ちなみにB1〜B3ゲート前のロビーの椅子はこのとおり。ひとつひとつに肘掛けがついている意地悪仕様なうえに位置が高いので座るだけ。運が良ければロビーの端っこにあるマッサージチェアみたいなソファに座ることもできますが数は数個。(昔は長い寝椅子だったのに変わってました)
手すり!邪魔ー!
ゲートで時間を潰すなら早めに来てソファの争奪戦に勝つか、椅子に座ったままでウトウトするかぐらいの選択だと思います。
出国後なら無料ラウンジ「エアポートエクスペリエンスゾーン」
結局のところ、あまりの椅子の少なさにこれといったオススメがない第一出国前の寝床ですが、早めに出国出来る人には絶対にこっちがオススメ。各社ラウンジのある4階にひっそりと無料で利用できるラウンジがあります。
無料なのに高級感
出国したあと、ゲートへ向かう流れの途中で上の階へ向かう階段を探します。4階は各航空会社のラウンジになっています。看板にはただ授乳室やシャワーのマークしか出ていないので要注意。この案内はとても不親切だなあ。もったいない。
24時間オープン、飛行機に乗るお客さんなら誰でも利用可能の無料ラウンジ。そのわりに高級感があって、モダンな各種座席には充電用のコンセントも完備。しばらく時間を潰すには最適です。
特筆すべきは一番奥にある長椅子。とても長いので簡易ベッドとしては最適で、すでに寝ている人もいました。わたしも出国後30分ほどの時間をここで仮眠して過ごしたのですが寝心地は完璧。これが・・・出国前ゾーンにたくさんあったら・・・!
結論、空港で早朝のフライトを待つのであればある程度早めの時間に来てフラットなシートを占拠するのが最適。ギリギリまで遊んでて深夜に空港に来ると二席続きのベンチを確保するのも大変になってきます。もし、どうしても寝たいときは休憩所の多い第二ターミナルに行きましょう。
おわり。