今日の旅メモ(阿原、カルフール、スタバ保安門市、迪化街、寧夏夜市、そして帰国)
欠航フライトの予約変更
さて、延長戦10回表。
朝8時に起きなければと思っていたけれど、そういえば時差が1時間あったのを忘れてた。5分前に気づいて日本時間の9時、つまり台湾時間の朝8時にスタンバイ。日本での電話をお願いしておいたけれど、どうやら全くつながらない様子。これは人海戦術だな、と実家の母にも連絡し加勢してもらう。コールセンターが通話のまま待つのではなく、通話中のツーツーになっていちいち何度もかけ直さなくてはならないタイプなのが終わってる。チケットぴあか!
一方で担当の変わった受付のお姉さんに再度事情を話し、台北のオフィスに電話する準備も完了。どうやら聞くところによると、王さんの友達はこれで4日延泊したらしい。震える。お姉さんの友達も同様にバニラエアで同様の憂き目に会ったことがあるらしく、なかなか評判は悪い様子。これがLCCの怖いところ。
スマホ片手に受付前の椅子でわなわなしていると、なんとダークホースだったうちの母親がすぐにコールセンターと繋がり無事に今日のフライトをゲット。さらにLINEで電話がかかってきた。予約変更の確認メールも届いて何とか延泊は1日で済んだ。うちのお母さん、思いがけずスキル高くてグッジョブ!なんでも最初は本人でないと変更は無理だと言われたらしいのだが、結局誕生日確認で代理変更ができたらしい。なんのこっちゃ。
いずれにせよいろんな人のヘルプで大変助かった。ありがとうございます。1日1便しかないので、下手するとあと一泊ぐらいはしないとだめかなぁと思っていたので、思いのほか早く帰れて取れたら取れたで逆に拍子抜け。午前中はチェックインの正午まで寝床でごろごろして、もう一回シャワーも浴びてチェックアウトした。
結局欠航の原因は台北上空の強い霧によるものらしかった。今日はまたひどく曇っていて今にも降りそうな気配。遠出はやめて近場で時間つぶしに決定。今からあんまりチャリンコにも乗れなそうだな。教訓、バニラエアは安いがヤバみ度が高いことを心得ておくべし。(特にマイルで買ったとき!)
ハーバルオーガニック石鹸屋「阿原」
まずは電車で中山に移動。いつものアディダスをパトロールしてから、隣にあるオーガニック石鹸屋「阿原(ユアンソープ)」に。月桃やヨモギの石鹸が有名で日本人にもお土産として人気だけど、自分が実際にオーガニックの製品を使うようになるまではあんまり興味がなかったお店。
スキンケア製品欲しいな〜と思ってお値段を見てみたら、まあ高い。月桃の化粧水が5,000円以上するなんて全然予想してなかった。お店をうろうろしながらさんざん考えて、結局月桃の化粧水とソープを買った。高い…けどまあ一回使ってみよう。ちなみに月桃は保湿とアンチエイジング。意外に値段のはるハイブランドですが好きな人は好きかと。石鹸は1000円ぐらいだし、歯磨きやマウスウォッシュやシャンプーとかもあります。
古早味豆花で甘いブランチ
なんだかどうしても豆花が食べたくなって小北百貨に寄り道しながら有名店「古早味豆花」へ。メニューには5つほど豆花の定番トッピングが書かれているけれど、今回は自分の好みで緑豆と芋団子トッピングにした。ここのシロップは黒糖が入っているのかな、少し香ばしい気がするんだけど。
芋団子はくにゅくにゅ、チュゴクっぽくいうところのQQで、弾力と甘みとボリュームあり。昔はこういう豆やらよくわからない物体が乗っかっているアジアンスイーツは好みじゃなかったけど、今ではむしろ豆のっけ大好きになってしまったなあ。ほのかに甘くてうまい。この店の豆花がとりわけ美味しいのかはよくわからんけど、割と豆腐っぽい風味が強い方だと思う。50元(180円)でごちそうさま。
家楽福(カルフール)重慶店パトロール
海外でカルフールに行こうとすると意外と郊外にあったりして希望が叶わないことも多い。その点ここのカルフールはディーホアチェに近いからとっても便利だね、何気に初めての来店。売り場は地下2階と3階に分かれていて、食品は地下3階。
関係ないのにトッポギスナックを買う
これ以上荷物増やすと本格的にバックパックに何も入らなくなるのだけど、見過ごせん。セーブしながら特長的なあれこれをお買い物。
「胡椒鹽(ペッパーソルトパウダー)」はスパイス混合ソルト。ネットでもスーパーでのマストバイアイテムとして有名なので残数わずかだった!土日に日本人たくさん来たからな、「濃厚五香粉」は売り切れだったもん。ふりかけると台湾味になるらしいので五香粉とどう違うのか試すのが楽しみ。
気になってたのが「茉香緑奶茶(ジャスミンミルクティー)」リプトンからは甘いオリジナルミルクティーやら烏龍茶ミルクティーやら色々出ているけどジャスミンが見当たらなかったので日出茶太とやらのものにした。10包入りで大きさも手ごろなので自分土産にちょうどいいわ。
まずかったらどうしよう
これお土産にいいねリプトン台湾缶
リンゴ酢やカルピスのある棚で見つけたのがフラワービネガー。瓶がかわいいので思わず手に取ったら、水、お酢、砂糖とハーブを材料としていてドリンクや家事用途や料理など幅広く使えるらしい。種類もラベンダー、カモミール、ローズマリーとなかなかオシャレ。ジャケもかわゆし。これ大事。料理に使うならローズマリーが重宝するだろうなと思って一本買うことにした。そしてなんとこれ、メイドイン台湾!小洒落た台湾土産にとてもふさわしい発掘品!わたしはポークをマリネードしてみようかと思います。うふうふ。
なんかかわいい
やっぱドージャン粉ってないなあ
どうしてもドージャンや鍋の具材などの冷蔵品を買って帰りたいという野望から逃れられず売り場をウロウロしていると、比較的持ち帰りやすそうな花巻を発見。通りすがりのお姉さんに聞くところによるとブラウンシュガーの生地と二色でしましまになっているスイーツ系花巻とのこと。映えるし美味しそうなので持ち帰り決定。スーツケースじゃないから豆乳とか結構怖いよなー、バンバン放り投げられてリュックの中で中身ブシャーってなってたりしたら終わりだもん。
粉物系売り場
パッションフルーツ食べたかったなあ
邸宅スタバ、スターバックス保安門市でひと休み
さてカルフールでのパトロールもつつがなく終わって外に出ると、目の前に素敵な洋館が。よく見ると窓にスタバのマーク!パイナップルの缶詰で財を成した富豪の邸宅があるのは知ってたけど、ココで、しかもスタバになってましたか!
よく見るとスタバマーク
パイナップルの装飾
一階でカモミールティーを買って、お盆を持ったまま一旦外に出て別のドアから入ると優雅な螺旋階段が。二階と三階はソファ席になっていて、ボックスシートや大テーブル、個室などバラエティのある各種シートと、シックでモダンな雰囲気が邸宅感を漂わせていて素敵〜。天井も高くて気持ちがいい。すっかりくつろいでしまいました。わたしはスタバ信奉者ではないけど、ここはいいよー。
1階は普通なんだけど
螺旋階段を上がると
二階はボックスとテーブル
三階はソファテーブル
個室も多数あり
迪化街ウインドーショッピング
さて、なんだかんだで午後4時。夕方のディーホアチェを北から南下する形でお散歩。今回は特に買いたい乾物もないので来るつもりはなかったけど、これもまた延泊さまさまということで。土日はたくさんの日本人観光客で賑わう通りも、月曜の夕方では人もまばら。カゴやプラバッグやお米など今回はあまり食指も伸びず、するすると通り過ぎてウインドーショッピングのみに留める。大好きな「豐味果品」の果物盛りも今日はいいや。行ってみたいカフェやビストロもたくさんあるけどまだ今度。気になるところは通りすがりにグーグルマップでピンを打っておきます。
ディーホワチェまだフェスティバル
老舗の灯籠屋さん
なんかちょっと違うパターンのとかあるな
ポーチとかにもなってるのね
果物屋のとなりに気になる建物発見。新しいな。「稻埕台灣料理研習所 Taiwan Cooking101 School@DDC」とやら、どうやら料理教室らしい。その場でホームページを見ると1人から参加可能で、2時間で3品ほど作って食べる流れのよう。料理教室の極端に少なかった台北でやっとこういうのが出来たかー。とはいえ、お教室がピカピカでABCクッキングみたいなのが残念だけど、次の機会に是非参加したい。英語と日本語のクラスがあるみたいだから、台湾だったら日本語で気を張らずに受けたいなー。次にディーホアチェに来る楽しみがまた増えました。
Le Zinc 洛 Café & Barでワイン一杯
17時。朝から結局あんまり美味しくなかった「Semeur 聖娜」のねぎパンと豆花しか食べてないから小腹へりへり。この時間帯だったら寧夏夜市で適当につまんで帰ろうかな。少々の時間つぶしに「Le Zinc 洛 Café & Bar」で白ワイン。いい感じのバーの少ない台北ですがもういい加減ワインが飲みたくてキューってなってるし、わたしにとってこの店は『冷えたグラスの白ワインを素敵な雰囲気でサクッと飲めるカフェバー』という認識。今日はビートルズをBGMに一杯。
寧夏夜市で晩ごはん
歩いて10分ほどのところにある寧夏夜市はグルメ夜市と言われているらしい。場所が都合のいいことが多くて何度か行ってるのでだいたいもうどんな店があるかはわかった。ひとまず、香腸は食べておきたいのでまず『大腸包小腸』のガーリック味。もち米ライスで香腸や具を挟んだものなのだけど、にんにく生のみじん切りが入っててカーッときた。でもウマいなー台湾ソーセージのこの甘さが好き。
これだけではちょっと物足りないので、前から気になっていた夜市のカレーを食べることにした。ネットで調べると昔なつかしい日本のカレーらしい。「鴨頭正二代」で赤肉咖哩飯を頼んだら、たしかに薄いサラサラのカレー粉スープで具を煮込み片栗粉でとろみを足したような、カレーお茶漬けぐらいのあっさり度。
だいぶん味は物足りないけどカレーと思わずにこれはこれでと思って食べれば、変わった雑炊みたいでそんなに悪くない。具はどれもゴロゴロだけど、特にポーク肉は食べごたえがあって弾力があって美味しかった。ま、経験として食べてよかったかな。帰りは宿の横の「塩。パン(塩胖手作麵包本舖)」でねぎパンを買って帰った。19時、すでにめっちゃ眠いけど横になれないのがツラい。
この充電ステーションすごい
こっちのねぎパンの方がうまい
さよなら王おじちゃん
ラウンジに戻ると四川ガールと王おじちゃんがダラダラしていた。おじちゃんはまた何も言わずに私の横にビールの500ML缶を置いたり、「茶碗蒸したべる!?」とメシを強要してきたりする。明日から四川ちゃんは高雄に行くそうだし、きっと寂しくなるね。
と、思っていたら今晩はオーナー氏が現れてテラスでおっちゃんと酒盛り。スマートな物腰のオーナーさんに比べて、おっちゃんはもう早々と泥酔して絡んでくるし呼ばれるしめちゃくちゃめんどくさいのだった。オーナーさんは台所で謎スキルのバルーンアートを始めるし、なんていうか、「ああもう女子たちはしゃーないから相手したってんのにおっさん調子にのってどんだけめんどくさいねん」というわりと日本でもありがちな残念なことに。はいはい、じゃあ行くねーさよならー!(ささっ)
フライトでゴタゴタしたせいで受付の日本語を話すお姉ちゃんともすっかり仲良くなって「時間あるからシャワー浴びてきたほうがいい」と言われ、お言葉に甘えてサッパリ。みんなにサヨナラしてバスで桃園空港へ。荷物はバツバツ。オスプレイ40L、詰め込みまくってみると意外とこんなに入りますかという驚異の収納力。手で持つと重いけど、背負うと全然イケる。
バスは1時間ほどで桃園空港へ。最終の第一ターミナルで降りたのはわたしだけ。事前いろいろ検索しては見たんだけど、桃園空港は出国前の仮眠場所が全然なくて椅子もベンチも数が少なすぎる。しかも、わりと全方位的に入口があるのでずっと薄ら寒い。誰もこない入口横の椅子に横になってみるけれども、寝れないまま、午前3時チェックイン。今日もまた非常口座席に、しかも窓と通路側の希望まで聞かれてお詫びかと思った(笑)結局3席続きで横になれて爆睡で関西空港へ。
ちなみに荷物の重量はバックパックが11.7kg、あとはミニリュックとプラバッグがそれぞれ3kg弱ぐらいだったので総重量は17〜18kgぐらいでした。行きが8kg弱だったので、一週間の思い出の重さが10kg。おもっ。荷物としては、まあこのぐらいの重さがちゃんと動けるギリギリかなあ。オスプレイのフィット感が悪くないおかげで担ぐとそんなに辛くなかった。
どんだけポムポムプリン
また非常口座席
・・・・寒い。日本寒い。
今回はプチトラブルもあったけど、荷物が重くなるたび、穴蔵生活が長くなるごとに、つくづく旅には気力体力がいるなあと痛感。行ける時間って残りの人生の中で非常に時間が限られているなあ。しばらく労働に励みつつ、中国語も頑張って勉強しつつ、またチャンスを見計らいたいと思ふ。さよなら台湾、また今度。そしてわたしは今回もまた帰国するや否や真っ先に強く思うのであった。
トイレットペーパーを流せる国って素晴らしい!
おわり。