今日の旅メモ（day4 サハラ砂漠ツアー）

朝6時にモソモソと準備をして誰もいないホールの電気をつける。あいつら昨晩大騒ぎしてたから起きても来やしない…朝食7時からなのに…。7:20頃になってバイクのインテリおじさんがやってきた。リュック背負ってニケツで早朝のメディナ快走、涼しくて気持ちいい！

15人乗りのミニバスで幾つかのポイントを経てバスは一杯に。揺れるので乗り物酔いを避ける為に非常おやつを食べながら出発。早い段階でWi-Fiは2Gになり使い物にならなくなった。

ミニバス構成
・わたし
・UKカップル（シャーロット&ルーリー）
・やんちゃ系スペインガールズ（アナ&ベレン）
・ジャーマン家族（ミリアム&アバト&旦那）
・モロカン出身カナダレディース
・謎のアジア美女

道の途中で「L'huile d'argan」とアルガンオイル用の工房が幾つも見える。でもどの木かはわからへんな…三箇所の写真ポイントで撮影、休憩を繰り返して12時頃にようやく世界遺産 A?t Ben haddou（アイット・ベン・ハドゥ）に到着。長い…昼飯前にこんなひと山があるのか…。

タランティーノ映画（だったらみんなゾンビ）みたいな山の店

アトラス山脈を越えていく

ヨルダンでもこんな感じやったわ…という強烈な日差しの中、汗だくで登る。グラサン、帽子、多様布のアラブ巻き。ココもグラディエーター、ナイルの宝石、インディジョーンズ、クレオパトラ、アラビアのロレンスなどの映画で使われており、昔々塩で生計を立てていた住民らの現在の収入源になっているとか。まだ8組の家族が暮らしている。

お土産屋さんの実演絵画が面白かった。昔はミントティーで字を書いて炙り出しで手紙を書いたりしていたらしい。へー。

アイット・ベン・ハドゥ

インディゴの青、サフランの黄色、ミントティー炙り出しの茶色

14:30、ランチを近くのレストランで。自腹なのでアラカルトのビーフタジンをいただいた。ここで色々自己紹介などもして仲良くなった。ジャービスコッカーばりの気だるさでしゃべるルーリーは大分変わり者風。レディースは地元の貫禄で別席で食事。ジャーマン一家は明るい母さんと気が合いそうだ。鼻ピばりばりのやんちゃスパニッシュは意外と人懐っこい。

ここでシャーロットに事件発生。重度のナッツアレルギーらしくルーリーがアーモンド状の物を発見。涙ぐむシャーロットにみんなシーン。結局確認して事なきを終えたのだがそれは…旅行無理じゃね？

やんちゃガールズにルートを話すと私達もそのルートで行きたいというので今回最大の難関だなと思っていた、ツアー途中離脱からのグランタクシー共同借りメンバーが確保できそうだ。よかったー。

ビーフタジン。タジンもう飽きそう

アラブなインテリア

更にドライブドライブで寝落ちしながらついたのはワルザザード。しょぼめなので映画博物館にもいかず、鼻ピガールズと3人で日陰に座り、だりーなー、つかさっきシャーロット泣くのとかマジビビったよね！などと言いながら時間を潰す。2人はマドリッドに来たらウチに泊まってよ、グラナダはいいよ是非フラメンコ見てカタツムリ食べて、でもセビリアは私らにはつまんないよ古いから、と地元民の情報を不得意な英語で一杯教えてくれた。でも歳ゆったらのけぞるほどビックリしてた。すいません。

小さなホテル

小さな部屋

更に3時間ドライブしてそらそろ足が死にかけてきた頃19:00ホテル着。謎の美女は韓国人でお互い1人なので同室になった。観光もランチにも参加しないので何故かと思ったら、写真を撮る為に参加していて元モロッコ住民、今更観光地に行く必要もない、英語もアラビア語も自在に操り道中に友達だらけのスーパー美女なのだった。ブログで現地情報を伝えるコミュニティ運営もしているんだと。はーーーすごい。

20時からディナー。美女に身の上話を聞いたり、ガールズと笑ったり、ジャーマン家族と談笑したりの楽しい夜であった。美女によると今晩中に明日の荷物の整理が必要らしい。ラクダは2時間また開きっぱなしでヨガのごとしらしい。砂漠はテントじゃなくて外で寝るのがオススメよ、うまく写真が撮れたら私も一緒にフェズに行くわよ道中いいポイントもあるし、とひたすら胸を借りる。かっこえー。

小さな宴席

モロッコサラダだいすき

チキンとレモンのタジンアゲイン

ザクロがうまい

食事後は屋上に出ると真の闇と川の音だけ。空にはプラネタリウムのような満天の星で、ジャーマン母さんと息を飲んだ。こんな星空みたことない。ぶわっとミルキーウェイまで見える！ジャーマン父さんが突然星座アプリを取り出して、みんなで一緒になってあれがカシオペア、ベガ、と星を解明。

Wi-Fiはホテルでかろうじて繋がったけど明日は砂漠泊だから無理そうだな。ラクダ楽しみだ。

-そうだ、モロッコからパリまで行こう