そうだ、モロッコからパリまで行こう

今日の旅メモ(day3 マラケシュ)

朝6時に目が覚める。暗い中オーストラリア君らとブラジルちゃんが砂漠ツアーの為に出て行った。ポルトでまた会えるかしら。彼女は2か国籍があり、これから来年移住予定のポルトガルに行く予定。

ルーフトップでスタッフの若者2人とモーニングシーシャをよばれながら談話後、この上なく快晴の為3回に分けてシャツもズボンもランドリー。持ち物一覧外で買い足した洗濯袋が大活躍。毎朝クリーニングに来るアフリカンのお母さんが「この子プラスティカの袋で洗ってるわアハハハ」と笑って、お天気いいから屋上に干しなさいと言った。ダコー。この調子で液体アタック、持つのか。10時半出発。


今朝も小麦粉バリエーション

徒歩10分でMaison de la Photographie de Marrakech(写真美術館)。見た感じ小さくわかりづらい建物ながら、中は美しく静かでモノクロのヒストリカルな写真はなかなか見応えがあった。ちょっとマラッカのニョニャ博物館を思い出した。

二階で満面の笑みのフランス人おじいちゃんに「写真はいかがですか」と言われ「すばらしいですね」と答えると「それは良かった、嫌いだって言われたらどうしようかと!実は私が撮りました」と。どうやら会期展に入り込んでおり在廊中だったようだ。ありがとう、楽しみましたと握手した。


素敵な白い空間


ジャンピエール何とかおじいちゃんの個展

屋上が見晴らしのいいテラスになっていて水を買って飲んだ。快晴のマラケシュ一望、棚から溢れるピンクの花、穏やかな木漏れ日、と大変に癒された。ここは40DHも払うがまあ晴れた日に来る価値はあるかも。次回から半券提示で無料らしいし(んなアホなとは思った)。


心地よい日陰


ほら素敵


マラケシュの素晴らしい眺め


パラボラいっぱい

向かいの小学校の下校時刻でキッズの波に流されながらMosqu?e Ben Youssef(ベンユセフモスク)へ。こまかーいあれだ。ひたすらこまかーいのに見入って終わり。


こまかーいこまかーい


タイルもこまかーい


みたいな感じでした

評判の悪そうなマラケシュ博物館はあえて外し、そこから30分道を間違えながらひたすら歩いてjardin majorelle(マジョレル庭園)へ。かなりローカルな道を通ったので生々しい羊の切れ端やお菓子やさんを見つつ。

「イヴサンローランが愛した庭園」として有名なマジョレル庭園は人によっては70DH(860円)も払ってコレー?という評判もあるようだったけど、著名な観光ポイントなので一か八かで行ってみた。イヴサンローランが財団がなんか作って修復したのかな?アールデコのフランス画家が世界中の植物集めてエキゾチックに仕上げたんだってさ。


イヴサンローラン通りですって


日本人には竹林の感動は薄い


えっ!これがサンローラン記念碑?区民公園とかにあるよね?


マジョレルブルーがあちらこちら

お客も露骨に小綺麗な白人が多くて、CREAやFIGAROのモロッコ特集とか好きな人にはやっぱ向いてると思った。けど、ソテツやサボテンが珍しかった時代の金持ちのお庭だなーという感じも否めず。普通に歩いたら15分で観れる。


サボテンばーん


IKEAだ(小声)


フォトジェニックなスポットは多数

さて、通りがかった園内のカフェ「CAF? BOUSAFSAF」でオシャレにお昼にすることに。お金がかかって仕方ない全方位観光価格のマラケシュだが、と言うよりも色々交渉ごとがめんどいのでただ避けたいあまり、観光客としてどツボにハマっている次第。


とはいえとても素敵


初めてのケフタ

スパイシーなラム肉ミートボールとレモネード、あの半分金髪のアジア人1人でメシ食ってるわよ的な視線をいただきながらも大変美味しくいただいた。150DH(1850円)。高い…ココでたら銀行寄ろう…。

帰りに寄るには遠いなと思っていたスーパーの支店が庭園から数分の所にある事を偶然知り、モロッコのスーパーマーケットACIMA(アシマ)へ。やっぱいっとかないとね!


お待たせしました世界のクノールシリーズ(羊多め)


BIOのクスクスとかあるんだなー


イワシやツナ缶がすごい多い


このツナのロール感気に入った


やはり甘い用の小麦粉も多数


量り売りスパイスっていいよね


コレは割といいのでは…としばし

ウロウロしながらもそこまで興味惹かれることなく自分用お土産を2点購入。価格交渉とかしなくて買えるのサイコー。


焼き魚用スパイスとアルガンオイル、合計60DH(700円)

めんどくさいタクシーでメディナ帰着。ついでに風呂を済ませて明日の準備、更に思い切って4度目の洗濯。夕方からは撮影目的でフナ広場に再度。Caf? Gracierのパノラマ席へ。


同じ目的の人ばかり

フナ広場を囲むカフェのテラスはさながら花火大会のような人だかり。まずシードル20DHを買って最前線から3列目の最後列で様子見。空いたら前に前にササっと進まないといけない陣取り合戦!無事30分後奇跡的に最前線確保。

GoProのタイムラプスでフナ広場の夕暮れを撮りたかったのだ。10sec/1枚だと容量が心もとないので30sec/1枚で実に1時間粘った。途中でテアラモントシルブプレ、とミントティーを追加。


下からみたフナ広場も


上から見ると長い影が伸びて


徐々に暮れていき


ミントティーで粘ると


賑やかな夜がやってくる

屋台で羊でも食べたかったけどもう20時だったので帰宅。もう誰か寝ている…真っ暗やないか…。そこに新しくインド人らしき朗らかな好青年が到着。暑いよね、冷房つけるよ。リモコンここに置いとくからね。一期一会のホステル宿。

聞くとサンフランシスコ出身のRoceanは、CISCOのファイナンシャル系エンジニアを6年やっていたがもうイナフ!と辞めて10ヶ月のワールドトラベル中らしい。さすがアメリカ人…私の1ヶ月とはレベルがちゃう。しばしおしゃべりした。

春に日本にも行ったんだよ。桜見れた?時期短いのにラッキーだったね。関西も福岡も行ったけど広島がゴールデンウィークで、そんなの全く知らないからホテル取るの超大変でさあ!広島では野球を見たよ。あの球場アメリカのみたいでしょ新しいから。そうそう!すごい綺麗だった!

今からどう行くの?ポルトガルからパリまでだよ、明日早起きだから起こしちゃうかもゴメンね。全然いいよそんなの。私ポルトガルのことあんまり知ら
ないんだけどさ(笑)いや俺もだけど(笑)でもポルトもリスボンもとても良かったよ、行くべきだね。

ただ、スペインはホントにスリに気をつけて、俺も両手ポケットに入れて歩いてるし。え!あなたみたいな旅慣れたメンズですら?マジでー!沢山チェーンとか持ってはきたけどさ。それがいいよ。私モロッコの方が危ないと思っていたけどね、超ピースフルだよね。そうそうまあ物買えってしつこい程度だよ、スペインは危ないよ。

どっかオススメの場所とかご飯あった?観光客向けばっかで全然ローカル行けてない、交渉嫌いなんだよねー。日本人定価好きじゃん?(笑)そうだね、タイとかベトナム人なら値切ったりするけどね、僕は両親がインドだから交渉には慣れてるかな(笑)

しばらくしていつも寝ているところしか見たことなかったコロラドガールが部屋にやってきた。「ハッ!静かすぎて気づかなかったわ!(笑)」

彼女ともしばしトーク。コロラドガールもまた、辞めマンで7ヶ月のワールドトリップ中。みんな会社辞めて世界一周するんすね。スペインは確かに危ないからこんな風に防御したよ、でもずっと気を張るから疲れるのよね。あと意外と人種差別あるよ、と話はシリア難民の話まで。有色系アメリカンの彼女は色々思うところがあるらしく、そんなヨーロッパでの知られざる酷な難民扱いについて熱く語っていた。この手の話になると60パーしかわからんなあ…「今からトランプやるけど来る?」23時か…その前に絶対混ざれないからやめとこ…英語ペラペラになりたいなあ…。

明日は早い。いよいよサハラ砂漠。果たしてここまで超快調だったWi-Fiはどこらへんまで通じるのか…。

げっ!洗濯物全然乾いてない!マジか!

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-そうだ、モロッコからパリまで行こう

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