今日の旅メモ(day9 シャフシャウエン)
昨晩2時まで調べものをしていたのですっかり寝不足。最終的にプラン3まで改良ルートを考えてWi-Fiのよく繋がるところでブッキングすることに。9時に起きてシャワーを浴びた。この旅初のドライヤー。明日はそろそろ水道みたいなシャワーから逃れられたらいいな…。
外に出ると超快晴でモロッコのベストシーズンという感じ。受付のおじちゃんがカタコトで屋上に朝食があるから急ぎなさい、鍵はちゃんとかけてねーと言うので急いで洗濯して屋上に干し、アナやベレン達と簡単な朝食。
はい、パンジャム紅茶
街を見渡す古いモスクのようなものが山の頂上にあるので行ってみよう。ホステル裏手の道をひたすら登る。途中でスペイン人が息を切らせてやってきた。「僕は画家でして、お見かけするところ何かクリエイティブなお仕事かと思うのですが」『まあそうですね』「やっぱり。良かったらお茶でもいかがですか」『んーありがたいですが1人で居たい感じなのでまたの機会に』なるほど、半分金髪だとそんなナンパをされることがあるのか。
途中エルラスマという場所に共同洗濯場があった。あーこれ!世界ふれあい街歩きで見たわ!でっかいカーペットをゴシゴシ洗っている人など多数。観光スポットになっているみたい。
川の涼やかないい場所でした
さてそこから30分程ゼーゼーしながらキツイ陽射しの中登りきると、まあ絶景かな絶景かな。これぞシャフシャウエン!という青い街の全体が見下ろせて、静かに風に吹かれながらしばし腰掛けてぼんやりした。遠くの山も平野もとってもキレイ。いやーこれてよかったなあ。
シャフシャウエン全景
登ってきた甲斐がありましたねーとアメリカおじいちゃんと話をして写真を頼んだ。おじいちゃんは引退して次に住むところを旅しながら探しているらしく、あとアジアとどこかに行ったら世界一周なんだよ!とニコニコしながら言った。
帰りは青い街を通りながら広場へ。すごい陽射しでサングラス無しでは無理なぐらい、街がピカピカになる。青が染みる。ちょうど正午前、昨日のカフェに入ってそこから実に3時間テラスで今後の旅のルート確認とブッキング作業。チーズオムレツとオレンジジュース、テアラモント2杯。作業もあったけど、心地よいのでもうずっとここで茶してたらそれでいいや…ってなるぐらい穏やかな街なのです。
ハーもう最高にのんびり
チーズオムレツうまかった
さて、当初の予定ではセビリアからリスボンに向かい右回りにマドリッドまで行く予定だったのだけど、どうしてもそうなるとしんどい夜行バス&高いフライト&ライアンエアー利用がマストになるので、セビリアからマドリッドに上がり左回りに進むルートに変更した。何回も何回もskyscannerを検索して、ブログやサイトを調べてようやく着地。
ヨーロッパのLCC大手ライアンエアーは下手すりゃ定価でも2000円とかで普通に安く飛べるのだけど、私のように預け荷物があると値段が跳ね上がる上、外人はVISAチェックが必要だったり、スタッフが少ないのでチェックインに行列がマストだったりとなかなか外様には面倒くさい独特の仕様なので避けることにした。
てなわけで3時間かかってルートを確定し、早く予約しないと不安だし安くなるしな大移動3本を確保。ここは値段よりタイムイズマネー&エクスペリエンス。
1、セビリアからマドリッド
→新幹線AVEで2時間半 手数料込み早割64ユーロ(8800円)2等車
2、マドリッドからリスボン
→国際夜行列車TRENHOTELルシタニア号で9時間半 手数料込み早割55ユーロ(7600円)2等車寝台
3、ポルトからバルセロナ
→ブエリング航空で1時間半 荷物預け1個23キロまで 定価55ユーロ(7600円)
鉄道マニアのあなたに捧げたいヨーロッパの車窓から的風情になってまいりました。寝台列車とかインド以来だな。でも写真みたらその100倍キレイでした。問題はその時にそこまでたどり着けているかどうか、だ。
ちなみにスペイン国鉄RENFEのウェブサイトがスマホ未対応だしUI悪いし動作おかしいしでかなりファッキンシットだったのでRAILEUROPEで申し込みました。ヴエリング航空もウェブの動作がファッキンシットだったのですが、公式アプリを落とすとすみやかに。skyscanner経由で買うとフィー取られるものね。
さて、気持ちがスッキリしたところで宿に戻りオーストラリアおばちゃんとしばし談笑。洗濯物を取り込んだら靴下が片方無かったので、落ちたのかなーと念のため地上に降りてみたら前の家の洗濯物に混じって片方だけ干してあった(笑)ありがとうございます。
実家にLINEビデオなどして(便利な時代になりましたねえ)、青い街探検。夕暮れどきにやっぱり上から見たくなりまたも高層カフェアラジンでイカタジンの夕食。アザーンを聞きながら眺めるモロッコの夕景もこれが最後。シャフシャウエンはホントにいい街だった。
宿までの道
パツパツの雑貨屋さん
また来たアラジン最上階
イカのタジンもうまいじゃないか
夕暮れの広場に三日月
明日は早朝からヨーロッパへ大移動。早く脱アラブして酒飲みたい!水圧のちゃんとしたシャワー浴びたい!待ってろ、アンダルシア!