そうだ、モロッコからパリまで行こう

今日の旅メモ(day21 ポルト)

ポルト1日観光のはじまりはじまり。昨晩受付で聞いたところによると、かなりコンパクトでセントラルは徒歩で回れそうだった。やっぱアンダンテカードもポルトカードも必要なかったやつやで…涙

女だけのドミトリーは静かで支度も早くていい。半裸で歩いてたりイビキがひどかったりダラダラ寝てたりしないからね。朝食にトーストとジュースを軽く食べて、ラウンジでgoogleマップに主な観光ポイントをマークして、充電器セットしてたら9:30になった。

一日中全くおかしな天気で、快晴かと思いきやブワッと土砂降り、曇って晴れてまた天気雨、と脱ぎ着や傘の出し入れに忙しかった。昨日友達がくれた24時間有効の観光ブルーバスチケットとイヤホン、11:45まで有効なのでバス停を探したのだけど目の前で行ってしまい、止む無く歩いてポルト大聖堂へ。1回あのおのぼりさんバス乗ってみたかったなあ…ホームページでマップにピンが刺してある場所にバス停が無い、っていうね。ちゃんと刺してくれ。


乗りそびれた青いバス


晴れたり降ったり曇ったり

今日の大聖堂。ポルト大聖堂はそれほど大きくない。祭壇は古い金尽くしで菊のような花が飾られていたのもありまるでお仏壇のような印象だった。ポルトカード割引で2ユーロ払うと隣の回廊に入ることが出来る。アズレージョで囲まれた青い廊下や祭壇よりえらいことになっている金金の教会などを見学。屋上にもアズレージョの壁が。


ポルト大聖堂


お仏壇感て言っていいかあれだけど


回廊のアズレージョ


何をどう鑑賞したらいいやら

すぐ横の道はドウロ川に架かるLu?s I Bridge(ドン・ルイス1世橋)に繋がっている。道路と鉄道が共用で、上段がメトロで下段が車。その両脇に柵もなく歩道があるので要注意。上段を歩いて川を渡ったのだけど柵もだいぶ心細く、しかも道の隙間からチラチラはるか下の道路が見えてめちゃくちゃ股間がキュッとなった。こ、こわい…!


でも眺めはいい

橋からロープウェーが見えたので乗ってみることに。片道チケット買って乗り場で無人なんやと驚いた。ドウロ川の南Gaia地区はポートワインのメーカーが集まるワイナリーゾーンになっていて、オレンジの屋根の上に屋号がデカデカと掲げられている。友達がそうでも無かったと言っていたし見学して買わされる系のツアーばかりみたいだから行かなかった。


無人なんや!


貸切ロープウェイ


いい感じに見渡せますやんか


川向こうのポートワイン蔵元群

北側の川沿いはリベイラ地区でカラフルなカフェバーなどが軒を連ねている。またブルーバスを逃したのですっかり諦めて、橋の下段を渡って帰った。これはこれで腐食している箇所がたくさんあって、いつバカンと足が抜けるかと股間がヒヤヒヤする道であった。


帰りは下からね


また股がキュッとなる


リベイラ地区のカラフルな建物

11:45、近くのBolsa Palace(ボルサ宮)まで歩いて行く。ボルサ宮はガイドツアーのみで12:00からはフランス語とスペイン語。16:00の回は確実に英語だよと言うので予約してチケットを買った。ポルトカードで3.5ユーロ。ポルトガルは物価が安いというけれど、確かに南スペインでゴリゴリ入場料取られてたときに比べたら一箇所辺り5ユーロぐらい安いな。

さて時間があるな、と昨日友達がいい感じに少し飲める店があったよと言っていたフローレス通りへ。どの店がわからなかったけどいい雰囲気のbioカフェMercearia das Floresがあったので入った。缶詰が主体で自分で選んで食べられたりするみたい。ピンクポルトとサーディンサンドで8.5ユーロ。サーディンサンドってどんな風に仕上げるのかしらと思ったら普通にパンに挟んだだけやった。


フローレス通りにて


お店外観


超缶詰きゃわわなんですけど


雨宿りのワインがいいよ


ピンクポルトとサーディンサンド

続いてクレリゴス教会のタワーを見に行く。ポルトは次の目的地までさいぜい10分なので地下鉄に乗ることもなく、お茶しながらハシゴ出来るコンパクトな感じがいい。こちらの祭壇は淡いピンク色の彩色が素敵でドラマティックな印象。ポルトに来てからこういう段々の上に御神体が祀られているという構造の物が多くなった。土地によって違うもんですね。

街を見下ろすクレリゴスの塔に登ってみたけど、このタイミングで凄まじい土砂降りと暴風に会い、塔の最上階に着いたら狭ーい石造りの展望台で吹き飛ばされるかと思った。下見えるし!すれ違えないぐらい細いし!ひーーーー降りる!すぐ降りる!!


今日の教会はラブリー


ヨーロッパで石段を何段登ったことだろうか


狭い展望台こわい!飛ぶ!

塔から降りたら超晴れた。どういうことやねん。続いてすぐそこにある世界遺産の老舗書店Livraria Lello & Irm?oへ。昨日教えてもらって初めて知ったのだけどハリーポッターのモデルらしい!それは行かねば!

最近3ユーロ入場料を取るようになったらしいレロ書店は、まさにハリーポッターな素晴らしい階段と内装でワタクシ釘付けだった…うっとり。本を買うと入場料は返してくれるらしいがこの人混みで果たして本屋として機能しているのかどうかわからない。いやーよかったここ。


一見ただの間口の狭い白い本屋だが


おおおおおおおおお!


わああああああああ!


寮の前の動くやつなの?


上から見た感じ

そこから3分のIgreja do Carmo(カルモ教会)見学。こちらもアズレージョの壁が特長。中は小さくてお祈り中だったので早めに退散。15:00過ぎたのでボルサ宮に戻ろうとgoogle先生に聞いたらまたマニアックな道を示されたのだけど、とっても素敵なミラドールを通りかかったので街を見下ろす写真が撮れた。


カルモ教会


アズレージョの壁


やっぱり段々だ


んでグレゴリスの塔めっちゃ晴れてるし


Miradouro da Vitoriaから

ワイン一杯飲んで時間潰してからボルサ宮のガイドツアー。宮、と言っても昔から商工会議所みたいなもんらしい。ポルトガルが強かった頃のこれ見よがしなアラブルームとか調度品が沢山ありました。隣にはmust seeらしいモヌメント・デ・サン・フランシスコ教会があるのだが、これが凄かった!結構私の大聖堂&教会史上3本の指に入る名建築、というか入ったらあまりの迫力に「ふえー」って言うたよね。


細かいアラブ部屋


モヌメント・デ・サン・フランシスコ教会


ふーわーー


仏壇はともかく


壁!


壁な!

すっかり圧倒された。ちなみに写真撮影禁止なのですが知りつつもこっそり大胆に撮ってたら私だけ見つかって怒られました。すいません。みんな撮りまくってるのに私だけ何故…。

外に出たらまたも土砂降りにあったので坂を上がるケーブルカーに乗った。物凄い急傾斜を2ユーロでサクサク上がる。そこから満席の老舗カフェマジェスティックを見たり、ザラ見たりしながら歩いておうちに帰りました。ずぶ濡れになったみんなが次々悲鳴をあげながら帰ってくる。


ケーブルカー的なもの


夜のサンタカタリナ


マジェスティックカフェ

遠出したくないので受付でオススメタパスを聞いてTASCOという近所の店に。1人で入るには思ったより広くて相席マストだったけど、1人でも何とかなるポーションでポルトガル料理が食べられて、接客も明るくて大満足。オススメデザートも調子にのって頼んだら美味しいんだけどクソ甘かった。やっぱこっちのスイーツは甘すぎるわ。


タスコカウンター


タコ飯とバカリャウマリネとビニョベルデ


マザーインロウチョコムース

お腹いっぱい。受付の兄ちゃんにお礼を言って、日本食とポルトガル料理って似てるよねーと話をした。シーフードとかライスとか塩鱈とか、馴染みやすいもんが多いよね。朝からみっちりポルトを満喫した1日でしたとさ。

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