糖質制限

で、糖質制限ダイエット3ヶ月でどうなったのか。

東京弁当生活改め、京都糖質制限生活です。すっかり本業の弁当更新が滞っております今日この頃、ついに糖質制限生活も丸三ヶ月、ダイエット開始からは半年となりました。7月から新フェーズに突入するのですがここで一旦ここまでの活動を振り返ってみたいと思います。

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第一期、ひたすら有酸素運動

正月に見たこともない体重に爆上がりして「これはいくら何でもやべえ」と年始の目標にダイエットを決めました。30過ぎるとチビチビと身体が緩み、35を過ぎると代謝も落ち倒し、ちょっとやそっとでは痩せなくなる中年期であります。とりあえず前から入会してた(けどサボり倒していた)ジムで有酸素運動をスタート。

内容は、いきなりジョギングは辛いので最終的に50分くらいの坂道早歩き運動に落ち着きまして、これを週5ほどせっせせっせと繰り返し。音楽を聞きながら踊り歩いてる感じで楽しく有酸素運動。アップテンポの曲だけ走る。

結果

・・・痩せねえ。

こんだけ運動したつもりなのに一向に痩せる気配がありません。さすがに一時的な正月の爆上がり体重は収まりましたけど、こう、もうちょっと努力した分スーッといかないもんかね?という理不尽な三ヶ月に。これが10キロ単位で落としたい人だったら効果アリだと思いますが「あと数キロ落としたい」程度のダイエットの場合、適当な運動だけじゃ劇的には動かないのでした。

教訓

「おばさんの体重はジムの適当な有酸素では落ちない」

肩こりの解消とか運動不足解消には効いたと思うけど、わたしが求めてるのはそこじゃないんだー!

第二期、糖質制限を開始

そうかそうかよしよしわかったやっぱ食事制限もやらないといけないってことなんだな、ああわかったやってやろうじゃないの、ということで4月から糖質制限を開始。まずは糖質制限の「糖質」とは何たるかを本でお勉強、調味料やおやつもガラリと変わりまして大変ストイックな生活になりました。

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例えばこんな物が食べられない

  • 米、パスタ、パン、うどん、蕎麦などの主食
  • 調整豆乳、牛乳、フルーツ、ヨーグルト
  • 根菜(じゃがいも、蓮根、ごぼう)※人参と玉葱は遠慮がちに使いました
  • その他野菜(コーン、アスパラ、フルーツトマト、なすなど)
  • ソーセージやベーコン、ハムなどの加工肉
  • 各種調味料(砂糖、酒、みりん、ソース、ケチャップなど)※味噌すら要注意
  • ビール&日本酒厳禁!トニックウォーターやサワーもNG
  • お菓子なんか食べられるわけないでしょばかちんが

日本人は食事の6割が糖質だそうです。糖質制限のフィルターを介して生活をすると、世の中にもう幸せなんて無いんじゃないかと思うぐらい絶望的になる禁止事項の多さ。糖質最高!という思いばかりが募りますがそうも言ってられないので「あれもこれも食べられない」のではなく、「なにが食べられるか」というのに注目して面白ゲーム化するマインドが重要です。『食品ゲーム!何が食べられるでしょ〜うか!』です。

こんなものを食べるようになります

  • 肉!魚!たまご!
  • アボカド、ブロッコリー、葉野菜
  • 豆腐、厚揚げ、薄揚げ、納豆などの豆製品
  • アーモンドミルク(砂糖不使用)※グリコ「アーモンド効果」が一番美味い
  • マヨネーズ、いいオリーブオイル
  • チーズ
  • ナッツ(特にクルミ)
  • 飲むならハイボール、焼酎、ジンウォッカソーダ、赤ワインは少量OK
  • ちまたのロカボ食品
  • 糖質オフおやつ

ほら、意外と食べるものがたくさんあるのです。「カロリーは考えない」のが糖質制限のルールなので、断食やカロリーダイエットよりはずっとラクかもしれません。外食は居酒屋か肉バルが好ましく、特に焼き鳥屋は「全部塩で」なら無限の可能性が広がるパラダイスです。バーのマスターは特別にお通しにナッツを出してくださるようになりました。ありがとうございます・・・わたしの半分はみなさんの優しさで出来ています(もう半分は脂肪)

糖質制限による食生活の見直しとリセット

『慣れ』とは不思議な物で、痩せる目的でありつつも、これが一種の糖質依存リセットみたいな感じになって食習慣や舌の嗜好を見直すのにとてもよいキッカケになった気がします。いや、痩せたいんだけどさ。でも、これをやめてからも残る習慣がおそらく多くある。

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開始当初は「無いと死ぬ」と思っていた白ごはんも、不思議なことに10日もすれば全然食べたくなくなっちゃって。今では一日一食に玄米少々でいいかな、というまるで坊さんのような気持ち(でもパンは食べたいのが乙女の煩悩)。前は歯に挟まるから全然好きじゃなかったナッツもすっかり間食として定番化。キリクリームチーズを片手に生くるみの入った瓶を小脇に抱えるウィニーザプーの爆誕です。

調味料もせっかくなのでいいのにしようと、オリーブオイルはコールドプレスのいいのをiHerbで買いました。ドレッシングはメルカリで買った南風食堂レシピで手作り。ふすまパンも焼けるようになったし、ローソンとシャトレーゼがいかに神であるのかもわかったし、グラスフェッドギーも高いけど価値はあるね。

この辺のベストセラー本も読みましたけど、結構糖質制限に似たベクトルなのですよね。MEC食、地中海式食事法みたいなやつ?ってわりと糖質が低めなアプローチがなされている気がする。ということで、糖質制限生活はダイエットでありながらも、同時に『好ましい健康的な食生活とはなんぞや』のお勉強になった気がするのでありました。

ただ、日本食って食材はヘルシーだけど甘いね!どうしても無視できない、醤油・砂糖・日本酒・みりんの定番組み合わせ。そして京都はまた更に味付けが甘いときたもんだ。この日本食との付き合いをどうやっていくか、ってのは長い目で見たときに今後の課題になりそうです。

糖質制限中の運動について

ちまたで話題のライザップ。食事の方はこういう糖質制限のスーパー版を監視付きでびっちりやるわけですが、運動の方は有酸素ナシ、つまり筋トレオンリー!なんだってさ。ということで、わたしも4月〜6月は主に筋トレで過ごしました。ほとんど有酸素やらなかった。有酸素やると筋肉を分解しちゃうっていうから。

マシントレーニング10種ぐらいを30回づつぐらいやったかなあ、それとベンチで腹筋もしてました。世の中には筋肉マスターが山程いるのでいろんなサイトやブログもあるので参考になるんだけど、毎日筋肉痛でよろよろになるってほどの運動はしなかった感じです。頻度は週6回ぐらい。

囚人生活ギャラリー

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 icon-camera 初めて行った「いきなりステーキ」でポテトをブロッコリーに変更してみる。

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 icon-camera 表参道ではサラダランチが定番化しつつある。都会のど真ん中はこういう店が多いので助かるけど圧倒的にコスパが悪い。

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 icon-camera まるごとの魚をシンプルに食べられるので、オーブン焼きという手法をマスターしたいと思っております。

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 icon-camera 神の与えたもう褐色の宝石、それはシャトレーゼの糖質オフ生チョコレート。普通に美味すぎて3箱ぐらい常備。

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 icon-camera 糖質制限生活はコストがかかる。富澤商店で一式買ったらふすまパン80個ぐらい焼いても3000円以下で済む。

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 icon-camera 京都江部粉でもパン焼いてみた!味は美味しいけど膨らみがイマイチだな。コスパ的にも富澤に軍配。

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 icon-camera 崇仁新町で食べたブロッコリーの燻製、超ウマいので絶対そのうち自作する

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 icon-camera 家にチーズを欠かさなくなった。久しぶりに見つけたノルウェー産ゴートチーズ「スキクイーン」は塩キャラメルみたいなしょっぱさとカラメルな甘さで止まらぬ美味しさ。

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 icon-camera 糖質オフおやつ。シャトレーゼ以外では抹茶プリンは手に入りやすいので常備。ナタデココゼリーも美味しいけどちょっと人工甘味料的なゼロのやつ。でもウマい。

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 icon-camera SUNAOシリーズは頑張ってるなあと思う。それにしてもどうして女子はたまにアイスを食べたくなるのだろうか。

で、三ヶ月の糖質制限の結果はいかに

こうしてたまに旅行や来客で脱線しつつもどうにかこうにかしのいできた糖質制限生活。毎日のグラム数は測ってないけど、比較的ストイックにやった方だと思うんですよ。その結果がこちらです。

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あれ・・・あんまり痩せてなくない・・・?
メモリ的にはせいぜい体重が1-2kg、体脂肪が2-3%減といったところ。ここ数年間気が向いたときにつけていたアプリの他に、壁にグラフ(ヘルシアHPからダウンロード)を貼ることで日常的な視覚化を測ってきたのですが(これは結構いいですよ)それで見るとこうなります。

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薄目で見たら右肩下がりのような・・・横ばいのような・・・。4月に少々下がったものの、5月半ばからはほとんど横ばい状態でモチベーション下がりまくりです。あのとき一口もらった唐揚げか?お弁当で食べた助六か?沖縄そばか?マイナス要因ばかりが頭に浮かびます。うーむ、なぜだ。いろいろネットを調べた結果こういう考察になりました。

女性の糖質制限ダイエット効果について

まず、同様の食事、運動をした周囲の皆さんで成功しているのが圧倒的に男性なのよねえ。みんなお腹ぽっこりが無くなってひと回り細くなって二桁ヤセのツワモノも。どうやら男性肥満は主に内臓脂肪が原因で、糖質制限はまずそこから効いてくるらしい。それに比べて女性の肥満は大半が皮下脂肪なので、そこに効いてくるには男性よりずっと時間がかかる長期戦らしいとの説。ガーン。わたし・・・この春いちごも食べずに頑張ったのに・・・!

もちろん多少のぽっちゃりは女性でも当然最初は落ちるけれども、男性のように継続的に痩せていくには根気がいるかも。特に「あと数キロダイエット」の場合は余計そうなのかもしれん。わたしのお友達の元ライザッパーも、最初はスコーンと落ちて肥満状態を脱した後は結構苦労してました。

あと、女性は圧倒的に筋肉が少ないので多分猛烈な筋トレが必要ですね。これがライザップで痩せるのと自前ライザップとの一番大きな差だろうなあ。わたし、自分で「ウハァァッ!」みたいな超絶ウェイトトレーニングやるのとか絶対無理なんだけど(捨)気軽に佐藤仁美になれると思ったら大間違いだな。

  • 女性は男性に比べて圧倒的に肥満原因が皮下脂肪なので長期戦の恐れ
  • 生理期間があるので効果が上下しやすく断続的になりがち
  • 筋肉付けるのにめっちゃ頑張らないとダメ
  • 甘い物食べたくなる生き物(生理的にも)

がしかし。無変化だった第一期と違って第二期では筋トレに精を出したおかげで多少身体に締まりが出ました。自分で分かる範囲ですけども、肩が薄くなり、尻が固くなり、腹が締まってうっすら縦線が現れはじめ、足も引き締まった。そうなのだ、一応物理的に変化はなんとなーくあるのです。きっとこれは糖質制限+筋トレのおかげ。

で、これらを踏まえて結局のところ「体重」ではなく「体脂肪」「筋肉量」なんだよなという結論に至りました。いや、わかってたけど物凄くよく身にしみました。筋肉増えると体重重くなるしね。よーし、体脂肪落とすぞー!エイエイオー!

教訓

  • 男性の肥満にはきっと圧倒的に効く
  • 女性にも人によるけどある程度までちゃんと効く
  • 食事制限と同時に筋トレはマスト
  • 食費コストがかさむ
  • 食生活習慣の見直しには良い

そして、第三期ファイナルへ

ドラクエみたいですが、7月からは半年の助走を踏まえてさらなるアプローチをスタート。効くのかな〜どうなのかな〜。ただでさえコスト高いのに、猛烈なAmazon攻撃でいろいろ必要物資を買い込んでいるので非常に出費がかさんでおります。しかしここまで来たら後には引けぬ。与沢翼も頑張ってることだし、わたしも年始の目標を達成できるように頑張るわ。第三フェーズの詳しい内容はまた。

つづく。

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