そうだ、引っ越ししよう2018〜壁紙貼りDIY編
今回は自力で頑張ったのだ・・・!
この度もまた壁紙を少々変更。壁紙を変えるというのは家具を全部買い換えるよりもインパクトのあるインテリアで一回やるとやめられない。以前の記事は地味に反響も大きかったので、前回の退去時から今回のDIYまでの記録をお届けします。
剥がして元通りの賃貸用壁紙施工
あれは遡ること8年前、古いマンションに引っ越した際にふと壁紙を変えたくなり、現状復帰可能で賃貸でもイケる壁紙変更の方法はないかと探し求めた結果、「エルゴッドホーム」平野さんに施工をお願いしました。
壁に色をつける(2010年)
壁に色をつける~その2(2011年)
その後、ブログを見てご依頼なさった方もちらほらいらっしゃるとか。「剥がせるノリ」で貼る壁紙は退去時の現状復帰が可能な上、なによりプロにやっていただくと一切の手間ナシでとってもラク!金で時間と手間を買うだけの価値あり!でいいアクセントになりました。懐かしいなあ、ショッキンググリーン&チェリー柾目の壁。平野さんがおっしゃってた通り、ちょっと派手なぐらいがちょうどよかったです。
退去時はこんな風に剥がしました
京都に引っ越す際には自分でベリベリひっぺがしました(ちなみに剥がしだけの依頼もできます)。まず壁紙に傷をつけてとりあえず剥がす。壁紙は二段階で剥がしていくのですが最初に柄の入っている上層を無心で剥がしていきます。
薄茶色が二層目
するとその下から壁紙の接着層である薄い茶色が現れます。これは水をひたすらびしゃびしゃなじりつけてゆるませ、十分に濡れたところで剥がしていきます。ゆでたまごの薄皮剥くみたいなかんじ。
ぺりーーーーーーーーー
大量の使用済み壁紙
大きく剥けるととっても気持ちいい。ただしちゃんと水が行き渡ってないところや細かい部分はうまく剥がれなかったりもするので、追ってちょこちょこ剥がします。あと、下地の壁紙がちゃんときっちりくっついてるのが大事。うちは施工がボロすぎて元の壁紙の接着が相当甘くなってたので、本当の壁紙まで剥がれてきたりしたのですが管理会社に「元から剥がれてきてた(ほんと)」って伝えてことなきを得ました。
長く住んでいたのでノリ劣化してないかな大丈夫かよって思ってたのですが、ちゃんと剥がれて地味に感動しました。なるほどこうやって剥がすのか、これなら何とか自力で出来るな、と経験値アップ。
壁紙DIYにもいろいろあるのだ
さて、今回のお引越し。エルゴッドホームさんは関東エリアが対象で、たまに関西遠征もしているのですがタイミング合わず自力でチャレンジすることに決定。果たして自分で出来るのだろうか・・・いろいろ調べて参考にしたのは主に壁紙屋本舗・カベガミヤホンポさんと、RESTA(リスタ)DIY SHOPさん。
壁紙DIYと一口に言ってもいろいろ種類がありましてね、まとめるとだいたいこんな感じです。
- 国産壁紙はだいたい表ビニール裏紙の二層構造なビニールクロス
- 特長的なプリント壁紙は大体輸入物で高い、しかも10メートル単位で売りよる
- 生のり付き壁紙(裏のフィルムを剥がして接着)はきっちり貼れて復帰不可
- のりナシ壁紙は剥がせるのりを使うことで賃貸利用可能に
- 貼り方もいろいろ(のり、両面テープ、養生テープ使用、ホッチキスなど)
その他、お風呂にも貼れる耐水性のあるもの、台所リフォームに便利な粘着シート、オーダーメイド、マスキングテープなどなど情報が多すぎて自分に必要なものを把握するのにえらい時間がかかりました。結論、わたしは「国産のりナシ壁紙」を「貼ってはがせるフレスコのり」で貼る定番賃貸向きコースに。テープで貼る方が簡単そうだけど、一発勝負になっちゃうから初心者向きじゃないのよね。のりだとジリジリ動かして位置調整なども出来るというわけです。
自力でやる!壁紙貼りDIYの必要ツール
さて、やり方が決まったところで必要物品を揃えます。毎日毎日楽天から何かしら届いては、アリさん引っ越しセンターで新居に運びこんでいたわ・・・。
貼ってはがせるフレスコのり
賃貸には必須の貼ってはがせる壁紙用粉のりイギリス生まれの「スーパーフレスコイージー」
を購入。これで壁紙を貼るとわたしがやったように水で裏紙を剥がして元に戻せます。(退去するまでその塩梅は不明だが・・・)
均一に塗るならローラーハケ
ちびちびハケで塗るのもめんどくさかったのでスモールローラー(ハンドル付)幅15cmタイプを買いました。ペンキ用っぽかったけどもちろんノリも塗れましたよ。もう、これがないと全然話にならなかったのである程度大きい面積のときには必須。
きりたんぽを彷彿とさせるルックス
忘れちゃいけない壁紙もオーダー
今回はロクにサンプルを取り寄せる時間もなかったのでほとんど画面を見たまま一発勝負。結果的に、ちょっとブルーが濃かったな・・・とか緑が明るすぎたな・・・とかニュアンスの違いはありましたので、時間があったらA4サイズのサンプル(100円ぐらい)を取り寄せて確認したほうがいいかも。
ちなみに「あら素敵」と思うようなプリントの壁紙はだいたい輸入壁紙でして、国産の無地なんかと比べると桁違いに高いものも多いのでその辺はこだわって腹をくくるか、わたしのように諦めて無地や安価なプリント物で諦めるという決断が必要です。
その他施工道具
他に必須なのは養生テープ、カッター、地ベラ。のりをとくためのバケツも必要です。この辺がめんどくさかったらもう一気に道具セットを買ってしまうという手もある。ここまで細々とは必要ないけど、個別で買うよりオトクだったりします。
いざ、壁紙貼りDIYスタート!
必要物品が揃ったところでいよいよ本番。まずは前日にのりを作っておきましょう。粉のりは味噌桶に入れて水と合わせてかき混ぜ、一日置いてなじませました。水を入れたところに粉のりをサラサラをまんべんなく振り入れる、という説明を無視して適当に混ぜたので思いっきりダマができました。気にせず無視。のりは結構サラサラだったので、分量よりちょっと少なめの水の方がベターだと思います。
失敗例のやつやん
面白くてタプタプしちゃう
貼る場所にコンセントなどある場合は養生テープで保護してから、貼る箇所のサイズを測り、ちょっと大きめに壁紙をカットしてローラーハケでのりを塗布。サイトでは壁紙の裏側に塗るのがセオリーみたいですがわたしは壁に直接塗ってしまっています。説明は事前にちゃんと確認しましょう。俺な。
養生だいすき
そして何の躊躇もなく壁に塗布していた人
壁紙をバーンと壁に当てて少々位置調整。とにかくよれるのでこれを地ベラ片手に職人気分で伸ばします。最初は手で伸ばしたほうがキレイに伸びる。あと、地ベラが鋭角なので壁紙が傷つきやすいから要注意。こういうときに「道具セットのなでバケ 」があるといいわけだなー。
まずは壁面キャビネットのテレビボード部分を施工
角はきっちり鋭角にカット
何を間違ったかすごい剥がれてくるので養生止め
フチは重みもあってガンガン剥がれてくるから困りました。コンセント部分や角のカットも結構大変なのでおおらかな気持ちでやるのがよいでしょう・・・。でも一番大変なのは「よれ」。伸ばしても伸ばしても空気が見つかるのでかなり根気よく丁寧に伸ばすのが重要ですが、作業がループして心が折れそうになるよ。フウ・・・・。
壁の方が体重かかるから伸ばしやすい
しばらく乾燥させてる間に、リビングダイニングの壁にもアクセントクロスを少々。はみ出たノリは濡らしたふきんやスポンジで拭き取ります。本来は半日もあれば完成なんでしょうけれど、乾いてはフチを塗り直して、などやってると安心できるぐらい完全に乾くのに2〜3日ぐらいかかるかも。
この調子で他の場所にも壁紙貼ってみよう
さて、だいたいの手順がわかったところで今回は洗面所とトイレにも侵攻を試みました。また出た!拙宅名物ミドラーの緑色壁紙は洗面所に。もうちょっとモスグリーンとかカーキまじりのシックな色合いが良かったけどだいぶトーンが明るかったな失敗・・・日が射さない場所だから良しとするか・・・。
引き続き壁に塗布するわたし
継ぎ目は重ねて二枚まとめてカット
今回は無地だからどうにでもなりますが、これが柄物だと「柄あわせ」という作業が発生するので注意が必要です。お洋服作った事ある人なら柄あわせの難しさがおわかりいただけるはず。しかし継ぎ目ってのは大変ですね、めっちゃ失敗したのであとでほっそーくカットした壁紙を塗りつけてごまかしたりしたよ。わかんないわかんない。
いろいろ失敗してるけど前に棚置くから気にしねえ
こういう場所の事前カットがむずい
ちなみに余談ですが、洗面台の三面鏡が時の止まった古さだったので、バコンと外して倉庫に入れ(ご存知ですかあれってネジ4本ぐらいでくっついてるの)メルカリで買った新品(展示品)に付け替えました。ので、外してるときに壁紙施工して下に潜り込むようにしています。今回はDIY色が濃い引っ越しだよホントに。
裏はコンセント一本なんだぜ
さらにトイレはとにかく狭くて暗いので陽気な壁紙にしてみようと初めて柄物にトライ。幅が広くない場所の一面こっきりだったら柄合わせも必要ないしね。本当はモロカンやネイティブスタイルや北欧パターンなどもうちょい洒落た壁紙にしたかったけど、輸入物ばかりなので断念。マリメッコ様とか1ロール3万ぐらいするわよ富裕層向けよ。
倒れかかってくる壁紙を必死で抑える
まあ、こんなもんだろ
トイレは一番最後に施工したものですから、便座後ろのコンセント部分とかホントはきちっとカットしなくちゃなんだけどめんどくさすぎて適当に手でビリビリやぶって通しました。どうせ覗き込まないと見えないからいいのいいのどうせそのうち剥がすんだから。はいおわりおわり。
気合と道具で誰でもできる壁紙DIY
というわけで、リアルアリさん引っ越しセンター活動のかたわら、ひとり格闘した壁紙DIYは無事完了。色やデザインはぼちぼちだけど、なんちゅーことのない白い壁紙よりはアクセントのある部屋になったのでまあ良しとするか。剥がすときのことは考えない。その手間よりも入居している間の無意識下の居心地を取るのがカベガミストなのだ!(カッ)
でもまあ〜正直東京にいたら普通にお金払って平野さんにやってもらうけどね!(ポロリ)
まさかの床までDIY編につづく。