葵祭を見に行こう
せっかくなので、京都三大祭のひとつ「葵祭」を見に行ってきました。わー京都っぽーい。朝10時半に御所を出発、下鴨神社から上賀茂神社までの8キロを行列が練り歩くわけなのですが、時間がないので御所直行コースで。丸太町駅からなんとなーく人について行ったら参道の下手につきました。
丸太町駅で配られている順路図
京都御所を急ぐ人々の流れ
暑い・・・まだ風は涼やかながら照りつける太陽と、平日にも関わらず押し寄せる(ということは年配者と外国人観光客が大半)大量の人ごみに萎えながらも、脚立と一眼レフと自撮り棒の山の中から谷の部分を探して陣取ります。丸太町側の方が当然ながら激コミだなー失敗した。10時半過ぎにゆるゆると行列がやってきます。
お馬もピカピカ
あの履物で上賀茂神社まで行くのか・・・
参列者全員、頭や着物にフタバアオイの葉をつけていて、更にお花も袖にあしらってあったりなんかして春の華やかさ満点。しかし開始当初からどうも違和感が。あれ?あれ?
む、無音なのか・・・!
祇園祭みたいにコンチキしたりしながら賑やかにやって来るものだと勝手に思っていたので、完全に無音でただ粛々とお衣裳の皆さんが歩いて行くさまに驚き。葵祭が無音祭だとは知りませんでした。そこへ、若干のきしむ音や掛け声をあげながら牛車が登場してどよめく観客たち。
御所車キターー
藤の花が綺麗だねー
ギーギーと音をたてながら大きな車が回って進んでいくさまは観光客の最大のシャッターポイント。心の中で牛さんにエールを送る。思ったより隊列が余裕をもった間隔なので(スカスカともいう)エレクトリカルパレードぐらい詰まっていると勝手に思っていたわたしはこれまた拍子抜け。しかも無音なので、相当スーンとした感じなんですね。
わたしこれ運びたい
最後方の女人列からの
お祭りのヒロイン斎王代と子供いっぱい
さくらの御所車
ハイ終了でーす
全部で50分ぐらいの行列が御所を過ぎていきました。ま、随分想像したのと違ったけど一度見てみたかったので思い切って来てよかったな。次に見るなら出町の橋か、下鴨神社の有料席で、願わくば前祭の流鏑馬もみたい。そういえば公募で入れてもらえたりしないのかしらーと、ふとウィキペディアを見てみると中にこんな一文が。
『なお斎王代は「一般公募」あるいはオーディション等で選ばれていない。数千万円と言われる費用を負担できることが条件となっているため、京都ゆかりの寺社・文化人・実業家などの令嬢(主に20代)が推薦等で選ばれている。』
あの輿の上のお姫さま(正確には巫女らしい)、今年は同志社女子大生らしいのですがホントにお姫さまなんだな・・・!資産家スポンサードの伝統なくして京の風情なし。ごもっともですがスゴイ話だ。帰りには近かったので御所横「Kit」に寄って帰りました。そちらで買ったものはまた今度。
- 前の記事
- 残りブリ照り弁当
- 次の記事
- 北村妙子さんの耐熱ガラスピッチャー