京都生活

京都の朝ごはん〜小川珈琲 堺町錦店

京都ではパンデミック以前のオーバーツーリズム時代、観光客を分散させるべく「朝活」を推し始めているところだったように記憶しています。寺社仏閣ゆっくりと早朝から見れますよーとか、こんなお店でおばんざい朝食食べられますよーとか。果たしてそのようなムーブメントが影響しているのかどうか定かではありませんが「京都で朝ごはん」という新しい観光の選択肢が最近しっかりと存在しています。本当に増えたと思う、素敵な朝ごはんのお店。

さて、そんなこんなで行きたかったお店のひとつ、2022年2月にできたばかりの「小川珈琲 堺町錦店」に行ってきました。小川珈琲ってわりと京都喫茶店群の中でもイノダや前田珈琲と並ぶメジャープレイヤーで創業70年の老舗なのですが、こちらはエシカルでサステナブルで地産地消ないまどきの意識の高さを打ち出した新店舗なのでございます。町屋を改装したモダンなインテリアデザインと、京都らしさを味わえる素敵メニュー。

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 icon-camera 錦市場からすぐという立地もまたすごい

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 icon-camera 京都産小麦食パンお持ち帰りできます(この半分もあるよ)

京都らしい”うなぎの寝床”な店内、手前は受付とキッチンの見えるテーブル&ソファ席がいくつか、廊下とお庭を挟んで奥にも素敵なテーブル席があり、抜け感のある2階にもお席があるようで結構広い。しかしながら、今は大丈夫だけどこの立地も相まってそのうち桜の季節あたりに行列になったりするんだろうな・・・。

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さて、お待ちかねのモーニング。わたしは本日のスープ(この日は聖護院かぶ)と炭焼きトースト&糀バターのセットにしました。ル・プチメックの創業者が開発した京都産小麦の食パンに、蔵之介さんちでおなじみ佐々木酒造の米麹と淡路島の藻塩から作った塩麹をミックスしたグラスフェッドバター。そういうの好きな人に刺さる感じの方の京都らしさ、ね。もちろん野菜やお肉も京都産の物がいっぱい。

メニューは最近流行りのQRコードでペーパーレスなのですがゆっくり自分のスマホで選べていいですよね。ハンバーグやケーキやミルクセーキなど美味しそうなメニューがいっぱいで当面お昼以降も通いたい気持ちです。あと、意外といろんなものがテイクアウトできるのもいいかも!ホテルに持ち帰ったりお土産に持って帰れたりするもんね。もちろん食パンも一斤or一本だかで買えます。

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お食事の方はさっぱりしたミニサラダ(使っているレモンも炭焼きで酸味を抑えているそう)、こっくりした甘さのポタージュ、そして炭の香ばしいトースト。糀バターってなんぞやと思ったけど独特の塩気と味噌みたいなコクが加わって美味しいですね、ちょっとミックスするだけだったら家でもマネできそう、ちょっとやってみよう。

せっかくなのでこだわりのネルドリップ珈琲などいただきたいところなのですが、わたしは珈琲飲まない残念な民なので紅茶派。でも茶葉を4種類から選択できるのはありがたかったな。喫茶店、と思っていくと意外と結構な数のメニュー展開なので季節限定などを入れたらなかなか制覇していくのは難しそうだー。

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ということで、老舗のチャレンジングな取り組みが素敵な新店でした。正直なところ、子連れはモーニングタイムってなかなか時間的に厳しいのだけど(あと店の前にママチャリとめさしてほしいマジで)ご褒美ランチとか、ちょっとした通りすがりとか、また違う時間に行ってみたいなーと思います。朝7時からやってるから旅行者の朝活にはぴったりですよ!

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 icon-camera この巨大ランプ、ピーターアイヴィーじゃんいいなー

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