京都生活

京都の花見〜京都御所と近衛邸跡のしだれ桜

さて、京都にも花見の季節がやってきました。早い桜がようやく満開を迎えてチラホラと咲きはじめており、来週末が満開ピークかなって感じです。この週末はあんまりいい陽気だったので、京都御苑に「近衛桜」を見に行きました。御所の北の方にある近衛邸跡に咲いている枝垂れ桜で早く咲く桜らしい。

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60本のしだれ桜が満開!の近衛邸跡

京都御苑ってとても大きくて名実ともに京都のザ・中心なのだけどわたしあんまり行かないのよね・・・なぜなら足元が砂利だから・・・。歩いてると想像以上に体力を奪われるので迂闊に踏み入れると心から後悔する(笑)

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 icon-camera 鬼広い

京都御苑の中にある近衛邸跡地の庭園はしだれ桜の名所。テクテク歩いて行くとひときわ人が集まっているエリアがありまして、そこには大小しだれ倒している桜の森が。枝が近いので写真も撮りやすくって格好のインスタスポット。

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 icon-camera ここだけ密集度がすごい

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 icon-camera 近衛池の糸桜

ここの桜はいまが満開。一度でこんなにたくさんのしだれ桜を見るのは初めて。そのわりに桜の下でピクニックしてる人の数はボチボチの塩梅。みんなそぞろ歩きで写真を撮りながらお散歩してるって感じなのね。

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胸焼けするほどモリモリに咲いた桜を見てお腹いっぱい。こうも枝が低いと『背景全部桜のセルフィー』とか余裕で撮れちゃうのでここは自撮り満足度も高いですね。外国人観光客もみーんな喜々として写真を撮っていて楽しそうでした。

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 icon-camera そこに座りたい気持ちわかる

ついでに京都御所見学もできる

さて、せっかく来たので御所観光も。この広大な京都御苑のことを通称「御所」って呼んでるフシがありますが実際は御苑の中に「京都御所」があるわけなんですね。2016年から通年無料公開となった京都御所、入口で荷物チェックをして順路に沿って行くと小一時間ぐらいで御所の中をぐるっと見学することができます。日本語ガイドツアーなんかもあって、いい観光だわーこれは。

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 icon-camera 清所門からイン

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 icon-camera お車寄せめっちゃ豪華

天皇のお住いはさすがに広い。そして、ふすまの絵や瓦や茅葺の屋根の壮麗なこと。紫宸殿は明治、大正、昭和天皇の即位式が行われた場所で、中に高御座が置かれているのがうっすら見えます。また次の即位式では東京に運ばれるのかしら。そして紫宸殿の前には「左近の桜」と「右近の橘」。おお・・リアルおひなさま・・・!(実際に雛人形の由来なのを後で知りました)

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 icon-camera めっちゃチャイナ文化感ある

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 icon-camera 格式高き紫宸殿(ししんでん)

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 icon-camera 生活の場、清涼殿

なかでもお庭が素晴らしかったなあ。枝の選定といいお掃除といい清々しいほどに手入れされているのが素人目にもひと目でわかる日本庭園。もう外国人観光客大喜び。うーんさすが御所!と思わず唸ったよ。

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 icon-camera 手入れの素晴らしい御池庭

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 icon-camera 御所の中にもしだれ桜が

これからまたしばらくしたら元号の変わるころにきっと注目を集めるんでしょうねえ、京都御所。一度行っておくといろんな儀式がよりわかりやすくなるかもしれないな。とても見応えのある素晴らしい場所でした。

京都の花見は都心の花見とこう違う

京都に来てはじめての桜の季節、まさに「そうだ、京都いこう」の世界にちゃちゃっと市バスで行けるんだからいろいろと満喫したいわ、と思いつつ・・・やっぱり20年以上親しんできた東京花見とはやっぱ違うんだねえ。

  • 圧倒的に寺社仏閣が多い
    →東京の花見スポットは圧倒的に公園/庭園/河川沿いという広域エリアなのに対して、京都の花見人気スポットはほぼほぼ寺/城/神社なのだな。あと、それでなくとも実は街中に桜がとても多いですね東京って。
  • 大規模花見会場が無い
    →上記の理由によるところが大きいと思いますが、当然ながらニュースでお馴染み上野公園・代々木公園・地獄の目黒川・新宿御苑、みたいな大規模花見が見当たらない。さ、さびしい・・・!!
  • 有名なスター桜がいる
    →「◯◯寺のしだれ桜」みたいな古くて大きな桜を目当てに訪れるタイプの花見も多い。そういう人気選手は寺に一人いるだけで絵になるので一本桜でも全然成立してスポット化する。
  • しだれ桜多くないですか
    →京都ってしだれ桜おおくね?御所みたいな有名どころだけじゃなく街中に至ってもやたらとしだれ桜を見かけるんですけど・・・これはきっと歴史的背景があるんでしょうねえ。ブラタモリ的な人が解明したりしているんでしょうねえ。東京でしだれ桜って珍しくてもっと有り難みがあるもの。

京都の花見は「花を愛でる」花見ですね。おごそかさと雅やかさを残して本来の花見のスピリットがあるように思われる。わたしは長年都心のだだっ広い公園や河川敷のブルーシートの上でただ缶チューハイを飲んで冷えた唐揚げを食べるというクズっぽい花見を繰り返し体験してきたので(笑)なんだかとっても物足りない気持ちです!逆にあの規模、風情の無さ、トイレの行列のヤバさとゴミの山が懐かしく思われ、とても東京に帰りたくなりました(笑)それともわたしの知らない京都のどこかで、鬼の場所取り合戦とか、生ビールサーバーレンタルとか、救急車搬送とか、やってるんでしょうか。だったら教えてほしい。

さて、皆さまのお近くの桜はいかがでしょう。ハヴァナイス花見!

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