青もみじの「瑠璃光院」春の特別拝観
遊びに来たお友達に乗っかる京都観光シリーズ その3。
先日、青もみじの美しい八瀬の「瑠璃光院」再訪してきました。昨年、せっかくだから一度は見ておくかと出かけた秋の特別拝観ではその人混みの凄まじさに『もう二度と来ることもあるまい・・・』と思ったのですけど、せっかくの機会なので夏の緑が映るのも美しかろうと小雨降る平日の午前中に観光に出かけました。
過去記事京都紅葉散歩〜「瑠璃光院」秋の特別拝観で超人気スポット観光
秋とは大違い、初夏の八瀬の静けさ
八瀬に到着、まあ〜静か!秋の特別拝観のときとは大違い!叡山電鉄から溢れ出てくる乗客も、橋のあちらこちらで見受けられたアジア人旅客の記念撮影も、ビールや焼き鳥の売店も、そしてあの行列必須の券売所も、全部無い。なんという清々しい静けさ。
誰もいないケーブルカー駅前の坂道
橋の上での記念撮影も余裕です
紅葉のときは、まず行列に並んで整理券を購入し、辺りをウロウロしながら時間を潰し、時間が来たらまた行列に並んで瑠璃光院まで移動してまた並び、というなかなかのお時間がかかるシステムでしたが、今回は直接スタスタと向かいました。空いているとはいえそれでもさすがの人気スポット、行列にはならない程度に人が途切れずにやってきます。
紅葉の時分とはまた違った緑の圧が良いです
わたしの苦手な使徒風一つ目電車「比叡」
瑞々しい緑いっぱい、夏の瑠璃光院
入り口で2000円の拝観料を払って入場。また瑠璃光院ボールペン(写経用)をいただきました。このボールペンはとてもしっかりしているので我が家で普段使いに大変重宝しております。前回はあまりの人混みでそれどころではなかったので、今回は早速写経にも挑戦、印刷をなぞる初級レベルなのに下手くそという謎の出来でしたが願掛けしてお納めしてきました。
緑の季節はまた印象が別モノ
緑色がまだ若くて目も緑色になりそうです
雨もまたよし
ボールペンでサクサク書いてお納めします
さて、例の撮影スポットがどうなっているか、ですよ。この好奇心のためだけに来たわたしです。お庭の木々がリフレクションされる大きな机、相変わらずの人気ぶりではありましたけれども並ぶことも、押し合いへし合いすることもなく、大変ピースフルに撮影することができました。
殺伐とした空気感がゼロ
サクサクご自由に撮影いただけます
こ、こんなに春秋でギャップがあるなんて・・・撮影に適した最前列にたどり着くのに並ぶこともなく、すごいレンズの一眼レフおじさんが邪魔になることもなく、譲り合いを促すスタッフさんの誘導もなく、ササッと机で写真を撮ってササッと移動、はい終わり。この違いだけでも青もみじのシーズンに来る方がベターなのではないかと思われるほどでした。平和万歳。
はい、きれいーーーー
むしろ座って木々を鑑賞する余裕すらある
たいした違いのない写真を何枚も撮ってしまうそれが瑠璃光院
1階のお庭に縁側には1000円でお茶とお菓子が楽しめるお茶席も。お茶席でなくともゆったり座ってお庭鑑賞できます。あいにくの雨の日だったけど、これはこれで雨の匂いとか濡れたもみじのキラキラが美しくてとても素晴らしかったです。京都は桜が終わるやいなや『桜より空いてるしキレイですよ〜』といろんなところで青もみじ推しが始まるんですけど、こういうことよねえ。
カメラロールの中が真緑になるぐらい、まあよく写真が撮れます。4Kテレビのサンプル映像みたいなやつが。写真撮りたい欲がいい感じで満たされたひとときなのでありました。前回あまり目が向かなかったお部屋の美術品や細工にも気がつくのがいいところ。
春〜初夏、秋と二度しかチャンスがないのですがもし観光のご都合が合うようでしたらやっぱり一度は行ってみてもよいのではないでしょうか瑠璃光院。このギャップを知ると、大きな気持ちが必要ですができれば秋のカオティックな方を逆に見ていただきたい気持ちが増しましたけれどもね・・・。