育児日記

不定期ダイアリー「子育て惑星」〜むーさんが 2 years old

むーさんが2歳になりました。
何歳でどれぐらいのサイズ感や挙動なのかさっぱりわかっていなかったので、2歳ってもっとベビーなのかと思っていたんですが、育ててみると赤ちゃんの時なんて(あんな地獄を見たのに)5秒くらいで終わり、2歳ともなると結構一丁前に動いて喋るキッズな感じなんですね。ということで、しばらくぶりに、現在のむーさんの様子をご報告したいと思います。

こんなに大きくなりました

新生児60サイズからスタートしたお洋服は100サイズが入るようになり、この100サイズからカテゴリとしてベビー扱いされないお店も出てきて、デザインも急にバブバブ感が失せて可愛くなくなります。この境目もまた当事者になって初めて知る業界TIPS。耳のついた帽子や変なアップリケのついた小さなベビー服をもう買えないかと思うと、えらくテンションが下がります。特に男子の服は、宇宙・恐竜・車と電車・動物で出来ているので、女子の素敵なお洋服バリエーションが羨ましいかぎり。チュチュとかボヘミアンワンピースとかフリフリとか小花柄とか買いたい・・・!(ジタバタ)

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 icon-camera むーさん近影

ちなみに体重は12.5kg程度なのですが、毎日少しづつ重くなるウェイトに鍛えられた上腕二頭筋のおかげで、これを片手でひょいと抱え、もう片方の肩にトートバッグをぶら下げた上で三輪車を抱えるなどという驚異的な運搬力が備わりました。かつて沢山のお土産を詰めたバックパックを背負って「16kgか〜重いぜ〜」などと言っていた頃はもはや遠い昔。今は両手で15kgを運搬するのですから、筋トレって大事なんだなと思います(そこ)ただし、これだけ鍛えてムキムキになった上腕を備えながらも、二の腕の振り袖贅肉が同居する!というのは予想外でした。結果めちゃくちゃ腕太いだけの話やないか。

性格はどうも独自のこだわりが細かい、母譲りのA型タイプ。蓋や扉が開いていれば駆け寄ってパタムと閉め、靴を脱いだらマジックテープをきちんと戻し、剥がれかかった下駄箱の名札が気になるので何度も押さえます。定位置が大事。この夏は自動ドアにハマりました。各所の自動ドアの前で突然止まり、手を組んで眺めながら小一時間ほど動かなくなるブームが起こり、私はこの現象を「ハシビロコウ」と呼んで見守りました。

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 icon-camera 動かない珍獣

むーさんはひじき、納豆、フルーツなどを好み、おかげさまで顔にご飯を塗りたくったりおかずをぶん投げたりするタイプではなく、基本的にここまでスーンと食べてくれている手のかからない人なのでそれほど気を揉むことも少なく助かっています。が、最近はいわゆる「イヤイヤ期」という謎の地雷があちこちに置かれ始め、稀に踏んづけると「俺は!座りたくない!」「スプーンは!床に!置いたままで!」「パンを!半分にしただろう!」などといった謎の爆発が起きるため気をつけなければなりません。まあ、親もスーンとしてるので「おっキタキタ」と適当にあしらっていますけれどもね。

エービーシーでワンツースリー

実はむーさん、春から英語を教えてくれる保育園に通い始めました。保育園が変わると随分文化や教育方針も変わるもんですね、前は結構昭和気質な園だったのがかなり合理的になり、わたしの登園時ルーティーンやママ手芸がめちゃくちゃ減って楽になりました。マジありがてえ。

ということで、少しづつ言葉が出てくる2歳ジャストの現在、なんとむーさんはほとんど英単語しか喋りません!アルファベット、数字の1〜20、四角や三角などの形、色、物の名前など。しかも、お友達がアンパンマンやトーマスなどのキャラクター、あるいは車や電車などに興味を持ち始める中、そういう子供らしい趣味は一切ナシ。

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 icon-camera 毎日毎日よく飽きもせず

Youtubeで好きな英語アニメばかり見ていて「お母さんといっしょ」は基本的に見せると怒るので、NHKの人気キャラクターとも疎遠です。本来ならアンパンマンマーチなんかがエンドレスリピートのお宅が多いかと思うのですが、我が家ではご要望に応えて淡々と電子音を背景に数字を読み上げる動画が延々と流れている時期があり「ロシアの拷問かな」と思っていました(イメージ)。

そんな彼が今一番好きなのは英数字で、一日中数を数えたりABCを歌ったりしています。毎日エレベーターの階数を全部読み上げ、アルファベットパズルで遊び、寝言で「One…」とつぶやきます。天井の照明は「Circle!」6Pチーズは「Triangle!」紫陽花は「Purple!」Trainは「Choo!Choo!」光る車は「Ambulance!」です。iPadのインストールをしていたら隣で「Apple!」と言っていました。よく見とんな。いないいないばあをしながら「Peek-a-Boo!」と言いだしたときはさすがにわたしも外人かよ・・・と思いました。

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英単語は段々会話に進化してきています。まず指をチッチッチッと横に振りながら「No No No〜!」とやりだしまして(母二度見)、今は5分に1回「Oh!NO!」です。「Wait! Wait! Ball!」とボールを追っかけて「Got ya!」とキャッチしたときはさすがに引きました。当然わたしも釣られてカタコトの英語を話すことになり、もう毎日がルー大柴で子供とトゥギャザーしています。彼らは賢いことに自宅と保育園でしゃべる言語モードを変更するそうでなかなか学んできたことが見えないのですが、たまにポロッとこういう衝撃ワードが出てくるのはとても面白いです。ああ、こういうリズムや音で英語って習得していくんだなあと、This is a penから始まった自分の習得過程との違いが興味深い。

彼には『海外在住でもないのに習慣にねじ込んだら英語はしゃべれるのか?』というわたしの大実験にお付き合いいただいています。これで喋れるとは思ってないけど、日本の教育で英語が喋れるようになることも未来永劫無いと思っているので、少なくとも苦手意識ぐらいは薄くなったらいいな。ママ友は「発音をちゃんとさせたい」と言っていました。発音は、やはり、とても良いのです。子供の耳コピってすごいのね、入園後にやたらウェーウェー言ってるなと思ったら「RED」だったの、Rの発音が完璧すぎて母気づきませんでした。「ONE」は”ワン”ではなく”ゥワンヌ”です。最後がヌです(震)

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教育方針というほど仰々しいものではないですが、個人的に社会でより自由にサバイブするのに必要な力は「語学力」「技術力」「コミュ力」かなと思っていて、ひとまず語学力があったら生きていく場所に縛られず選択できるかなと。高齢出産の子って早く自立しないと親わりと早めにいなくなっちゃうから(笑)現実的なツールを武器にしてサバイブしていただきたい。がんばれむーさん。でもダメだったらそれはそれでいいので自分で頑張って!

一方、わたしのほうといえば

さて、相変わらずなんかまだ子持ちの実感がない母の方ですが。実感がないとはいえ生活の方はズブズブに子供一色になっていると言っても過言ではありません。なるほど、こうやって友人たちは生活形態が変わっていったのか、そりゃ都合も思考も合わなくなるよねと独身時代に理解できなかった謎がようやく身を持って解明されていきます。

ジェーン・スーさんが、女性の友情か何かについて、子有り子無し双方がそれぞれの仕事を終えて中年になったらまた合流する的な事を書いていましたが、わたしのような超後発タイプだとひと仕事終えた頃にはもう70過ぎ。合流とか言ってる場合じゃないので現役作業と育児と老後を並走させることになり、まあ時間がありません。

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 icon-camera 隙あらば座りこむ母

毎朝6時に叩き起こされたり、幼児に合わせてテンション高めに持ってったり、雨の日にフル装備でママチャリ乗ったり、土日は公園三昧だったり、始終ネットでこどもの買い物見てたりと、タスク量と就労時間が見合ってなくていつも地味にヘトヘト。世のお母さん方は凄いですね。子供は早く産んだほうがいいみたいな話、あれは出産のなんやかんやもありますけど、育児に関してもあるね。若いママの熱心さとフットワークが眩しい。第二子以降なんて神業です。この歳だともう身体のどこにもガムシャラ要素がないから(笑)理不尽な結果を避けるため自動的に合理性が重視され、わりと「大人ファースト」な気がします。むーさん、今後もお互いフラットな関係でいこう(まだ2歳)

そういえば、幸か不幸か「ハーン!みんな海外行ってて羨ましい〜!」と思うことがないのはちょっとだけ心が楽ですね。でも飛行機で子供がお膝の上なら無料、の恩恵を受けることも無さそうですトホホ。でもいつか行けたらいいな、むーさんと混合ドミトリー泊の貧乏旅行。その頃にもちゃんとリュックが背負える体力と気力を保持できているか、だ。

わたしがママなのですが何か

ところで、むーさんはわたしのことを呼んだことがほとんどありません。さすがにこの歳になるとママパパぐらいはどんな子も言うものだけれど、認識はあるのに「ママ〜!」と呼んだりはしない。不思議だなあと思っていたところ、最近帰宅すると小さな声で「えんちゃーん」と言う。この『えんちゃん』、絵本の中に出てくる赤ちゃんのイラストのこと。えっ?わたし?似て・・・るの?

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 icon-camera これが『えんちゃん』

今日も仮の名前を授かりながら、いやそろそろママって言ってもいいんじゃないかなと思っている、えんちゃん(45歳)なのでした。いや、あれ?これもしかして「マミー」とか言い出すのか?・・・郷ひろみ的な?

さて、今回はこの辺でお開きです。
生まれて半年後にはパンデミックだったむーさん、マスクをしていない大人をほとんど見たことがないパラレルワールドで暮らしています。早く世の中が生まれる前のような軽々しい世界に戻ったらいいね。子供や育児にも非常に不都合が多いご時世ですが、無いガムシャラを虚無の心で補って私も頑張っております。それではまた、不定期日記でお会いしましょう。シーユーー!

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 icon-camera おまけ:わたしのカメラロールでシンクロしたむーさんと佐藤健

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