日本旅めぐり

ひとり万博、行ってきました(その2)

ひとり万博散歩、午前の部は珍しさと現地の空気感に戸惑ってブラブラして終わりましたが、お昼からはパビリオン予約をこなして動きます。

11:45 コモンズB館

「コモンズ」というのは「多様な文化や価値観をもった約80の国や地域が共同で出展する海外パビリオン」でして、まさに国の魅力を伝える展示会。しっかり観光局が動いてるような派手なブースから、伝統工芸を数点並べただけ、もしくはほぼ何もないブースまで千差万別。

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 icon-camera 24か国が参加する多国籍エリア

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 icon-camera 空気感がめちゃくちゃ文化祭

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 icon-camera ドミニカのカーニバル衣装ド派手で素敵だった

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 icon-camera こういう衣装展示が好きなので隅々まで見る

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 icon-camera ジャマイカ「はい、ボルトいますよ〜」で呼び込みしてた

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 icon-camera モーリタニア、ザ・シンプル

場所もよく知らない、きっと一生行くこともないような、中南米やアフリカの諸国の文化や得意分野や名産品なんかを少しづつ見せてもらえる詰め合わせボックスみたいなコモンズ館。スタッフとの距離も近いし、楽器やダンス体験などもアクティビティもあるのでわりとこっちにハマる人もいるらしい。なんかわかる。

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 icon-camera わたしはビリヤニのガンビア弁当が気になる

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 icon-camera こどもたちはとにかくスタンプ集めにやっき

12:10 イタリア館

ダヴィンチの素描やら貴重な美術品が見られるというので超絶人気のイタリア館。一応事前に「なんでこのアトラス像がすごいのか」も、ざっくりYoutubeで予習してきたし、カラヴァッジョの名画も素晴らしいのだけど、個人的にはあんまり刺さらず。

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 icon-camera エニタイム長蛇の列

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 icon-camera 結構芸術の素養が必要な気がする

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 icon-camera いや確かにすごいんだけど(ヨーロッパ芸術あるある)

なんでこんなに人気あるんだろうイタリア館。単純に「すごーい」で終わらせるのはもったいないほど貴重なアートなのだけど、それをきちんと理解できるほどのキリスト教やローマ美術の素養がわたしにはない。シンプルにこどもが海外の本物を見るという体験としてはいいのかもな。

海外でヨーロッパの絵画や彫刻美術を見るたびに「全然キリスト教のことがわからねえ。。。」とビジュアル面でしか楽しめない自分に対して歯がゆい気持ちになったのを思い出す。”マグダラのマリア”ですらもあんまりわかってないから、カラバッジョの前で「えーっと」ってなったわ。

13:20 トルクメニスタン館

どうしても行きたかった、謎の国パビリオン。主に大型スクリーン展示なのだけど、独裁国家感のある圧のあるビジュアルデザインやカラーセンスが新鮮すぎて眼が離せない。エントランスに鎮座する大統領の巨大な肖像画、没入型スクリーンでは神格化された犬の黄金像や整然とした首都の様子、大量の馬、など国家の誇りを存分に味わえる展示であります(背筋シャキン)

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 icon-camera 壁面にこれでもかという湾曲ディスプレイ

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 icon-camera なかなかないエントランス

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 icon-camera 圧倒的な国家のアイデンティティ

このような馴染みのない国から来たギフトショップがまた見どころで、正直トルクメニスタントートやチョコレートは迷ったがいずれも2700円は踏み切るには高額すぎた。メロンのチョコがけボックスに至っては6000円越えである。大統領がメロンがお好きらしい。

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 icon-camera まだわたしもトート民として甘い

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 icon-camera 気になるトルクメニスタンチョコ

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 icon-camera こちらが高級メロンチョコ

こうやって全然知らない国(そしてビザ取得も超難易度が高いらしい)が海を越えて大阪に来てくださったおかげで、こういうはじめての価値観に触れられるのはありがたいね。なんかでもちょっと緊張したわ。ちょっと悪口とか言ったら帰り道に消されそうな気がして(イメージ)スタッフさんに軽く微笑んだ。

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 icon-camera 名産の絨毯は発色が良くてパターンが細かくてすごく素敵

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 icon-camera 三階のカフェのインテリアと雰囲気がおしゃれ

14:15 住友館

満足度大!という前評判の高さもあってか事前予約最高難易度の住友館、「森の中に迷い込み冒険しながら豊かな未来を見つける旅に出る体験型施設」ってことでランタンを持って暗い森の中を歩き回ったり劇場でスクリーンを鑑賞したりでまあ確かに群を抜いて予算かかってる感がすごい。シンプルに。

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 icon-camera いやホント森探検じゃないですか

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 icon-camera 室内とは思えぬ森感

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 icon-camera いろんなギミックが隠されてたりして

お母さんが事前体験してみた感想としては、たしかに森の探索体験は楽しいんだけど後半の劇場スクリーンは内容が「生命と未来」みたいなテーマ強めで高尚すぎて意外と大人向けだなと思ったよ。

まあ万博ってそんなもんなんだろうけど、正直どこ行っても、自然!未来!いのち!共生!創造!って言われるのが若干息苦しい・・・と思っていたら同じことをかの岸田奈美さんがnoteで書いていてすっごい共感した。わたしも「革新性と独創性の視覚的表現」(米国パビリオン)とか主語のデカいこと言われても1ミリも頭に入ってこないタイプなのよ・・・。「テーマパークとかやなくて、でっけえ公園だと思っていくと楽しい」、そう、本当にその通り。この辺から、「あれ?最高峰の住友館でこれだったら万博そんなに思ったような面白さではなさそうだな?」というのがわかってきます。

15:50 カナダ館でプティーン

さて、昼からちょぼちょぼと雨のそぼふる中、必死でパビリオンをこなしてきたがさすがにセルビアの気のせい程度のミートパイではもう限界。しかしながら次の予約まで20分しかないので、急遽通りすがりのカナダ館レストランに入り、エアカナダプレゼンツ、ファストフード「プティーン」にトライ。

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 icon-camera ファストフード万歳

プティーンはフライドポテトにチーズカードとグレイビーソースをかけた正統派ジャンクフード。これがバンクーバー風だとカニカマやガーリックシュリンプが乗り、カルガリー風だとベーコンとカナダ産ステーキが乗るらしい。願わくばメイプルシロップのソフトクリームにもトライしたかったけど、それは次の機会にしておこう。ちなみにこれが本日最後の食事となりました・・・(白目)

はい、次の予約にダッシュ!
その3につづく。

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