勝手に誕生日休暇 in 長崎(斜面移送システム、稲佐山公園)
長崎2日目、夕方の部。
さて、平和祈念公園から街中に戻るついでに途中下車。今回の旅行のことを調べている最中に見つけた「長崎市斜面移送システム」がどうしても見たくて、ごくごく普通の住宅街へ見に行くオタク観光。こんな不思議な乗り物が住宅地にボンと設置されているなんて。とはいえ、これはあくまでも市民の足であり、実際に乗るには市への利用登録の必要があるので、あわよくば住民の方がご利用になっているところを見れたらと思ったけどそれはさすがに叶わず。でも写真を撮れただけでもう満足!
狭い坂道を上っていくと見えてきた!
乗降用のボタンがありまして
リフトの支柱が立ち並んでいまして
乗り場がありまして猫がいまして
ズギャーンこれが斜面移送システム(てんじんくん1号)
電話ボックスみたいな形になってて
お年寄りが座って上がり下りされるのだそうです
長崎は坂の街と言われるけど、そんなのんきなもんじゃない。日中に山の方を見ると斜面に尋常じゃない量の家がみちみちにひしめき合っていて、下から見たらほとんど重なり合っててまるでハウルの動く城。なんかもうその造形に感動すらする。ホントすごいね長崎。地形がかなり独特。
移送システムはいくつかあるらしいし、それ以外にも(グラバー園あたりとか)特殊なエレベーターや斜面リフトが時折見かけられるのだけど結構地元のお年寄りはそんな中ペタリペタリとスーパーの袋片手に自力で階段を登って行ったりするのでもう相当足腰が鍛えられてるんだろうなと思います。
16:00、ダウンタウンに戻る途中「あ、ちょうどコレ行ける時間帯だな」と思い立ち、バスに乗ってロープウェーの駅へ。稲佐山公園に登って長崎タウンを一望する屈指のビュースポットで夕暮れタイムにしよう。夜景っぽい写真を撮りたいなら真っ暗になる前のトワイライトタイム、これは基本のき。本日の日没時間は17時半。ロープウェイはしっかり急角度でぎゅーんと稲佐山のてっぺんまで。
なかなかの高さまで一気に上がります
つい写真を撮ってしまう斜面住宅シリーズ
それにしてもだ。このロープウェイ、座席は4席しかなくてこの時のお客はわたしのほかに男性4人が乗ったのだけど、全員そそくさと座って席を譲るそぶりもなく、彼ら4人と相対する真正面でわたしがポツンと棒立ちであった。いやもちろん別にいいんだけど、ちょっとビックリした。海外だったらありえないこの気まずい空気感、ああ、こういうのすごい日本だなあ…という感じ。まあ、めちゃくちゃ頭から皮脂臭するオタク系の後方二名はもう諦めるとして、ひたすら気配を消す前方の大学生ニ名、そういうの上沼恵美子にめちゃくちゃ叱られんで?と、息子を育てるわたしにも非常に勉強になるモーメントであった。
新三大夜景って誰が決めたのか知らないけど、モナコと上海?に並ぶらしい長崎自慢の夜景は確かに相当上の方から見下ろす展望台になっており長崎の山と海に囲まれた美しい風景が見渡せて思い切って来てよかった!天気が多少悪くても問題ないグッドビュー。きれいだねえ。日暮れまでカフェでハイボールをいただきながら日没を待ち、帰りはスロープカーで中腹まで。
稲佐山の展望台
曇天にもかかわらずこのグッドビュー!
港と山のコントラストが素晴らしい風景でした
稲佐山公園に行くにはふもとから往復するロープウェイと中腹を往復するスロープカーがあるんだけど、どちらも楽しいから行き帰り両方試すのがいいかも。わたしは往路ロープウェイ、復路はスロープカーで中腹に降りてそこからバス(1時間に2本)で帰りました。ロープウェイはよくあるタイプなんだけど、スロープカーの方はなんか全面ガラス張りの電車サイズ二両編成で結構これが未来感あって楽しい。ゆっくりゆっくり線路上を水平を保ちながら(ここがすごい)下っていく様子は外から遠目に見ている方が面白かったです。
スロープカーガラス張りでかっこいい
この感じで水平に斜面を下っていくの結構すごい
さて、ギチギチに詰め込んだ2日目はまだまだ終わらず続きまして夜の部へ。