勝手に誕生日休暇 in 長崎（かもめ市場と西友と新地の夜）
長崎2日目、夜の部。
稲佐山中腹からバスで長崎駅前まで。アミュプラザ長崎内のお土産ゾーン「長崎街道かもめ市場」と駅ナカ横丁「かもめ横丁」、さらには本館1Fの西友をパトロール。かもめ市場はもうお土産は一式揃います、という感じで品揃えが素晴らしい。高菜や味付きアゴなど軽いものだけひとまず購入。前から使ってみたかった「本多木蝋工業所」のごま油を見つけてわたし歓喜。
長崎駅、めちゃ金沢駅に似ている
どこの町でも横丁は流行ってるね！大賑わいのかもめ横丁
このごま油、島原だったのか！やったー！
西友は店内に「九州の味」というポップをつけてくださっているので地元のものを探すのが容易で助かる。やっぱり醤油の甘い国だけあって何かと甘めな味の気配がするね。北国に行くとしょっぱいものが充実してるけど、こちらでは練り物と麺スープ、お肉が充実していました。地元農家の道の駅コーナーに黒棒（黒糖）があるの、初めてみたよ南国だなあ！
九州の味、コーナーがあちらこちらに
チョーコー醤油さんってところが大手なんだね
なにこの生々しいつみれの売り方！素敵！
おかめ納豆も九州うまかたれバージョンだ！
こういう密封パック売りができるのってやっぱり距離が近いからなのかなあ
慶弔用のかんてん？はじめてみたけど結構いろんな地方で寒天って食べるよね
20:00、スーパーは保冷バッグ持参で明日また改めて訪問することにして、雨のそぼ降る中新地に戻り「一本釣活魚料理 鮨割烹 稲栄」さんへ。一度のチャンスで失敗なくちゃんと美味しい魚が食べたい・・・とGoogleマップを吟味して決めた店。入って三秒で陽気な大将に「今日は土曜日でちょっと常連さんに囲まれちゃうけど・・・」とカウンターの真ん中に案内され、早速両サイドの諸先輩方とご一緒することに。
小さな寿司店なんかだと大将とお話ししながらお食事をいただくこともあるけど、さすがに数名のカウンターでひとまず「京都からなんですー」と自己紹介することになるとは思わなんだ。常連さんってお店によっては絡むと面倒なことも多々あるけれど、こちらの皆様はしかるべきご立派なご職業につく方々だったりひと回り程度しか違わなかったせいもあってか、ほど良き距離で接していただき、いつもなら無言でいただく晩飯も楽しい一夜であった。こちらは大将のご兄弟が船を出して自ら釣った新鮮な魚を提供するメニューのない割烹。「よくここを選んだね、大正解だよ」とお褒めいただきました。
小さな店でうまい魚が食べたくて
刺盛り、白身は自家製柚子胡椒で
誕生日の乾杯してもらった
いつもならひとりサクサク食べて退散するところ、陽気なトークに参加してゆるりゆるりと進む夜。皆様ぼつぼつと帰っていくタイミングでようやく握りをいただくなどして食べ始める。すると次には先代からのご常連が現れ今度はかなりご年配の御仁とご一緒することに。しかしながら京都から来た、ということで皆様京都への夢と憧れを語ってくださり、こういうときチヤホヤされるシティ京都っていいよなと思う。トークテーマ福井だったら話はずまねえものww
明日は軍艦島ツアーに行くんですよ、というと毎日海に出る大将が多分上陸はできるだろうと予想してくれる。曇天でどちらともいえない天気予報だったのだけど期待しすぎず信じることにしよう。船酔いの薬はあるかい、と聞かれて「え、そんなに揺れますか」とビビっているとおもむろに板場から出てきて手首に1円玉を巻いてくれた。これをやると、アルミの作用なのかなんなのか、船酔いがおさまるらしい。「絶対はずさずこのまま行きます！」と大事におさえてお会計。9000円だったけど多分これご常連がちょっと奢ってくれてんじゃないかなあ、「また今度長崎にきたときにここでね！」とサクッとお別れできるこなれた飲兵衛にわたしもなりたいものです。
朝釣りたてのイサキは塩焼きにしてもらった
きびなご！九州！うまい！
イカうに！誕生日だから値段は知らない！
御仁が食べきれないからとくださった白身の白鉄火。マグロ苦手なわたし断固支持
船酔いのおまじない、一円手首巻き
23:00、しかし、わたしの夜はまだ終わらない。ゆうてもまだ23時やないかと新地で気になってたオーセンティックバー「Bar Nagata」で軽く二杯。雑居ビルの2階にあがる階段では誰かが気持ち悪くなってしゃがみ込み友達に介抱されていて、なんというか模範的な夜の形がまだここにはあるなあ・・・としみじみ思いながら軽くスルーして入店した。
さて、バーで飲んだあとはすっかり酔っ払いらしく胃袋がバカになっており、深夜にもかかわらず小腹が減ったなと勢いにまかせて「白家園」で水餃子。こういうバカルート10年ぶりだな・・・。深夜にもかかわらず次々に点心のテイクアウトがされていく中で黙々と二人がかりで生地を包んでいく中国語の店員さん。イートインの簡素さ含めて信頼できる光景。しばらくしてやってきたホカホカの水餃子。こんなものが深夜ラーメンみたいなお気軽な感覚で食べられるなんて、おかしい。長崎の皆さんはお気付きではないかもしれないけれど、町中にこんなに小籠包とか餃子の店があるのは普通じゃないですからね、と言っておきたい。
ウォッカライムとか飲んだ、ジュース感覚で（酔）
包みたての水餃子、うまかったわー！タレなしでこのまま
うちの隣に欲しい白家園
長崎の夜はレトロで美味しくて楽しかった
そんなこんなで帰宅は0時半。朝から深夜までしっかりみっちり長崎ダウンタウンを堪能した2日目でした。旅に出ると気力のエンジンで体力5割増しだな…。
3日目の軍艦島ツアーにつづく。
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