今日の旅メモ(De Beauvoir Deli / Beigel Bake / Spitalfields Market / King’sCross)
3時ごろに起きてから5時までブログ。そして更に二度寝。昨日早めに帰って二度もちょい寝してるので久しぶりにある程度まとまって寝た気がする。やっぱり3日ぐらいたたないと体が慣れてこないかー。
早朝にむーさんが熱を出して保育園から呼び出しがあったと連絡。仕事を切り上げてお迎えに行ってもらう。こういう時に限ってこういうことが起こるのが育児ですよね…。ママ友が話を聞いていろんな差し入れをしてくれたようでまじでありがたい。ロンドン土産なんてたいしたものはないので、帰ってから日本のものでお返しをしなくてはだ。
遠隔で小児科予約、希望時間設定が現地時間を反映するシステムじゃなくてよかった…こっちはまだ朝だからね…。ちなみに今日は新しいズボンを履く。パリッとしていてやっぱりええな。これも3日履きます。
10:00、ちょうど念のため入れておいた舞台当日券アプリ「TodayTix」からバック・トゥ・ザ・フューチャーの舞台のチケットオファーが来ていたので、カートに入れてちょっと座席や値段の具合などを調べていたらギリギリでタイムアウトしてしまいチケットがなくなってしまった。見るとめちゃくちゃ前の方でたったの5000円と言う半額以下価格。やっぱりチャンスは即座に判断しないとだめだな、値段を気にしてひよってしまった。あーん!悔しい!見たかったのに!
ここから二日間は残りタスクを消化するべく固定の予定を入れていない。今日はちょっと遠方まで足を伸ばして、ブリックレーンで念願のベーグルを食べてついでにスピタルフィールズあたりを散歩することにする。ここにきて時差の呪いが解けたらしく、よく寝たせいもあって体が比較的軽い。残タスクをどうやったらクリアできるか、いろんな店やエリアや効率の良いルートをラウンジでミルクティーを飲みながら考える。
私が見たオアシスのウェンブリースタジアムで座席からの転落事故があり1人亡くなっているらしい。ストーンローゼズを見に行ったときにも公演後にパーク内で死亡してるのが1人見つかってニュースになっていたことを思い出した。
毎日死ぬほど写真や動画を撮っているので、ブログに載せる画像のリサイズがめちゃくちゃめんどくさく、ここまでずっと無料で使ってきたアプリについに課金してしまった。でもこれでだいぶ時短になるはず。きっとこれからも。
10:50、ホテルを出発。こんな時間までうだうだしているなんて相当珍しいな。外は安定の曇天。
買える場所を問い合わせていたナイフメーカーからインスタに返信のDMが来ていて、ロンドンでは1店舗でしか扱っていない、在庫は定かじゃないけどでも行く価値のあるお店だよと陽気なレスが来ていたので、ちょっと遠いけど行ってみることにした、方向も大体同じだし。日本でも通販で買える事は買えるけど、実物をちょっと見てみたいんだ。
11:30、またも降りる駅を間違えたりしながらエンバンクメントで降りてバスに乗り換え。ロンドン大火記念塔を横目に歩いていると、141番のバスがやってきたのが見えて走って飛び乗った。今回初めての2階建てバス。
昔はバスの後ろも開いててそこに車掌さんが乗っていて、どっからでも飛び乗ったり飛び降りしていたよなあ。カクカクしてた車体が丸くなり、支払いもタッチレスですっかりきれいになってしまって。でも旅行者にアレはだいぶ難易度が高かったので乗るのはとても楽になった。乗るときにピッてやればいいだけだから。
二階の一番前空いてる、せっかくだから乗っちゃえ。ガラスに鳥の糞がついてるのもまあよいでしょう。2階建てバスはどんどん北上してハックニーに向かう。途中でお昼休みの時間帯にパリッとしたシャツの人が多いなと思ったら、そこはかの金融街バンクだった。なるほど。やっぱ雰囲気違うね。
郊外に向かうほどに、建物の背が低くなり、レンガの建物が多くなって、街路樹や個人の家の庭の緑が濃くなっていかにもイギリスと言う風景になってくる。suburbっていうの?頭の中にブラーが流れるね。
はるばるバスに20分乗ってやってきたのは「The De Beauvoir Deli」、小さな街の小さな食料品店。そこだけやたら洗練されたおしゃれな雰囲気が漂っている。入ってみるとワインや調味料、チーズやハムやケーキや野菜などこだわりの食材とオリジナル惣菜を置くセレクトショップのようなかんじ。めーーちゃくちゃいい店ーーー!あまりの可愛さに狭い店内をくまなく眺めてしまう。なんかものすごくオシャレで凝ってるわけじゃなくて、ごく普通に、街の食料品店として機能しているのがまた良い。郊外で周りにたくさんお店があるわけじゃないからね。おじさんとか犬を連れた女性が入ってきて普通に買い物してる。
目的のナイフがこんな可愛らしい店にあるのかと思ったら、売り場の隅に「all day goods」のナイフがいくつか置いてあって、まさに私が気になっていたペティナイフもそこにあった。ラッキー!この色のやつが欲しかったの!遠くまでわざわざ来た甲斐がありました。
わたし旅行に行ってロックオンすると欲しいもの探しに奔走するクエスト多いな。台中で「マーイー」探してあちこち行ったのを思いだした。他にも何度もこのパターン経験した気がする。
帰りはザ住宅街を歩いて近くの駅まで移動。カラフルなドアとか、小さな前庭の花とか、電気のついた窓とか、イギリスみが溢れていてとっても素敵。不便さもあるだろうけど、静かに暮らせそう。
12:30 ハガーストン駅から電車に乗る。UndergroundではなくOvergroundという地上線のブランディングがあるんすね!マークも同じなんすね!へー!はじめて地上線に乗ったかもしれない。車両のカラーリングも黄色とオレンジなんだね。地下鉄と違って地上は電波が通じてるので助かるなー2駅先のショーディッチハイストリート駅へ。
12:40 ブリックレーンの24時間営業有名ベーグル屋「Beigel Bake」に向かう。もともと移民街なので駅降りた瞬間から空気感が違う。壁はグラフィティだらけで駅前では屋台でケバブみたいなのを売ってる。今はバングラディッシュの人が多いらしい。
行列の時も多いらしい人気店だけど、平日の昼間でせいぜい10人程度待ち。回転も早いしすぐに注文できた。おばちゃんらが大声で次々に客を片付けていく感じがどこの店も一緒だね。定番のソルトビーフベーグルにガーキンスを30ペンスで追加。それからファラフェルと美味しいというチーズケーキ。店内のカウンターで立ちながら食べた。
がっつりチャンキーなホロホロ肉がぶち込まれて、追加トッピングのガーキンスも溢れんばかり。マスタードOKにしたらなかなかのパンチ。もっと肉っぽいのかと思ったら、なるほどこういうチープなコンビーフ的なやつなのね。私はあまりコンビーフが好きではないけれど、これはあの独特の臭みもあまりなくて、確かにおいしい。
しっかりボリュームもあっておいしいけど、ベーグル自体は割としっかり焼き固めたタイプなので、もっちりベーグルが好きな私にはあまり好みではなかった。でも、これだけのサンドイッチを作るにはちょうどいいベーグルだと思う。
一緒に買ってみたファラフェルは結構ドライな感じで今ひとつ。チーズケーキも別になんつーことはなかった、見たまんまのパン屋がついでに作ったチーズケーキってかんじ。よくレビューでめちゃくちゃおいしいとか書いてる人いるから参考にしたんだけど、盛りすぎじゃね?普段どんなチーズケーキ食べてはるん?
14:00 ブリックレーンを通って、徒歩でスピタルフィールズマーケットへ。ブリックレーンってよく名前を聞くからどんなところかと思っていたらなかなかジャンクなところなんですね。観光名所がグラフィティだったりする。古着屋とかシルバーアクセサリーとか革ジャン屋さんとか大分生息している民族が若い感じ。アジアや中近東のレストランがいっぱいある。近くにバンクシーのアートもいろいろあるらしいね。ショーディッチまで行ったらもう少し大人っぽくなるのかな?
スピタルフィールズは平日なので空いていて広くて屋内で施設も綺麗でトイレにも行けるしこれはよかった。ずっと歩いてるのでベンチに座ってしばしブログを書きながら休憩。今日は風が強くてちょっと薄ら寒い。小雨が降ったりやんだり。
出店は素朴な手作りグッズが多くて、屋台を楽しむにもお腹いっぱい。そんなに気になるところはないかなと思ってみていたら、アジアンなリサイクルジャケット屋さんが目に止まる。インドやネパールの生地か古着か何かにインナーに別生地のライナーを入れてジャケットにしたもの。いかにも外人が好きそうなショップでおばさまが何人も立ち止まる。
買うつもりは全くなかったんだけど、この手の派手な色とレース感とシンプルな襟のないデザインがちょっといいなと思ってしまった。65ポンドか…約12,000円。たまにはこんなのちょっと羽織るのもいいかもねとお買い上げ。どうでしょうねえ?ドメスティックサラマリカって感じ。
15:00、ついでに、近所のアンソロポロジーを見て外に出ると大雨。喉が渇いた。うっかり水を部屋に忘れてきてしまった。猛烈に果汁が飲みたくなってプレタマンジェでオレンジジュースとキャロットケーキを買う。
私にとってプレタマンジェといえばキャロットケーキで、多分当時おいしいと思って食べてたんだろう。果たして本当においしかったのかもう一度確かめたいと思ってたからちょうどよかった。昔確か赤坂あたりにも店があったけどもう日本にはないよね?
で、例のキャロットケーキを食べて思った。私はキャロットケーキ自体よりもここのアイシングがきっと好きだったんだろうなということ。シュガーアイシングがべったりとケーキの上に重ねられてるんだけど、ちょっとクリームチーズが入っているらしくねっとりと濃厚なタイプなんだわ。これを重ねて食べるのが私好みだったんだろうなと推測した。スッキリ。
このジュースの横に時々見かけるジンジャーショット、すごくいいね。ちょっと体調が悪い時にジンジャーエキスをガッと飲み干して整えるわけだ。ユンケルとかキューピーコーワゴールドみたいなもんか。カフェでジュースと一緒に売ってるっていうのがいいじゃない。ナチュラルで。
15:30、リバプールステーション駅。地下鉄もバスも特急も乗り入れてる大きな駅なので広くてかっこいいね。今日はずっと降ったりやんだりの小雨で外にもいられずものすごく動きが取りづらいので、暇だ。じゃあとりあえず平日だしキングスクロス駅でも行ってみるか。サークルLINEに乗る。散歩だ散歩だーそれにしても重ね重ね今朝のチケットが取れなかったことが悔やまれる。天気の悪い日こそ観劇なんて時間の有効活用なんだけどなあ。くぅ。
16:00、キングスクロス駅でハリポタ活動。キングスクロス駅もハブ駅でいろんな路線が入ってるので果たしてどこだったか全然覚えてない。昔ふさえさんと来た時、この辺だったよなぁと思ったら、遠くでパシャパシャとフラッシュの光。あそこだー!
昔は単なる観光スポットで並んで自由に写真が撮れたのに、ホントに商業化されてんだなあ!待機列には50人ぐらい並んでいて専門の撮影スタッフが付いていて、ポーズを取った人の首にグリフィンドールのマフラーを巻き、ご丁寧にシャッターに合わせてマフラーを風に吹かれたように揺らしてくれる。こうなってくると、もう自分が撮影するよりも人が撮影されているのを見る方が面白い。
隣のハリーポッター9 3/4番線専用ショップも覗いてみる。あやうくロンのRの字が入った茶色のダサセーターを買いそうになったけどグッと抑え込んだ。なにせわたしもUSJのある関西からやってきているものですから、ショップの中の商品を見てみるとそんなに違いはなく、日本でも全然買える感じだったのですぐに出てきた。いやでもロンのセーターは欲しいな。
果汁を飲みたい欲がまだ消えず、プレタマンジェに入って、ブリティッシュアップルジュースを買う。こっちのアップルジュースってめちゃくちゃおいしいなぁ、日本のだと甘ったるくて子供向きだけど、甘さ控えめで酸っぱくて大人も飲める!
さて、キングスクロス駅をパトロールして、次はどこに行こうかと地図を見る。妹が王室のコテコテマグカップが欲しいと言っていて、私もそれを探していたので、思い切ってビクトリア線に乗ってバッキンガム宮殿へ向かう。もはや大観光。
後半につづく。