京都生活

いざ定番!京都嵐山観光 嵯峨野トロッコ列車〜京馬車〜保津川下り(前編)

ベタにハズレなし。
嵐山観光といえば渡月橋や竹林の小径、そしてちょっと足を伸ばしてトロッコ列車に保津川下りがド定番。しかし、わたしは何気に行ったことがない。この「とか言って実は行ったことない」場所って無数にありませんか。しかも近ければ近いほど。「遠足で多分行ったと思うけどほぼ記憶ない」みたいなのとか。

そんな感じでまあそのうち機会があればね、と思ってた嵯峨野トロッコ列車に乗ってきました。せっかくなので帰り道は保津川下りで船に乗って帰ってくるというド観光コース!通ぶったとこに行くよりも、なんか逆に一周回ってベタベタな場所に行きたい今日この頃。

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トロッコ列車で嵯峨嵐山〜亀岡まで

トロッコ列車ってのは元々荷物用の貨車を観光鉄道化したもので、ゴトンゴトン揺れながらディーゼル機関車に引かれて山あいを走る名物電車です。春夏秋冬、渓谷の美しさをご堪能いただけるわけなので、桜と紅葉の時期にはとりわけ人まみれになるであろう人気スポット。(だから行かない)

ド平日でも人気の嵯峨嵐山駅

まずは切符を買いに駅のチケット売り場へ。6月のド平日にも関わらず外国人でごった返していて、すぐ出発の電車はすでに「立席」オンリー。ひええ、マジか。ということで一時間半後に出発する電車を指定して、それまではちょっと行きたかったお店を散策して時間を潰しました。

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 icon-camera トロッコ嵯峨駅

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 icon-camera めちゃ混み

JR西日本サイトでも事前にチケットを買えるんだけど、どうしても今回はリッチ号(特別車)に乗りたかったので当日券狙い。リッチ号の指定席は当日券のみなのです。おばちゃんたちの機械のように流れる手順で、幸いにも望み通りにチケットを入手。となりのブースでは保津川下りのチケットを売っていて、切符を見せると自動的に最適な行程を提案してくれるのでセットみたいになってます。

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 icon-camera アナログな満席管理

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 icon-camera わかりやすそうでわかりづらい行程

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 icon-camera 始発から終点まで行くよ

どうせなら乗りたい5号車リッチ号

いざ乗車。5号車の皆さんだけ改札の外に整列して列車の到着を待ちます。周りを見渡すと完全に外国人しかいないことにふと気づいたよ。9割外人だ(笑)到着したディーゼル機関車はノスタルジックなルックスで格好の撮影スポットに。

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 icon-camera 中国語しか聞こえない

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 icon-camera ロマンティックトレイン

さて、くだんのリッチ号。何が違うのかというとこの5号車だけスケスケオープン列車なのでした。屋根も透明、窓ガラス無し、横も柵、そして床すらも格子。謎のネーミングセンスは若干気がかりですが、大自然を満喫するのにふさわしいところが「リッチ」というわけなのです。当日先着なので一般席と値段も同じ。ただし雨が降るとただのずぶ濡れ列車になるのでお気をつけください。

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 icon-camera もっといい名前あったんちゃうか

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 icon-camera 四方八方がオープン

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 icon-camera 下は線路が見える

結果的にはやっぱりリッチ号に乗って大正解。ていうかトロッコ列車乗ったらリッチ号じゃないと意味ないよね、ってぐらいこっちの方がいい。ウェブサイトには『人気車輌のため、往復でのご利用の場合は、リッチ号のご利用はどちらか片道でお願いしております』って書いてあるぐらいだから、オンシーズンだと争奪戦になるのは容易に想像がつくわね。

緑あふれる6月のトロッコ車窓

梅雨入り前日の京都。お天気は曇り空でイマイチだったけど(結果的にこれが功を奏したことが後でわかる)、お山の緑はモクモクと茂って美しく、右に左にと谷や川が現れてめっちゃキレイ。いやあ、いいですねえ青もみじ狩り。

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 icon-camera 車掌さんがマイクで軽く解説してくれる

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 icon-camera 屋根も緑いっぱい

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 icon-camera 写真を撮りまくる外人さんたち

嵐山を出てしばらくすると、川の向こうには貴族が住まうという噂の「星のや京都」が。そして時折川面には保津川下りの船も点々と見えまして、列車に手を振る人々にこちらも全力で手を振り返しほのぼの忙しい。陸橋に通りかかるとJR嵯峨野線の電車と交差、保津峡の駅にはドラマや映画の撮影などでも使われる白い吊橋。時々トンネルに入るとグンと気温が下がり音がうるさくって面白い。(頭の中にすぐ『崩落』という言葉が浮かんでしまうわたし)

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 icon-camera 船でしか行けない一泊10万の館

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 icon-camera おおおおおおおおおおおーーい

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 icon-camera 何度もトンネルを通ります

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 icon-camera 外国人「電車だー!橋だー!」

大自然をかき分けるように進む列車に「ああ〜これは本当に紅葉のときに来たら最高だなあ」と25分の乗車時間はあっという間。正直思った以上にうるさいし結構揺れますけれども、見晴らしがとってもいいので気になりません。いやー楽しかった楽しかった!これで600円ならコスパいいと思います!

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 icon-camera 終点亀岡での入れ替えが鬼混み

京馬車で馬に引かれて駅移動

亀岡の山の中まで来たら今度は帰り道。トロッコ列車でまた引き返すって手もあるけど、ここはやっぱり保津川下りで帰らないと!船の出る船着き場まではタクシーやバスがあるけれど(徒歩だと30分ぐらい)、ここはやっぱりド観光の馬車。1000円で船着き場までぽっくりぽっくり連れていってもらいました。

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 icon-camera トロッコ亀岡駅

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 icon-camera 駅前はマジでなんもないんだな

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 icon-camera チケットは嵯峨の保津川下りチケットブースで買っといた

駅のすぐ前の馬車乗り場には二頭のおうまさん。わたしたちがお世話になるのはスピカちゃん、ちょっと大きめの女子10歳です。いい名前ね〜。鼻は触ってもいいですよ、って書いてあったのでのんびり頼むぜと撫でてきました。ぬるかった。

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 icon-camera 馬待ってるうー

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 icon-camera ちゃっかりおやつも販売中

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 icon-camera スピカちゃん、和顔ね

しかし馬ってデカイな。御者さんのすぐ後ろに座ったのだけど太もものピキピキと走る血管、ぴっちぴちのお尻、もっさもさの尾っぽ。体重1トンのスピカちゃんは1.5トンを引いて歩けるそうです。その筋肉質ちょっとおばさんに分けてほしい。スピカちゃんは中国人家族と少々の日本人を乗せてのっさのっさと動き出しました。

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 icon-camera 尻ビュー

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 icon-camera 歩くのと同じぐらいの速度で進む

仕事がよくわかっているので馬にはムチを当てずとも進みます。途中でおしっこしようかなーと立ち止まったり、盛大に用を足したり(間近で拝見)しながらゆっくりゆっくり。この辺が台風のときに冠水することや、馬のトリビアなどを聞きながら船着き場に到着しました。

後半戦の保津川下りにつづく。

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