旧銭湯カフェ「さらさ西陣」でティータイム

2018/06/07

こないだのお茶。通りすがりにふと思い出しカフェ「さらさ西陣」でひと休み。ここは平成11年に廃業した「藤森湯」を再生してカフェにしたお店で、立派な破風と内外に貼られたエキゾチックなマジョリカタイルが素敵なお店。

見た目ほぼ銭湯

エントランスの紫タイルがすてき

中に入るとさすが元銭湯だけあって、天井の低い一般的な京町家と違ってグンと上が抜けていて開放感抜群。奥の一段高くなっているところが湯船だったらしい（なので床下にはいまだ湯船がそのまま残っているとのこと）。手前が脱衣所だったんだね。

レジカウンターもいいレトロ具合

高い天井から自然光が入る

そして何より「さらさ西陣」の一番の特長であるオーナーさんお気に入りのマジョリカタイル。なんか今はもう使っちゃいけない釉薬を使っているそうで、現在ではとても貴重なタイルらしい。洋風でもありチャイナ感もあり昭和レトロ感もありなデザインが一面に押し寄せるこの圧倒的な迫力。

このタイルのデザインがとても秀逸で、ツヤツヤしたテクスチャが美しくて、こういう貴重なものを間近に眺めながらお茶できるのはありがたいことです。糖質制限生活には厳しい美味しそうなケーキも多数。わたしはアイス緑茶（レモン）をいただきました。コーヒーカップもかわいいねえ。

カフェ「さらさ」シリーズは京都市内に6店舗あって、三条のには行ったことがあったけど西陣が一番個性的だな。他には緑に囲まれた二条の「CLAMP COFFEE SARASA」も素敵です。この西陣では夜にライブなんかもやっているらしいけど、自然の銭湯音響はなかなか悪くなさそう。運ばれていくごはんがとてもボリューミーで美味しそうだったので（凝視しました）、ディナーに行くのも良さそうだなあ。

近所には現役レトロ温泉「船岡温泉」もあるし、隣は唐紙屋さんと「うめぞの茶房」だし、いろいろ細かいお店が点在してる西陣エリア、わりと近年おすすめエリアとして注目されてるのでまた改めて散策しにこようっと。