保存食づくり

杏仕事 2021〜あんずのコンフィチュール

今年の杏仕事第二弾はコンフィチュール。ちなみに先日つくった第一弾のコンポートは夜な夜な汁をぺちゃぺちゃ舐めながら大変美味しくいただいております。残りのあんずは、その半分を生食に、もう半分はコンフィチュールにすることにしました。

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 icon-camera 883gをコンフィチュールにするよ

生あんずは40%重量ぐらいのグラニュー糖をまぶして半日ほど置くと水分が出てずぶんずぶんに。この汁だけを先に煮詰めて汁気を減らして、それからあんずを入れることで加熱時間を減らし実の食感を残す算段です。去年トライアルで最後の最後に少しやってみたらいいあんばいだったので。

ちなみにジャムとコンフィチュールの違いって、単純に英語とフランス語で同じ意味だとか、コンフィチュールはよりソースっぽくて果肉が残っているとか、ジャムはペクチンでゼリー化したものだとか、いろいろあってよくわかんないんですけど、私が注目したのはコンフィチュールがコンフィ(confit)から来ていて調理法を指すんだよ、って話。砂糖で出した水分を煮詰めて果実を漬ける、んだそうな。ジャムみたいにコテンパンに煮ないってことですね。

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 icon-camera お砂糖にまぶしまして

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 icon-camera ずぶんずぶんにしまして

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 icon-camera 実を出して汁を煮ますとやっぱりアクが出まして

汁のアクも取って取って少し水分が減ってきたところであんずの実を再投入。ほんでまたアク取り。もうアク取ってばっかりですわ、あんずは。それでも実を別にして一度アク取りしているのでわりとすぐに終わりが見えて、あんずをグチャグチャになるまで煮倒さずある程度食感が残る程度で止められるのが良い。

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 icon-camera アクをとってとって

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 icon-camera ちょっとゆるいかな〜ってぐらいでやめとく

実はゴロンゴロンしたままでストップ。ちょっとエイエイと混ぜれば好きな具合に実が崩れます。冷えると固まるので、ゆるゆるすぎるかな〜ぐらいで火を止めるのが多分ベスト。で、わたしの大嫌いな脱気(今回はフライパンで横着ww)をサクッとやりまして、はい今年のコンフィチュールのできあがり。

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 icon-camera 瓶が熱いうちにパパっといれまして

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 icon-camera こんなに浅い横着な脱気でも意外ときっちり閉まる

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 icon-camera ひとまず2本半できあがり(上のは即食べ)

さて、更に残った600gはかなりオレンジ色になったところで楽しみに食べてみたのだけど・・・やっぱり美味しくない!今年のあんずはどうも不発のが来ちゃったみたいで、あの黄桃みたいな食感や淡い甘さが全然感じられず。これまで果実自体のクオリティに不満があったことがないのですがこれはこれで今後の参考になりました・・・。生食は生食向きの美味しいのを買ったほうがいいわね。

ということで、第三弾も急遽コンフィチュールに。こちらは重量の半分のグラニュー糖にしました。今回3kg仕込むのに使ったグラニュー糖はちょうど1kg程度(メモ)。同じように、お砂糖をまぶしてずぶんずぶんにしてから汁を煮詰めて、実を戻して軽く煮て、瓶詰めと脱気で終了の巻。

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 icon-camera 続いて625gをやっつけます

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 icon-camera 合わせてこんだけできました〜

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 icon-camera 去年焦がしたから今年のオレンジが眩しい

ゆるすぎるかな、と思ったけど冷蔵庫に入れてみるとちょうどいい固さ。市販のジャムよりちょっとゆるめでパンにもヨーグルトにも使いやすい。ギリシャヨーグルトにあんずのコンフィチュールをかけて、先日のあんずのコンポートを添えたりなんかすると、鮮やかなオレンジ色が美しくて甘酸っぱくてもう最高です。

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 icon-camera 初夏の三点セット

今年はこれで杏仕事は終わりかな。ちびちび食べながらまた来年の初夏を楽しみに待ちたいと思います。

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