NHK朝ドラ「わろてんか」セット見学に行ってきました
※NHK朝ドラ「わろてんか」を熱心にご覧の方だけお読みください※
普段ドラマはほとんど見ないのですが、近年ご多分に漏れずわたしの中でも空前の高橋一生ブームが来ているせいもあって、わりとしっかり見ている今期の朝ドラ「わろてんか」。撮影も終わり、このセットがNHK大阪放送局で公開されたのでわざわざ見に行ってきました。うふふふ。
放送局1階のアトリウムには登場人物のお衣裳、風鳥亭の法被を来てパネルと一緒に撮影できる舞台セット、北村笑点の事務所やロビーや応接間や楽屋のセット、小物類が飾られていて、その他のセットを紹介したパネル展示(撮影禁止)も。わあーーーー。
布の古さもリアルな衣装の数々
衣装は本当に間近で見られるので、使ってないおばあちゃんのタンスの底から出てきたような古い生地感やくすんだ色味などがとってもリアル。そしてまず「トキと風太とてん、ちっさ!」って心の中で思った。こんなに小さくて華奢な人なのか・・・わたしの中学校ぐらいのサイズ感だな・・・。
風太も同じくらい華奢
おてんさんの着物
一方で、直視するのも眩しい伊能様のスーツ。一生さんが華奢なので画面ではわかりづらいけど意外にスッと背が高いので思わずウィキった。(175cmだそうです)先代の若かりし頃の衣装は更に大きくてガッチリ。桃李こんなに高身長なのか・・・まあそりゃそうだよね・・・。
顔がなくてもカッコいい
実際にご着用になったものかと思うとマネキン相手でもなぜか緊張する、この服から振りまかれるオーラ。でも、このピシッとした仕立てとシルエットも衣装さんの努力の賜物ですよねえ。
細部に神の宿る各所セット
画面の中では部分的にしか映らない北村笑店のセットが3Dになって目の前に。木札、窓枠、書類などもぴっちり再現されていて、逆に脳みそが混乱して違和感。しかも全部繋がっててそのシームレス感がまたすごい。
隼也の立ってた売店も・・・
中はこんなんなってますねん
お弁当も揃ってるよー
キースとアサリの海の幸弁当
リリコアンドシローの好みサンドウィッチ
楽屋の鏡前には刷毛や筆などの小物がずらり。窓の外の中庭を挟んで向こう側の部屋は応接間に。テーブルの上の資料も、黒板も、懐かしのマーチン・ショーで視聴者の心をギュッと掴むセッティング・・・懐かしい・・・。しかし、どのセットももの凄くコンパクトで(昭和の人間・住居サイズなのでしょうが)こんな小さいセットで撮ってたのか!とそれにビックリするよ。せまいせまい。
一番印象的な事務所は机と書類と棚が並んで物の多い、でもやっぱり思ったよりずっとコンパクトなお部屋。すごく昔の職員室ってこんな感じだった気がする・・・。神棚や先代の写真や社訓が染みる。
そういえばたくさんある小物あれこれ
劇中でも特に印象的な小物を集めたコーナーでは、そういえばこんなんあったわ!という視聴者のツボをついたラインナップが。伊能フィルムのポスターなんてじっくり見るチャンス、こんな展示でも無かったら無いものねえ。月刊キタムラの中身もちゃんと読めます。
昭和なフォント、右から読む日本語、ルビのふり方、色のくすんだ印刷具合、どれも徹底的に凝ってて作るの楽しそう。時代考証とかもの凄く大変そうだけど、ほんの数秒映るか映らないかの世界でこれだけ手を尽くすのって素敵ねえ。
風鳥亭の舞台で記念に師匠と一枚
舞台ではリリコアンドシローのパネルと記念写真を撮ってもらえます。風鳥亭の法被を着せてもらえるのがとってもいい!わたしもひとりぼっちだったけど常駐のスタッフさんにお願いして撮っていただきました。嬉しそうに満面の笑みで(笑)
本当は・・・わたしの前の人みたいに横においてあった伊能様のパネルと撮りたかったけど・・・さすがにそれは恥ずかしくて言いだせなかったよね・・・。友達と一緒だったら絶対に伊能様とステージに上がっていただろう。
関西のわろてんかファン必見よ!
ご存じの方も多いかと思いますが、朝ドラは東京と大阪で交互に制作されていて、NHK大阪放送局では過去にも何度もセット公開されてるそうですね。ネットで見る限り代々木ではやってなさそうだ。ここの1階ロビーアトリウムがとっても広いから成せるワザよのう。
実際に近くで見てみると、画面の中では全く気づかないようなレベルの小物や経年劣化まできっちり作り込まれていて感動というよりも「はあ〜〜〜」と美術方のプロ仕事に感心します。この中で演技できる役者さんたちは幸せだなあ、とか、こんだけリアリティがあったら役にも入り込めるだろうなあ、とか誰だかわからない視点で見ちゃったよね。ホント、すごいなあ。
展示は谷町四丁目のNHK大阪放送局1階で25日まで。関西だけのお得なことってのもあるもんだわ。ああ、面白かった!終わっちゃうの寂しい!
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