日本旅めぐり

勝手に誕生日休暇 in 長崎(関空と長崎ダウンタウン)

今日の旅メモ。

さて、今年もやってきました会社員時代の名残りイベント「勝手に誕生日休暇」。誕生日だからを言い訳に仕事を放棄し現実逃避の旅に出て勝手にリフレッシュする年に一度のおたのしみ。

今年は長崎に行くことにしました。九州はいつでも行きたいけどちょっとが遠くてね。今年もまた伊勢にでも行っとくかなあとネタ詰まりしていたところ、Skyscannerの目的地決めない検索(日程入れたらおすすめの行き先と価格が出る)で関空-長崎がなんと往復11500円の格安価格だったため、決めました。ずっと長崎には行ってみたかったからちょうど良かった!

2月上旬のランタンフェスティバル前だし冬の底値なのかな?天気もあまり良くないようだし、どうせならおくんちとかのイベントの時や気候のいいときにでも、という考えもありますけど、そんな余白のある考え方はもう若いときの話で最近は「行けるときに行かないと一生行かない」が年々リアリティを増していますから、もう、とりあえず行くのです。いつか行こうと思っていたけど実際生きてるうちに行けるところがあとどれだけあるでしょうかというのはもはや大袈裟な話ではないね。

朝むーさんを保育園に送ってから荷造り。国内3日程度の冬旅でしたら、わたしなどはもう下着以外は着替えもしないので荷物の軽いこと。結構気温高めぽいのでコートすら捨てて冬用パーカにケシュアリュック30Lの軽装リュックスタイル。今回は前回の台湾から学んで旅行用サブバッグを新調したのがお楽しみ。

バスで関空へ。ここぞとばかりに京都駅のミスドで念願のGODIVAコラボを買って食べるがビックリするほど美味しくなくてテンションダウン。くそう。

img_4123-1.jpg

多分初めて来る?KIX第二ターミナル、めっちゃ小さい。成田の第三みたいにフードコートがあるわけでもなく小さなプロントとココスとお土産屋、あとはpeachの自動チェックイン機が並んでいる程度のコンパクトなサブターミナル。どうせ早く入ったところで暇なのでココスで充電しながらワイン飲んで時間潰し。手荷物の無料重量が7kgなのですが計量すると3.2kg。さて液体制限のない国内便で果たして帰りどれだけ増えることでしょう。

img_4125-1.jpg
LCC用らしいシンプルなつくり

img_4126-1.jpg
行きは3.2kg

img_4127-1.jpg
赤ワイン290円のココスありがとう

img_4128-1.jpg
なんというピースフルな待合室なんだ

img_4129-1.jpg
久しぶりのガチな青空駐機だったのでウケた

最近トラブルが相次いでいるのでさすがに飛行機に乗るのはピリッとした気持ち。離陸するたびに「今回は生きて帰ってこれるかなあ」と機外を見つめていたあの頃と同じく、「落ちるかもなあ」と今回もまた思っている。ピーチが「お楽しみなのは知っているが3分だけ顔を上げて緊急説明を見よ」「確認がスムーズなので締めたシートベルトを見せてくれ」という旨の踏み込んだアナウンスをしており、ああ良い意味で今どきだなあと思うなど。

なかなか混雑する機内で隣席に誰も現れずまさかの三席独占で久しぶりのラッキーシート。しっかり足を伸ばす。正月に見そびれたバカリ脚本「侵入者たちの晩餐」をダウンロードしてきたつもりがうまくできておらず、やむなくKindleで読みそびれていた育児本を読もうとするもすぐに着陸態勢。近すぎるな。ちなみに今回の長崎はサブスクに落ちてたるるぶとまっぷるを読んだ程度の下調べなので基本的に王道コースを回るつもり。

16:40長崎空港発のリムジンバスで新地中華街へ。空港からダウンタウンまで40分1200円程度かかる微妙なアクセスの悪さがたまにキズ。お宿は予想以上に快適な穴グラでかなり最高。

お外に出て早めの晩飯。
長崎はなるほど地方らしい暗さをたたえた町並みで大きなビルの古さやフォントのゴリゴリの昭和感がああ昔は栄えたんだろうなあという感想。新地中華街も通ってきたけど閉まっている店も多くて思ってたような賑わいのある中華街では無さそうだった。ふと見ると奥には山がそびえたっていて、その高さがまた結構なものなのでなるほど坂の町なのだなと実感。しかしながら、雑多な感じはあれど逆にとにかく飲み屋に困らなそうなのが羨ましい。これは夜の探検が楽しそうな町だなあ。

img_4130-1.jpg
古そうでちゃんとした中華屋さんがたくさんあったけど人気がない

18:00元祖茶碗むし 吉宗(よっそう) 浜町本店へ。京都で見たような古い町屋のお店で「御一人前」という洒落た呼び名の茶碗蒸しと蒸し寿司のセット。茶碗蒸しのゴロゴロ具材と汁だくのやわやわたまごがとっても美味しい。蒸し寿司の方はまあそんなもんかなというシンプルな具乗せごはん。サクッと1540円。

img_4131-1.jpg
これ寺町の鰻屋にそっくりだな

img_4132-1.jpg
中に入ると番頭さんが木札を叩いてお知らせしてくれます風情〜

img_4133-1.jpg
座敷席などお席多数

img_4134-1.jpg
御一人前、これは見た目がいいよね

img_4135-1.jpg
老舗の茶碗蒸し、おいしーい

早々に食べ終わってしまい夜の過ごし方が浮かばずさてどうしようかと調べると長崎駅前のユナイテッドシネマで本日封切りの「ゴールデンカムイ」があと30分後。急いで店を出てタクシーに乗り車中でチケットを買って滑り込む。

わたしは無料配信のうちに爆速で読み切った程度のライト読者だけどそれでもこの長編をどう2時間でさばくのかと思っていたら、わりとほんの序章の部分をしっかり実写化するような展開だったのでなるほど理解した。

img_4136-1.jpg
佐久間の映画のチラシ、配布枚数制限してない!(オタク目線)

img_4137-1.jpg
長崎まできてまさかの映画

かつて英国在住の頃に一緒にマンチェスターに行ったFさんがゴールデンカムイに沼堕ちしているため、LINEで映画見たよと報告したら実写化のクオリティに終演後トイレで泣いたと言っていた。しかもこれを見て明日の早朝には米国に帰るとのことでオタクみは健在であった。元気で何よりです。

22:00、せっかくなので近所の人気っぽいダイニング居酒屋に入るも今ひとつでせっかくの一食の機会を若干失敗させつつも、一旦焼酎壱岐と鯨のユッケで休憩。

img_4138-1.jpg
まあまあでしたな、ご飯はちゃんと調べなきゃなあ

img_4139-1.jpg
路面電車のぽつりとした風情がいい

路面電車にも乗りたいけれど町のサイズ感を把握しようと歩いて帰る。長崎駅前から中華街までは25分程度。京都と同じでそんなに広くないね。程よく暗くて行列のラーメン屋や深夜営業の喫茶などいろんなお店があって楽しい。夜の町に路面電車のガタゴトとした音が響くのは素敵ですね。

23:00、長崎では締めがおにぎりの文化らしいのだけど、せっかくなので締めに深夜営業「朝までUDON」で五島うどんを食べておく。わたしは五島うどんのちゅるっとした太さが大好きなのでとても嬉しい。

img_4140-1.jpg
映画のセットみたいな場末感が良い

img_4141-1.jpg
ちゅるっと五島うどんで締め

銅座の飲み屋街はもう今では懐かしいような雑居ビルのひしめきあう一角で、露骨な客引きやら超ミニスカートのラウンジのお姉さんなども立っており、その中を酔って声の大きくなったおっさん連中が連れ立って歩いていて、タイムスリップしたような気分であった。この辺で飲み歩いてお気に入りの店を見つけるのは楽しいだろうねえ。わたしも時間があれば色々と行ってみたい店があるんだけど。

さて、宿に戻りましてちょっと仮眠したのちに大浴場でしっかり温まり、クエン酸ドリンクを飲みながら明日の予習。ギチギチに詰め込んだ観光で歩くぞー!

にほんブログ村 料理ブログ お弁当へ

-日本旅めぐり

この記事をシェアする!