そうだ、済州島いこう

今日の旅メモ(チェジュ2日目)

深夜2時に寝て朝6時起床。正直まだ身体が死んでおるが観光は短期決戦、そんなことは言うておれん。オートで窓を開けると夜明けの空になだらかな漢拏山(ハンラ山)のシルエットが広がる穏やかなマウンテンビュー。ああ素敵。毎朝この景色が見れたらいいのに。タワマン住みたくなる人の気持ちが少しだけわかった気がした。

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なんかホテルからプレゼントでいただいたチェジュの守り神「トルハルバン」のプリントTシャツが思いのほかグッドクオリティで着心地が良さそうなので、せっかくだからと着ることにする。ちょっと見た感じだいぶシュールな神様だけどワンポイントなので大丈夫でしょう。

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朝ご飯は数カ所のレストランから選ぶことができる。どの店も魅力的なメニューなのだけどいまひとつ洋食って言う気分でもないのでここは伝統的な韓国料理のお店「ノクナム」にした。朝7時のオープンと同時に入ったら昨日PCR検査でご一緒だったライターさんも一緒だったので同じテーブルに。

気になっていたウニとワカメのスープとタチウオの塩焼きの朝ご飯。まさかのあわびもついてきて、さすが6000円位するコースだけある。普段はほとんど朝ご飯は食べないか、弁当のおかずの残りか、プロテインドリンクという貧相さなので、きっちりご飯を食べると言うことにまず充実感。朝から温かいスープを飲むのってすごくいいな。わかめが上質で分厚いから麺を食べてるような感じで充実感もあるし、ちょっと家で真似してみたい。(もちろんウニ抜きでな)

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腹ごなしを兼ねて初めてホテルから徒歩で外に出る。天気は快晴で、空気はカラッとしてて気温もちょうどいい。気持ちよく20分ほど歩いてVIPクリニックに到着。イエス、チェジュまで来てもまさかのシミ取りレーザー。

せっかく韓国に行くんだからとチェジュで探したけどなかなか情報が見つからず、かつブログやらTwitterやらでも全然情報がないチェジュでの肌管理。リゾート地で遊べてさらにお手入れもできるんだったらそれに越したことなくね?絶対あったらあったでこーゆーのやりたくなると思うんだけどな。今日は久しぶりのシミ取りでピコレーザー+ドクターにお勧めされたLDMレーザーと白雪アンプルで全顔まるっと3万円なり。

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これもしかして先生の持ってるビルなのかな?って言う感じで派手めのアート作品が飾られているエントランスを抜けてクリニックへ。お支払いをして簡単な書類を1枚書いて、クレンジングしてもらったら早速ピコレーザー。先生はとても穏やかな方でシンプルな英語で会話をしながら施術いただいた。

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その後はコラーゲンのパック。さらに加えてナースのお姉さんからレーザーと白雪アンプルからのシリコンみたいな全顔マスク。診察台がオンドルみたいに暖かくなるので途中で完全に寝てしまった。ピコレーザーはダウンタイムがないとかだった気がするけど、この辺の事後のご説明とかは全然なかったので(笑)パックが終わったらそのままおしまい。あとは帰国後に期待!所要時間は2時間弱。

今日はあんまり天気がいいので、明日やろうかと思っていたサイクリングを前倒しでやることにした。タクシーで海のほうに向かう。それにしても初乗り33000ウォンで値段が日本に比べたら安いのはとても助かる。特に旅行期間が短くてスケジュールがめちゃくちゃタイトな時は、バスには頼れないし、徒歩にも限界があるから、タクシーで解決することがたくさんある。

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韓国では全然Google マップが役に立たないらしいと聞いて今回はNAVERマップに頼っている。Googleで英語や日本語で検索するよりも、papago(翻訳アプリ)で「レンタル自転車」と翻訳してNAVERで検索する方が情報精度が高い。ただし検索結果はハングルなのでお店の位置確認ぐらいだけどね。あらかじめレンタル自転車の目星はつけておいたものの、どうもシェアサイクル的なものだったらしく探し回っても見つからず。ひとまず近場で早めのランチを食べて頭を整理することにする。

市場の近くなので海鮮のお店が多いエリア。ちょうど食べたい気持ちになっていた「ムルフェ」をpapagoでハングルに翻訳してNaverマップで付近を検索。氷の入ったスープにシャキシャキの野菜とわかめが山のように入っていて、さらにその上にカレイのお刺身がどっさりのったいかにも海辺のメニュー、スープ刺身サラダといった感じで、あんまり胃に負担がない感じが好き。付いてくるパンチャンにケジャンが入っているところが海辺エリアっぽくてよかった。雑穀米もモリモリいただいて完食。

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あちこちの街角に電動キックボードやら電動自転車やらが乗り捨ててあるのが気になっていた。これ借りられないのかなと思って見てみると「elecle」というパブリックシェアバイクっぽい。アプリを落としてQRコードを見てみるがしっかりハングルで英語の対応もしてないことから多分支払いも難しいだろうと思われ、やむなく諦めた。こういうの整備してくれたらもっと観光しやすくなるのにな。

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と言うことで、レンタルバイク探しは振り出しに戻り、ふと思い立って済州観光局のオンラインチャットに相談してみた。以前も調べている時にお世話になったけどどなたかがずっと張り付いていらっしゃるのかレスが早いし確実だし丁寧な日本語でご説明くださるし、世の中の他のオンラインチャットも見習って欲しい位のお問い合わせクオリティー。今回もどうやら私が目をつけていたとこ以外にめぼしいお店は無いようだった。よし、わかったそこで借りる。

「ヨンドゥアムハイキング」で自転車を借りる。お店のお兄さんは少しだけ英語しゃべれる感じ。できれば時間貸ししてほしいところだけど1日単位でしか貸していないそうなので25,000ウォンを支払って1番安いGIANTのシティサイクル。電動ママチャリですっかり衰えた私の尻に響くサドルの固さと慣れない車体の軽さで最初はよろよろしたけどどうにか試運転。それよりハンドルが異常にニチャニチャしてるんだけどこれ何とかならなかったのかなお兄さん。(結局このまま最後までニチャニチャでしたw)

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ようやくヨセミテストラップの出番。リュックを背負って、首からストラップ繋いだiPhoneで海沿いの道を探しながらスタート。済州島はハイキングでも自転車でも島を1周できることになっているのが素敵。自転車は道に敷いてある青い線を辿って行くらしい。観光スポット龍頭岩などを見ながらつらつらと西へ向かう。

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結構頻繁にサイクリストとすれ違う。みんなフル装備でガチのサイクリング。私も帽子とサングラスと日焼け止めを塗り直しで一応フル装備。右手に青い海、それから所々にオーシャンビューのおしゃれカフェ。左手には道路沿いに海鮮専門店いっぱい。意外とアップダウンがあって筋力のない私にはなかなかシビアなポイントもあったので次回機会があったら全力で電動自転車を借りたい。

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それにしても暑い。リュックがすっかりしっとり。ただ、湿度がなくて風も気持ち良いのでサイクリングとしては最高。虹色に塗られた縁石ブロックみたいなフォトスポットがある「道頭虹の海岸道路」まで行くつもりだったけど、そこに向かう道がガッツリ下り坂で「待て、これをまた戻ってくるのはヤバい」と判断して4キロ程度で折り返すことにした。無理しない、無理しない。

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道すがら見てきた中で1番素敵な感じだった海沿いカフェ「Doux forte」に引き返しがてら立ち寄って、チェジュオーガニックグリーンティーを飲んで休憩。裏手はすぐ海ベンチ、ルーフトップもあるらしい。青い空、高いヤシの木、波の音、すっかりハワイ気分、と行きたいところだがいかんせん超空港が近いので結構な大きさと音で頭上を飛行機が飛んでいく。ほらティーウェイ航空、次は大韓航空、次にジンエアー、とこれはこれで面白い。飛行機の離着陸はチェジュの北側の風景の一部ね。

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帰り道は道に迷わないのでスイスイと進みまたヨンドゥアムハイキングに戻ってチャリを返却。空港の周りにレンタル自転車屋が多いらしいので、直行直帰な感じで島をぐるっと巡るサイクリストにはちょうどいいのかも。私も電動自転車なら何日かかけて島一周してみたい。電動自転車なら。

さとちんさんと近くの東門在来市場で落ち合って軽く散策。果物エリアから入るととにかく済州みかん(ハルラボン)がいっぱい。黄色い。例の守り神の形のペットボトルに入った名物ジュースを飲む。後味の甘さがなくてすっきりおいしい。ジュースを買ったついでに試食さしてくれよとみかんを食べると甘いけど爽やかで皮が薄くてとっても美味しかった。持って帰れないのがとても残念。

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ふと見ると自家焙煎のごま油のお店。そういえば韓国の市場にはこれがあったの忘れてたよねー。papago大活躍。2種類のごま油の違いが中国産と韓国産であること、値段やサイズの事、アプリ翻訳で聞いて、ちょっとお値段がしたので無理せず小さなボトルの韓国産ごま油を購入。

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それから保存容器や食器を売るお店にやっぱりふらふらと入ってしまい、調理の時に使えそうなステンレスの小鉢を買う。韓国料理のご飯の小さな入れ物、ボウルみたいにフチが巻いていないので汚れが溜まりづらそうで良い。それから中がステンレスで外側がプラスチックのお弁当箱もあって日本では見ない仕様だなと思ったけど電子レンジにかけられないし今すぐ家では使わなそうなので却下。

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割と観光向けの市場だけどそれはそれでまた見る分には楽しい。乾物屋のおじさんに済州産のワラビが1番クオリティーが高くておいしいと教えてもらったり、ものすごくおいしそうなキンパが売っていたり、名産の太刀魚がいっぱい並んでいたり、やっぱり市場は楽しい。なかなか規模が大きいのでしっかり全部見て回れないのは残念だった。

なかなか捕まらないタクシーに難儀してすっかり疲れ果て今日もまたグランドハイアットチェジュ6階のクラブラウンジへ。昼と夜の切り替えの時間にシャンパンとおつまみがいただけるのは本当にありがたい。今日もまたスモークサーモンとケッパーとチーズでひと休み。

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ホテル3階4階のショッピングアーケードHANコレクションへ。当初バーバリーとかシャネルとか高級ブランドが並ぶショッピングゾーンなんだろうとたかをくくっていたのだけど、韓国の新鋭デザイナーズのセレクトショップのような感じになっていて、お値段もさほど高くなく、Kファッションらしい面白いデザインのものがたくさんあって、意外と欲しい感じのものもあって良い。カバン屋さんで買うか買うまいか迷ったりなどする。超高級ブランドが立ち並んでいるよりずっと面白い、良いコンセプトのショッピングアーケードだなあ。

事務局からSlackに共有されていた昨日の夜の現地ニュースの映像を見る。「えっめっちゃ撮影してるけど何これ」とか言いながら自動ドアからペタペタ出てくるところが一瞬使われており失笑。そして初日にマスコミに撮影されていた人たちがどうやら人気の若者ユーチューバーであることがわかった。なるほどね。

ようやく部屋に戻るとしっかりお部屋はクリーニングされており、キングベッドはまたピンピンのベッドメイキングがされていた。最高だ。家でも毎日こんなんだったらいいのに…と心から思うようになる程度には所帯染みた。

38階の居酒屋風ダイニング「POCHA」でまたハウスパーティーが行われると言うので少しだけ見に行く。が、昨晩のように1人ワンドリンクワンフードと言うシステムではなく、居酒屋だけにテーブルごとに盛り合わせでお食事とお酒が出ることになっているのだった。

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そんな手厚いご歓待を受けるとは夢にも思わず割とお腹いっぱいで来場した他の方々たちと一応写真は一式とってみるものの、それを食べてしまうと他の方が写真を撮れなくなってしまうので手をつけるのもはばかられ、ものすごくおいしそうな串焼やチキンがあるのに心惹かれながらも、夕飯を食べに行く予定だったので一切手をつけず退散。本場のシェフが作ったジョンとか食べたかったな…こんなにおいしそうなものがたくさんあるんだったら夕方にラウンジ行かなかったのに…シクシク。

後ろ髪を引かれながら1階の特設コンシェルジュカウンターで焼肉の相談。もう9時を回る頃で閉店するお店も多かった中、夜中の3時までやっている近所のお店でようやく黒豚オギョプサル(五枚肉)とチェジュ焼酎にありつく。

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納豆チゲ付き。うまーい!最高だ!五枚肉はサムギョプサルの上に皮など二層分加わってるわけなんだけど、この部分がまたねっちりとした食感でうまい。それからチェジュ式のカタクチイワシのつけだれ、肉を魚だれに漬けるのってやったことなかったけどシンプルに塩味と旨味が重なってうまい。このたかが豚の焼肉なのに全然日本と美味しさが違うという不思議さよ。チェジュは海の幸だけじゃなくて黒豚まで推してくるのが幸せでしんどい。

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そういえば1度も足を踏み入れてなかったね、とホテル横のコンビニCUで軽くパトロールして缶マッコリとチェジュビールをお土産に買い、さとちんさんと別れる。

ここで部屋に戻るつもりが話がてら会ったライターさんと流れで日本料理「夢山」に。夜中遅くまでお酒が飲めるお店、上階のラウンジはちょっと音楽がクラブ向きで音量もあるのでヤング向きなんだけど、夢山はもうちょっと控えめなのが助かる。ちょうどウィークエンドで1+1、1杯頼んだらもう1杯無料。この夢山ハイボールが最高に美味しくて、さらにライターさんの頼んだ野菜スティックや抹茶ブリュレもとろとろ濃厚で、ホテルクオリティーのわりには結構お手頃なお値段でいただけて、大満喫の最後の夜であった。

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当然ながらホテルでお風呂のお湯を入れようとしつつ寝落ち。長い長い1日だった。旅行に来ると普段一瞬で終わってしまう1日の時間がこうやってたくさんの出来事が詰め込まれてただ長く感じられるのが良い。まさに旅の醍醐味。

韓国・チェジュ島旅行の参考に!
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