今日の旅メモ(BoroughMarket)
夜中にお腹ピーピーの刑に合いトイレに5回ほど居座った。果たして椅子に広げた貧乏パーティーが良くなかったのか、昼間に食べた巨大なベーグルサンドか、ただの疲れか、原因は不明。風邪薬はどこの国にでもあるので、一応正露丸だけ持ってきたわたしグッジョブだよー!
なんだかんだでめちゃくちゃ歩いているわりにロクに食べていないので、明らかに腰周りが痩せた。1食ボリュームのあるものを食べると、もうそれで1日終わっちゃうんだよね。ま、帰ったら速攻戻るけど。
うちの息子さんは39度近くのお熱を出し、私が予約した病院に連れて行ってもらい、薬を飲んで寝こけたのち夜中3時に目覚めて覚醒したらしい。今朝は熱は下がったらしいけど、運動会の練習日だったので念のためおやすみに。いろいろ大人も仕事や予定があるのでイレギュラーは大変。
こういう時に不在を心苦しく思う優しいママもいると思うけど、わたしは1ミリもそんなことは思わない。そっちはそっちでなんとかがんばってください(キリッ)
最終日の今日は快晴。ずっとユニクロのしゃかしゃかを着て黒ずくめで歩いていたので、最終日ぐらいは昨日買ったインドジャケットで歩こうかなと羽織ってみたけど、イギリス人って結構服が地味で電車で浮きそうなのでやっぱりユニクロにしといた。そろそろ部屋の片隅にここまでに買った帰りの大荷物が控えている。
10:00、ラウンジでまた無料の朝ミルクティーを飲む。ああ、最高にいい天気だなあ。今日もまた「TodayTix」から格安の当日券ラッシュチケットの通知が来る。残念ながら今日はBTTF公演日ではないので、おなじみWickedの夜公演。一応ホールドしておいたけど4分以内に会計しないと、またタイムアウトでなくなってしまう。うーーーーん。
私はライマンフランクボーム原作の「オズの魔法使い」シリーズ純系のファンなので脚色化された「Wicked」はあまり好きではないんだけど、トトロで海外シアターの観劇の楽しさを知ったので思い切って申し込んだ。えい!やけくそだ!劇団四季の公演も終わったらしいし5800円ならええやろ!ということで今晩の観劇決定。
ついでに近くに気になってたイギリス料理レストランの支店があったので、観劇前のディナーをオープンテーブルで申し込んだ。アウトドア席を希望してみる。
11:15、腹の奥に若干の不安を感じながら出発。ディストリクトLINEでモニュメント駅まで。
12:00、ロンドン橋を渡って、テムズ川の向こう側へ。隣のタワーブリッジが見える。「シャード」って初めて見たけど、ずいぶんまたとんでもないものができたもんだね。先っぽめちゃめちゃ痛そう。ビル見て「痛そう」って感想もなかなかないけど痛そう。
さあ、バラマーケットに到着。平日にも限らずすごい人なので、これは週末に来なくて正解だったかも。高架下の広場とか狭い道の一体がマーケットになっていて魅力的な屋台がいっぱい。これは楽しいな、スペインのサンミゲル市場思い出す。名物のきのこリゾット、トリュフポテト、塩キャラメルドーナツなどなど。
たくさんおいしそうなものがあって、何を食べたらいいのかわからず、ウロウロしているとたまたま大行列に出くわした。あーこれが噂の海鮮パエリアか。魚屋さんがやってる本格パエリアでバラマーケットと言えばこれが1番人気くらいの有名なやつ。せっかくだったらベタなところに行っておきたい。50メートル位の行列に並んだけど、割とすぐに順番が回ってきた。
巨大な鍋でぐつぐつと煮える黄色いパエリアが見えている。とにかくビジュが良い。エビの方が24ポンドでロブスターの方が27ポンド。こういうところでケチると後で後悔するので、奮発して27ポンドもする海鮮パエリアをいただく。マーケットの屋台ごときで5000円が一瞬で消える恐ろしい食べ物。考えない。
小皿に山のようにエビとムール貝とお米と開いたロブスターがドカドカと乗っていて持って移動するのも危ない。マーケットの全体像がよくわからずベンチの位置もわからないからひとまず近くの消火栓か何かの上で3分の1ほど米を食べる。おう、おいしい。ちゃんと炒めて煮込んだ芯の残ったお米で、塩加減もギリギリまで強めてあるけど、くどくない。ロブスターは開いてあるけど、とてもじゃないけどやすやすと食べられる形状ではなかったので、一旦ひとくちだけかぶりついてみたらめちゃくちゃうまかった。そりゃそうだ、5000円だもの。
調子に乗って食べていたら、ムール貝に詰まった米がぼろっと落ちて真っ白なTシャツに転がった。ジーザス。今日漂白できるわけじゃないのに致命的!あーこういう時に限ってオアシスのどうでもいいTシャツを着ていない。涙。
慎重に両手でパエリアを運んで座るところを探すとみんなが小道の縁に腰掛けて並んでいるところがあったので入れてもらって、素手でエビとロブスターと格闘する。うまいことやらないと、とんでもない量のサフランが入っているので服が偉いことになるのは明白。見たこともない白と黒の羽の鳥がずっと私の米を狙ってウロウロしている。
とにかくパエリアはなかなか美味しくて、確かに5000円でロブスターも載せてるんだったら、まぁ物価考えるとこれぐらいはするかもなと言うクオリティーだった。しかしもう何も入らないね。食べ歩きはやっぱりシェアしないと1種類で終わっちゃうよ。
13:00、難易度の高いパエリアと格闘している間にアラームをかけてあったオンラインチェックイン開始から30分が過ぎていた。やばい。急いでタイ航空のアプリにアクセスして座席を見るとやはり中央席で、それでもギリギリ変更できる空席があった。これで帰りの12時間フライトは端でゆっくりできる。よし。バンコクから関空に帰る便も窓際に変更した。帰りはデイフライトなので、行き便ほど寝る必要もないけど、これであまり気を使わずに過ごせそう。フゥ
バラマーケットの出展者は、ルールとして、小規模中規模の生産者でお店が大きくなったら出て行かなくちゃいけないらしい。イギリスのいろいろなところからおいしいものが集まっていて、チーズだとかジャムだとか気になるものがいっぱいあるけど、さすがにそう持って帰るには難しいものばかりだから見るだけ。
さて、散歩して橋を見に行こう。