杏仕事 2020〜アプリコットジャムとシロップ漬け
昨年ふと「梅が旬なら、似た杏も旬じゃね?」と思ってお取り寄せした『生あんず』。今年もしっかり3キロ予約購入して梅仕事ならぬ「杏仕事」です。そもそも梅があまり得意ではないので、杏の方が実用的でテンションも上がる!ちなみに昨年漬けた梅干しと梅サワーにはまだ一切手をつけておりません。やっぱそうなっちゃう。
アプリコットジャムをつくる
楽天で長野産直品を予約して1ヶ月ほど、6月末に生あんずがやってきました。数日間追熟させてから生で数個食べてみて、あとは選定して熟した1.8kg程を半割に。相変わらずあんずって身離れが良くてパカッと切れるから実に気持ちがいい!調子にのってパカッパカッと切っていたら、指もパカッと切りました。
グラニュー糖をまぶして一晩置いたら果汁でずぶんずぶん。今年は果実重量に対して40%の砂糖にしました。煮立てるとすごいアク、短時間で火入れをキメたいのに果汁が多すぎて全然煮詰まらない、というのは昨年ブログに書いたのと全く同じ。ひたすらアクを取り続けて45分ほど。果肉が溶けていく・・・。
ああ・・・・!
ちょっと目を話したスキに焦げた・・・!
なんということでしょう。今年はうっかり鍋底に焦げが。なぜか土鍋で似てしまったのが敗因か。慌てて取り出して別の鍋で引き続き煮ましたけれども、土鍋にはしっかり焦げが。ジャムの方も若干茶色がかってしまい、風味はべっこうあめみたいな香ばしさがうっすら加わってしまいました。トホホ。まあでも引き返せる程度で良かった、ということにしよう。
続いて、あいかわらずちゃんと出来てるのか出来ていないのかっていったら絶対出来てないであろう鬼門工程「脱気」をセレモニー程度に。絶対ちゃんと出来てないから私のジャムは日持ちしないんだろうと思うけど、早めに消費するので検証できない。脱気の正解が視覚的にわかる便利アイテムが欲しい!
出来上がりは比較的しっかり甘く、果肉はだいぶ煮溶けていて、お焦げ影響で色はちょっぴり濃い目。焦げてもしっかりあんずの甘酸っぱさは健在で、好みの味です。スコーンとクロテッドクリームなんかに合わせたい。ジャム瓶に5個弱ほど完成しました。炭水化物を週末しか食べてないので、楽しみにじわじわと味わうことにします。
シロップ漬けをつくる
さて、それでも十数個残った実を今度はシロップ漬けにすることにします。昨年はお鍋で煮たらすぐに火が入っちゃって結局ジャムみたいになっちゃったんだっけか。今年は20秒サッと湯通ししたあんずを瓶に詰め、上から熱いシロップを注ぎ込んで漬け込む形にしてみました。
結局すぐに食べちゃうかな、と思ったので保存食にはせず本来のレシピの半分ほどのグラニュー糖で作ったシロップで漬けました。甘みの分厚いシロップで漬けたあんずがたくさん家に保存されてたらとっても素敵ね・・・!生あんずは決して安い果物ではないので、なかなかそんな夢みたいな使い方はできません。
1日もすると漬かった実が浮いてきます。シロップにはあんずの甘酸っぱさがうつって、それはそれは美味しい缶詰の汁(たとえ)。ジャムもいいけど、シロップ漬けなら実のプリプリ感も皮の食感も残ったままでとっても美味しい!朝のヨーグルトが楽しみになりました。
よし、この調子でじゃあもう一箱行ってみよう!と思っていたのですが、どうやら今年は4月の天気の影響で生あんずが大不作の様子。楽天にはもちろん無いし、長野のJAや農家さんHPも発売中止や早仕舞いばかりで驚くほど出回ってません。ただでさえ旬の季節が2週間ほどしかない貴重な果実、予約したおかげでこの3kgをゲットできただけでもかなりラッキーだったっぽい。あとはスーパーで幸運に遭遇できることを待つのみ・・・だけど長野県でもないので、今年はこれで終わりですね。ああ、悲しい!シロップ漬けもっと作りたかった!来年こそは是非、と心に誓う今年も大満足の杏仕事でした。
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