東京観光 その3〜四ツ谷一餅堂、釜浅商店、宿六
二日目は四ツ谷と浅草エリア(と幕張メッセ)。
東京に来て叶える「あれ食べたい」はキリがなくて年々小さくなる中年の胃袋ではとても三日間ではこなしきれんですね。
朝8時からキンプリの看板を撮影するお嬢さんたち尊い
四ツ谷一餅堂の焼餅夾蛋
前回は早起きして五反田「東京豆漿生活」に繰り出しましたが、今回は四ツ谷で台湾朝ごはん。本当は飯田橋「香港贊記茶餐廳」で練乳紅茶とパイナップルバンの香港朝食をしたかったんだけど、旅人の朝活時間には間に合わず。こちらのお店は朝8時からやってるので助かります!
店内はシンプルながら広々、この全面ウッディな感じがいかにも台湾ぽい・・・テラス席にはあとで大きなお犬様がいたので愛犬家の皆さんのお散歩ついでの朝ごはんにもいいみたい。個人的にはバイトの男の子がとても爽やか丁寧で朝から好感が持てました。接客大事。台湾のラジオが流れて静かなひととき。
美味しいと噂の焼餅夾蛋にシンプルな豆漿。黒糖や紅茶もあるけどわたしは糖豆漿が好きなので、プレーンをオーダーして自分で三温糖を入れて甘くすることにしました。・・・が、正直ちょっと失敗。ここの豆漿、デフォルトがちょっと塩っぱいですね。ガムシロや三温糖を足すと甘味と塩味が喧嘩するので、プレーンのままか別の味を頼んだ方が良いかもしれません。
そして焼餅夾蛋。なるほど、うまい。なんだこの甘塩っぱいタレの味は?これまで食べてきた普通に卵焼きが挟んである焼餅と全然別モノだぞ?と分解してみると、たっぷりのタレがどろり。どうやら台湾醤油と台湾マヨネーズが中に入っているらしい。なんていうか、甘めのとんぺい焼き挟んでるみたいな感じ。朝食というよりストリートフードな味付けでクセになる美味しさでした。四谷勤めのサラリーマンがサッと寄ってこれ食べていくの、いいなあ羨ましいファストフードだ。
たい焼きの名店「わかば」
四ツ谷一餅堂、罪深い立地がいけない。なんとこの店の真ん前は東京三大たい焼きと言われるかの名店「わかば」。これは立ち寄るほかありません。朝から一匹購入、パリパリの皮にぎっしりのあんこはちょっと強めに塩が効いててコクのある感じ。
店頭にはあんこのみもパック売りされているので300gの一番小さいのを買っておきました。いま冷凍庫に入れてあるのでそのうち解凍して老舗のあんこをゆっくり堪能するつもり。
ちなみに、ここから20メートルのところには昔ながらのカステラで有名な「坂本屋」さんがあって、ザラメざりざりのみっちり詰まった黄色いカステラが朝は焼き立てで買えます。背中の丸い職人のおじいちゃまが作る大きな一枚カステラを切り分けてもらって箱なしの小さなお包みでひとつ買いました。
台湾朝ごはん食べてから、この順番で店が開店していくので次々に立ち寄ってしまいました。四谷のここはデンジャーゾーン。しかし全くムダのない導線なので、ある意味買い食いの一石三鳥で旅行者にはありがたい立地とも言える。
釜浅商店にまな板を見に行こう
お久しぶりです、合羽橋。台所道具のパラダイス。京都にないから現物が見たいシリーズ、今回は釜浅商店で黒いまな板を触りにきました。インスタか雑誌か何かで見てちょっと気になっていたので、サイズ感と重さを確認しに。
黒いまな板は樹脂製で包丁の刃のあたりが優しく、あと木製と違って漂白できるというのがポイントらしい。あとなんといっても黒なので材料の視認性が高い。見た目もかわゆい。隣の包丁専用店舗で刃あたりも確認させてもらって、一番小さいのを買ってみました。結構重いのでこのサイズより大きくなるとどうかなあ。
それにしても色々なものがあって楽しいよねえ。釜浅商店はパリにも支店出来ましたし店構えがおしゃれだから目を引くよね。店員さんも結構積極的にアプローチしてくるので買いたいモノがあるときはガンガン質問できていいと思う。一人暮らしを始めた男の子が黒いまな板を悩んでて微笑ましく見守ってしまいました。
卵焼き器のそこに銘入れられるんだ!とか
気になってたタガのないおひつも触ってみた
めちゃくちゃ売れてた七輪
ちなみに、お友達についていったカジワラキッチンサプライでこの形結構珍しいなと思ってゆでたまご切り器を衝動買いしてしまいました。最近お弁当のゆでたまご横割りにしてるからな・・・これは縦割りだな・・・(買ってから気づく)
すごいシンプルな形なのにたけえ
東京で最古のおにぎり店「宿六」
前から行きたかったお店、ようやくタイミング合わせて行けた!ミシュランビブグルマン獲得のおにぎり専門店。お昼早々に名前を書きに行って(ちなみに来店者全員揃わないとNG)裏手の純喫茶ロッヂで時間を潰していざ入店。
お味噌汁付きのおにぎり2個セットにしました。具材を選ぶのがまた大変。わたしは鮭と山ごぼう、お友達は梅干しと生姜味噌漬。出てきたおにぎりは、まあ美しい形であることよ!ふわっと固からず柔らかからず、海苔もクセのない味で、普段残りごはんとか安いおにぎり海苔で適当にやっつけてるのとはまあ違う。けど、おにぎりなんで「めちゃうま!」って訳でもなく、丁寧に作られたシンプルな物をいただくじんわりと噛み締める幸せ感。あと、一気に2個来るんじゃなくて、ひとつづつ、時間差で握りたてを提供してくれるのも細やかでありがたいポイント。
おにぎりっていつも何かのついでに作るようなところあるから、真正面で向き合うことって無いんだよねえ。こういうシンプルなものを専門店で食べられるのって贅沢だなあと思います。わたしもこんなおにぎり作れるようになりたい!なんて思わない。プロの作ったやつが一番。迷いなく買う(笑)
あと、友達んちにも行ってきた
浅草といえば、昔はよく大学時代の友人が営む菓子店「NOAKE」に顔を出していたものでした。長らく音信不通だったのがこのブログをきっかけに再会し、NOAKEを立ち上げるときに簡単なホームページを作ったり、店に行くとケーキの切れっ端もらって「あんたのブログの人来たよすごいね」「そうなんだ!それは嬉しいねえ」なんて話をしたり。
このブログでも周年の読者プレゼントにお菓子をドバッと提供してもらったり、子供産んだときにホールケーキいきなり送ってきたのを丸食いしてたりしてましたので「NOAKE」の事を覚えてくださっている方がいるかもしれません。
そんな彼女ですが、実は3年ほど前に急逝しまして早々とお空の星になってしまいました。今回は浅草にステイしたついでに京都土産持ってお線香をあげに行ったりもしましてね。あの人、戒名に「菓」の字入ってたの今気づいたわ超かわいいじゃん。ちなみに浅草と松屋銀座のお店は営業していますので機会がありましたら是非。また、ブログを見てお店に来てくださった読者さまにはこれを機会に心よりお礼申し上げます。
宿六の隣の大学いも屋気になりすぎた
久々の幕張メッセ遠すぎて電車間違えてスライディング到着
1日二万歩歩きましたので、まだ東京観光は続きます。
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