祇園祭・山鉾町浴衣コレクション in NHK京都放送局
祇園祭2022も終わりに差し掛かる中、NHK京都放送局でやっている浴衣展示を見に行きました。それぞれの山鉾の運営維持管理をしている地域の皆さまが着ている浴衣はユニフォームみたいなもので、例えば囃子方が鉾の上で演奏しているときに着ていたり、宵山の運営のときにスタッフさんが着ていたりと何かと目にするのですが、これが一同に揃うとはさすがNHK。これぐらい力持ってないとなかなか出来ない良い企画。
それぞれ山鉾にはモチーフがあるので、浴衣のデザインにもしっかり反映されているのが見どころ。NHKサイト解説によると月鉾みたいに2年単位で更新しちゃうようなところもあれば、もう10年は同じ浴衣を着ているようなところもあって、デザイン変更のスパンはまちまちみたいですね。あと帯もなにげにこだわっている山鉾があって見逃せない。
長刀鉾、函谷鉾、白楽天山
長刀鉾の「長」の字ってもはやブランドばりの格
四条傘鉾、油天神山、月鉾
四条傘鉾はほぼヴィヴィアン
月鉾のうさぎやっぱりキャワワだな
蟷螂山、鶏鉾、綾傘鉾、占出山
蟷螂山ってカマキリだけじゃなくて薔薇もモチーフなんだ・・・!
綾傘鉾のバイカラーはおしゃれで推せる
和装だけじゃなくて、デザインにご興味のある方ならテキスタイルデザインとしてとても楽しめると思います。それぞれこのモチーフと祇園祭のマークと、みたいな縛りがあって、色々な縁者にデザインを依頼していたり、学生さんなどの若いブレインが提案していたりしています。自分だったらどうデザインするかしら・・・とつい考えちゃう。反物みたいな連続柄ってすごい難しいよあ、着物って出る面の柄でおおいに印象が変わるものですし。
菊水鉾、芦刈山、太子山
放下鉾、岩戸山、船鉾
岩戸山はモダンでグラフィカル
橋弁慶山、北観音山、南観音山、黒主山
ここだけベージュ地なの熱いそして牛若弁慶モチーフも熱い
黒主山は当然黒色で個性強め
八幡山、浄妙山、鯉山、鷹山、大船鉾
196年ぶり復活の鷹山は学生さんデザイン
さて、ひたすら写真を撮った浴衣展示でしたがこれもあと数年したらまた新調されて様子が変わるのかなと思うと、祭りみたいなものって伝統的ながらも少しづつ変わっていくものよねえと実感。祇園祭はこういうデザイン的に気になる側面も多々あるので今回のNHKさん展示、ぜひ来年以降も続けてほしいわあ。できれば手ぬぐい展示もより強化していただきたい。
期待してた手ぬぐい展示はうちの方が充実してたので良かったら貸します
こんな涼しいところでNHKアーカイブ10000本見れるって最高だな
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