大極殿本舗六角店 栖園の琥珀流し(5月)
ついに勝手に琥珀流しコンプリートもスタートから1年(10月食べてないけど)。めっぽう美味しかった4月の桜蜜から間髪いれずに5月をやっつけてまいりました。GWの最終日はすでに人もまばらでまさかの待ち時間ナシ。人気店ってのはタイミングですね。
5月は緑の抹茶蜜で琥珀流し
桜散り新緑薫る五月は新茶の季節でもございます。今月の琥珀流しは目に美味しい青葉、抹茶蜜。桜味に続いて抹茶味につきましてもわたしはほとんど興味がないため、とかく抹茶味がフィーチャーされる京都スイーツの世界ではほとんど無表情で生きています。
渋い。色味もシンプルな構成も渋い。京都の抹茶スイーツはだいたいアジア人か派手なレンタル着物を着た若人向けのファンシーなグリーンですから、この有無を言わさない濃茶色はとてもオトナですね。お庭のグリーンと相まって、風が抜けるような爽やかな見た目。どれどれ。
味もまたとてもシンプル。これは抹茶蜜といっても甘い抹茶なのではなく、普通のシロップ琥珀流しにお濃茶をかけた感じなのかしら・・・?とてもビターで媚びた甘さがありません。あれ、どっかにもっと甘いところあるのかな、と思ってスプーンを奥に差し込んでみても甘い溜まりは見つからず。ギリギリ甘い。抹茶の香ばしさや苦味を、小豆で補完しながらいただくというクールな琥珀流しでありました。初夏ですなあ。
一旦勝手にランキング発表
さて、11ヶ月通ってまたコンプリートには届いておりませんのでまた10月(栗とあずき)になったらコンプリートの記事を書くことにしましょう。でもね、琥珀流しの質感を考えると10月は上位に食い込まない気がするのよね。現状のランキングはだいたいこんな感じかなあ。
わたしの琥珀流し勝手にランキング(2018年5月)
※好みには個人差がございます ※記憶がもう曖昧です
1番 4月 桜蜜の琥珀流し
2番 11月 柿の琥珀流し
3番 7月 ペパーミントの琥珀流し(ソーダ水添え)
4番 1月 白味噌の琥珀流し
5番 12月 黒豆と黒糖の琥珀流し
6番 6月 梅酒蜜の琥珀流し
7番 5月 抹茶蜜の琥珀流し
8番 3月 甘酒の琥珀流し
9番 9月 ぶどうの琥珀流し
10番 8月 冷やしあめの琥珀流し
11番 5月 チョコレートの琥珀流し
色の美しさや異素材インパクトを兼ね備えたタイプと比較的スタンダードなタイプに分かれますね。上位三位は美しさとバランスが良かった。その次は味のコクが好みだったもの、そのあとは三々五々(笑)10月を楽しみに、また気がついたら二周目通いをしたいと思います。
お庭のガラス窓はもう全開でした。京都にいらっしゃって六角通を歩くことがあったら是非琥珀流しで一服しましょう。偽名のわたしが隣に座っているかもしれません(急にホラー)。
大極殿本舗 六角店(栖園)
京都府京都市中京区六角通高倉東入ル南側堀之上町120
[和菓子販売]9:00~19:00
[甘味処]10:00~17:00
日曜営業